令和8年(2026)10月16日(金)  旧暦9月6日 友引
今朝の撮影 Data
SONY α1 II
Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG
iPhone 17 Pro Max
現像 Adobe Photoshop Lightroom CC
撮影枚数 717枚
- 影ひとつ 空へ伸びゆく秋の朝 消えぬ思いは胸に残りて -

 今朝は、久しぶりにあほまろが「天空半影」と名付けている、不思議な現象を見ることができました。 浅草寺境内から東京スカイツリーを眺めていると、昇ってきた太陽がちょうど東京スカイツリーの真後ろに重なる、ごく短い瞬間があります。
 その時です。
 東京スカイツリーのてっぺんから、まるで天に向かって一本の黒い筋を引いたような影が、青空の中へすうっと伸びてゆくのです。
 太陽から光が差しているのなら、本来なら光の筋が見えるはずなのに、ここでは反対に、空へ向かって「影」が伸びているように見えるのですよ。

 あほまろは、この現象を勝手に「天空半影」と呼んでおります。
 もちろん正式な気象用語ではありませんよ。
 しかし、「スカイツリーの影」と呼んでしまっては、なんとも味気ないではありませんか。
 地上に落ちる影ではなく、空の中に現れて、天へと伸びてゆく影なのですから、「天空半影」という名前が似合っているように思えるのです。

 これは、太陽が東京スカイツリーによって遮られ、その背後にできた影が、大気中の霞や微粒子、薄い雲などによって散乱した光の中に、暗い帯となって浮かび上がっているのでしょう。
 つまり、空そのものに影が貼り付いているわけではありません。
 けれども人間の目には、確かに東京スカイツリーの先端から、一本の影が天に向かって延びているように見えるのです。
 これが、なんとも不思議なのですよ。
 しかも、この光景は一年中見られるわけではありません。
 浅草寺から眺めた太陽の昇る位置は、季節とともに少しずつ移動していきます。その太陽が東京スカイツリーの背後を通過する時期が、春と秋の年二回やって来るのです。
 とはいっても、観察できる好機は、それぞれわずか四、五日ほど。
 さらに、東京スカイツリーと太陽とがうまく重なり、「天空半影」が最も美しく見える時間となれば、ほんの二分にも満たないほどなのです。
一年に二度しか巡って来ない数日間。  しかも、その日の空が晴れていなければいけません。

 晴れ過ぎても、大気が澄み切っていると影が目立たないことがあります。逆に雲が厚ければ、太陽そのものが隠れてしまいます。
 太陽があり、東京スカイツリーがあり、そして空には影を浮かび上がらせてくれる程度の霞や薄雲がある。
 その条件が偶然そろった時だけ、天空に一本の影が現れるのです。
 だから、予定表に「○月○日、天空半影出現」と書いておけば見られる、というものではありません。
 お天道さまの都合と、雲の都合と、大気の都合。それに東京スカイツリーの都合まで全部そろわなければならないのであります。
 自然というものは、ずいぶん気難しい演出家ですよね。

 あほまろは東京スカイツリーが完成する以前から、この太陽の動きを気にして眺めてきました。
 やがて巨大な塔が完成し、春と秋になるたびに、「そろそろ太陽がスカイツリーの後ろへ来る頃だな」と期待して、毎朝同じ場所から空を眺めるようになったのです。
 しかし、実際に美しい天空半影を見ることができた朝は、それほど多くありません。

 東京スカイツリー完成後の長い年月を振り返っても、あほまろが確認できたのは二十回ほどでしょうか。
 そして今朝の天空半影は、その中でもかなり条件の良いものでした。
 太陽は東京スカイツリーの背後から眩しい光を放ち、その上には、細く濃い影がまっすぐ天空へと伸びておりました。
 右には浅草寺の五重塔。
 中央には東京スカイツリー。
 その背後には太陽。
 そして、その先には天空半影。

 江戸から続く浅草の伽藍と、平成の東京に誕生した東京スカイツリー、それに何億年も昔から変わることなく昇り続けている太陽が、ほんのわずかな時間だけ一直線に並んだのです。
 考えてみれば、なんとも壮大な取り合わせではありませんか。
 人間が造った建物の寿命など、太陽から見れば一瞬でしょう。
 浅草寺の五重塔も東京スカイツリーも、いつの日か姿を変える時が来るのかもしれません。
 それでも太陽は、何事もなかったように東から昇る。
 だからこそ、あほまろは毎朝同じ場所へ出かけ、同じような写真を撮り続けているのでしょうね。

「毎朝同じ景色を撮って、何が面白いのですか」
 そんなことを聞かれることがあります。
 でも、同じ朝なんて、一度もありませんよ。
 昨日と今日では太陽の位置が違います。
 空の色も違います。
 雲も違えば、風も違う。
 ハトたちの機嫌も違えば、カラスたちが待っている場所だって違います。
 そして、あほまろ自身も昨日より一日だけ歳を取っているのであります。
 同じ場所に立ち続けているからこそ、昨日との小さな違いに気付くことができる。
 天空半影も、そんな「毎朝見続けている者へのご褒美」のようなものなのかもしれませんね。

 そして今朝、この天空半影を眺めながら、あほまろが思い浮かべていたのは、ヒロちゃんのことでした。
 写真の左上には、今のヒロちゃんの姿も入れてみました。
 すっかり弱ってしまい、静かに横になっている時間が長くなったヒロちゃん。
 できることなら、
「ヒロちゃん、見てごらん。今日は久しぶりに天空半影が出たよ」
 そう言って、この空を一緒に見せてあげたかったですよ。
 もちろん猫ですから、天空半影なんて説明したところで、
「それがどうしたの」
 とでもいう顔をするだけだったでしょうけどね。
 それでいいのです。
 同じものを見て感動してくれなくても、同じ朝を一緒に過ごしてくれるだけでよかったのです。

 空に伸びた影は、しばらくすると少しずつ薄くなり、気が付けば何事もなかったかのように青空へ溶けてしまいました。
 ほんの二分足らずの出来事です。
 だから美しいのでしょう。
 いつまでも続くものなら、人はきっと見向きもしなくなります。
 桜もそう。
 朝焼けもそう。
 そして、一緒に暮らす家族や動物たちとの時間だって、きっと同じなのでしょうね。
 いつまでもあると思っていたものほど、失いそうになった時、その大切さに気付くものです。

 今朝の天空半影は、そんなことまであほまろに考えさせてくれましたよ。
 そして来年の秋にも。
 太陽と東京スカイツリーが同じ位置に並べば、天空半影が現れる可能性はあります。
 けれども、今日という日の天空半影は、今日しか見ることができません。
 だから、あほまろは写真に残すのです。
 空に現れて、わずか二分ほどで消えてしまった一本の影を。
 そして、その朝、ヒロちゃんのことを思いながらシャッターを切ったという記憶も一緒に――。

「天の影 伸びては消える 二分間 ヒロに見せたき 今日の浅草」
「影ひとつ 空へ伸びゆく 秋の朝 消えぬ思いは 胸に残りて」(阿呆人也)

 今朝の日の出は午前5時48分。平成中村座。

。

 ハナカイドウの実。

 十月桜。

 境内南側の工事が始まりました。

 木が一本切られましたよ。

 旧五重塔跡碑は残るのかな。

 梶原さん、おはようございます。

 おはようございます高橋さん。旅行からお戻りになって、おみやげを頂きました。

 中村さん、おはようございます。

 守護さんからお線香を頂いて、みなさんでお参り。

 おはようございます。今朝は開門5分前にやって来た、野崎さん。

 いつものおねえさんもお参り中。

 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。

 日本のナイチンゲールと称される瓜生岩子像。

 少しずつ色づき始めたイロハモミジです。

 定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、風格ある幹や力強く伸びる枝ぶりはもちろんのこと、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれております。

 昨年から落ちることなく枝に残り続けている三枚の葉があります。新しく茂った深緑の葉にそっと覆われ、その存在に気づく人はほとんどおりませんが、あほまろは毎朝、その葉の姿を探してしまうのでございます。

 令和の大改修を終え、広々とした境内西広場。以前とはまったく違う景色になりましたが、開放感あふれる新しい浅草寺の表情が広がっております。

 今朝の天空半影。

 お店の取り壊し作業が終わった伝法院通りでは、これから石垣や塀の補修工事が始まるのです。

 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。

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 夕べの睡眠は85%でした。

 おはようヒロちゃん。

 今朝の朝の朝食は、野菜とソーセージよ卵焼きにパン。デザートは巨峰。 

 妻のコレクションは、アスリーちゃんとジョルジャさん。

 昨日の東京スカイツリー。

 しゅと犬くん。

 昨日は、嫌な大臣に飛ばされたので、再放送。

 あほまろお帰りなさい。

 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、娘がケンタを買ってきた。デザートはリンゴ。

 妻のコレクションは、祥子ちゃんと知子ちゃん。

Memo
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