今朝は、久しぶりにあほまろが「天空半影」と名付けている、不思議な現象を見ることができました。
浅草寺境内から東京スカイツリーを眺めていると、昇ってきた太陽がちょうど東京スカイツリーの真後ろに重なる、ごく短い瞬間があります。
その時です。
東京スカイツリーのてっぺんから、まるで天に向かって一本の黒い筋を引いたような影が、青空の中へすうっと伸びてゆくのです。
太陽から光が差しているのなら、本来なら光の筋が見えるはずなのに、ここでは反対に、空へ向かって「影」が伸びているように見えるのですよ。
あほまろは、この現象を勝手に「天空半影」と呼んでおります。
もちろん正式な気象用語ではありませんよ。
しかし、「スカイツリーの影」と呼んでしまっては、なんとも味気ないではありませんか。
地上に落ちる影ではなく、空の中に現れて、天へと伸びてゆく影なのですから、「天空半影」という名前が似合っているように思えるのです。
これは、太陽が東京スカイツリーによって遮られ、その背後にできた影が、大気中の霞や微粒子、薄い雲などによって散乱した光の中に、暗い帯となって浮かび上がっているのでしょう。
つまり、空そのものに影が貼り付いているわけではありません。
けれども人間の目には、確かに東京スカイツリーの先端から、一本の影が天に向かって延びているように見えるのです。
これが、なんとも不思議なのですよ。
しかも、この光景は一年中見られるわけではありません。
浅草寺から眺めた太陽の昇る位置は、季節とともに少しずつ移動していきます。その太陽が東京スカイツリーの背後を通過する時期が、春と秋の年二回やって来るのです。
とはいっても、観察できる好機は、それぞれわずか四、五日ほど。
さらに、東京スカイツリーと太陽とがうまく重なり、「天空半影」が最も美しく見える時間となれば、ほんの二分にも満たないほどなのです。
一年に二度しか巡って来ない数日間。
しかも、その日の空が晴れていなければいけません。
晴れ過ぎても、大気が澄み切っていると影が目立たないことがあります。逆に雲が厚ければ、太陽そのものが隠れてしまいます。
太陽があり、東京スカイツリーがあり、そして空には影を浮かび上がらせてくれる程度の霞や薄雲がある。
その条件が偶然そろった時だけ、天空に一本の影が現れるのです。
だから、予定表に「○月○日、天空半影出現」と書いておけば見られる、というものではありません。
お天道さまの都合と、雲の都合と、大気の都合。それに東京スカイツリーの都合まで全部そろわなければならないのであります。
自然というものは、ずいぶん気難しい演出家ですよね。
あほまろは東京スカイツリーが完成する以前から、この太陽の動きを気にして眺めてきました。
やがて巨大な塔が完成し、春と秋になるたびに、「そろそろ太陽がスカイツリーの後ろへ来る頃だな」と期待して、毎朝同じ場所から空を眺めるようになったのです。
しかし、実際に美しい天空半影を見ることができた朝は、それほど多くありません。
東京スカイツリー完成後の長い年月を振り返っても、あほまろが確認できたのは二十回ほどでしょうか。
そして今朝の天空半影は、その中でもかなり条件の良いものでした。
太陽は東京スカイツリーの背後から眩しい光を放ち、その上には、細く濃い影がまっすぐ天空へと伸びておりました。
右には浅草寺の五重塔。
中央には東京スカイツリー。
その背後には太陽。
そして、その先には天空半影。
江戸から続く浅草の伽藍と、平成の東京に誕生した東京スカイツリー、それに何億年も昔から変わることなく昇り続けている太陽が、ほんのわずかな時間だけ一直線に並んだのです。
考えてみれば、なんとも壮大な取り合わせではありませんか。
人間が造った建物の寿命など、太陽から見れば一瞬でしょう。
浅草寺の五重塔も東京スカイツリーも、いつの日か姿を変える時が来るのかもしれません。
それでも太陽は、何事もなかったように東から昇る。
だからこそ、あほまろは毎朝同じ場所へ出かけ、同じような写真を撮り続けているのでしょうね。
「毎朝同じ景色を撮って、何が面白いのですか」
そんなことを聞かれることがあります。
でも、同じ朝なんて、一度もありませんよ。
昨日と今日では太陽の位置が違います。
空の色も違います。
雲も違えば、風も違う。
ハトたちの機嫌も違えば、カラスたちが待っている場所だって違います。
そして、あほまろ自身も昨日より一日だけ歳を取っているのであります。
同じ場所に立ち続けているからこそ、昨日との小さな違いに気付くことができる。
天空半影も、そんな「毎朝見続けている者へのご褒美」のようなものなのかもしれませんね。
そして今朝、この天空半影を眺めながら、あほまろが思い浮かべていたのは、ヒロちゃんのことでした。
写真の左上には、今のヒロちゃんの姿も入れてみました。
すっかり弱ってしまい、静かに横になっている時間が長くなったヒロちゃん。
できることなら、
「ヒロちゃん、見てごらん。今日は久しぶりに天空半影が出たよ」
そう言って、この空を一緒に見せてあげたかったですよ。
もちろん猫ですから、天空半影なんて説明したところで、
「それがどうしたの」
とでもいう顔をするだけだったでしょうけどね。
それでいいのです。
同じものを見て感動してくれなくても、同じ朝を一緒に過ごしてくれるだけでよかったのです。
空に伸びた影は、しばらくすると少しずつ薄くなり、気が付けば何事もなかったかのように青空へ溶けてしまいました。
ほんの二分足らずの出来事です。
だから美しいのでしょう。
いつまでも続くものなら、人はきっと見向きもしなくなります。
桜もそう。
朝焼けもそう。
そして、一緒に暮らす家族や動物たちとの時間だって、きっと同じなのでしょうね。
いつまでもあると思っていたものほど、失いそうになった時、その大切さに気付くものです。
今朝の天空半影は、そんなことまであほまろに考えさせてくれましたよ。
そして来年の秋にも。
太陽と東京スカイツリーが同じ位置に並べば、天空半影が現れる可能性はあります。
けれども、今日という日の天空半影は、今日しか見ることができません。
だから、あほまろは写真に残すのです。
空に現れて、わずか二分ほどで消えてしまった一本の影を。
そして、その朝、ヒロちゃんのことを思いながらシャッターを切ったという記憶も一緒に――。
「天の影 伸びては消える 二分間 ヒロに見せたき 今日の浅草」
「影ひとつ 空へ伸びゆく 秋の朝 消えぬ思いは 胸に残りて」(阿呆人也)
今朝の日の出は午前5時48分。平成中村座。
ハナカイドウの実。
十月桜。
境内南側の工事が始まりました。
木が一本切られましたよ。
旧五重塔跡碑は残るのかな。
梶原さん、おはようございます。
おはようございます高橋さん。旅行からお戻りになって、おみやげを頂きました。
中村さん、おはようございます。
守護さんからお線香を頂いて、みなさんでお参り。
おはようございます。今朝は開門5分前にやって来た、野崎さん。
いつものおねえさんもお参り中。
子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
日本のナイチンゲールと称される瓜生岩子像。
少しずつ色づき始めたイロハモミジです。
定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、風格ある幹や力強く伸びる枝ぶりはもちろんのこと、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれております。
昨年から落ちることなく枝に残り続けている三枚の葉があります。新しく茂った深緑の葉にそっと覆われ、その存在に気づく人はほとんどおりませんが、あほまろは毎朝、その葉の姿を探してしまうのでございます。
令和の大改修を終え、広々とした境内西広場。以前とはまったく違う景色になりましたが、開放感あふれる新しい浅草寺の表情が広がっております。
今朝の天空半影。
お店の取り壊し作業が終わった伝法院通りでは、これから石垣や塀の補修工事が始まるのです。
あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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夕べの睡眠は85%でした。
おはようヒロちゃん。
今朝の朝の朝食は、野菜とソーセージよ卵焼きにパン。デザートは巨峰。
妻のコレクションは、アスリーちゃんとジョルジャさん。
昨日の東京スカイツリー。
しゅと犬くん。
昨日は、嫌な大臣に飛ばされたので、再放送。
あほまろお帰りなさい。
夕べの夜の夕食の晩ご飯は、娘がケンタを買ってきた。デザートはリンゴ。
妻のコレクションは、祥子ちゃんと知子ちゃん。
MemoiPhone 17 ProMAX