照葉
八千代
時松
羽子板美人
女は萬龍
洋装美人
看護婦
愛国美人
   
   
   
   

 当時を代表する美人としては、新橋芸者の「照葉」「萬龍」「音丸」などが東
の代表で、西は大阪富田屋の「八千代」等々、あほまろが狂ったのも当然、今見
てもみなさんとってもお綺麗なのです。
 このような美人と風俗の絵葉書、もの凄い数を集めてしまいました。でも、集
めるだけじゃ無く、ちゃんとアルバムに整理してデーターベースで検索すること
も出来るようになっているのですよ。
 美人絵葉書を研究していると、当時のいろいろなことが解ってきなす。これも
収集の楽しみなのでしょう。たとえば、当時美人絵葉書の製造元で有名だった銀
座の上方屋の絵葉書には、芸者さんだけでは無く素人美人を多用し、他の会社に
は無い初々しさを醸し出しております。それも、社主前田氏の実娘花子さんまで
も起用してしまう熱の入れようだったのです。
 当時の絵葉書美人といえば、今でいうテレビアイドルと同様だったはず。おか
げで、花子さんには素敵な縁談が持ち上がり、結婚後神田上方屋としてのれん分
けをしてもらい、歌舞伎や新劇の絵葉書専門店で大いに繁盛したようです。