秋の朝は、少しずつ遠くなっていきます。
それでも、いつもの早朝参拝のみなさんは、辺りがまだ暗いうちから変わらずお参りにいらっしゃいますよ
東京の日の出は、午前5時37分。あほまろの早朝散歩は、毎朝午前4時ちょうどに雷門前へ到着するように家を出ておりますから、今朝も日の出までは、まだ一時間半以上もありましたよ。
ついこの間まで、散歩の途中で空が白み始め、気が付けば東の空から朝日が差し込んでいたというのに、10月に入ると日の出は日増しに遅くなっていきます。
秋という季節は、木々の葉が色づいた時に初めて気付くものではありませんね。
毎朝同じ時刻に、同じ場所を歩いていると、空の色が変わる時刻、鳥たちが動き出す時刻、境内に人が増えてくる時刻、そんなところから季節の移ろいが見えてくるのですよ。
夏のころなら午前4時を過ぎれば東の空にはすでに朝の気配がありました。それが今では、雷門の大提灯を見上げても、頭上にはまだ夜が居座っております。 これから日の出はさらに遅くなり、月末ともなれば午前6時を過ぎる頃まで、太陽はなかなか顔を出してくれなくなります。 太陽にも夏の疲れが出て、朝寝坊を決め込んでいるのでしょうかね。
もっとも、あほまろには季節に合わせて朝寝坊をするという器用な芸当はありません。
太陽が寝坊しようが、雨が降ろうが風が吹こうが、午前4時になれば雷門前に立っているのですから、人間というより、そろそろ浅草寺の設備の一部と思われているかもしれませんよ。
そして10月からは、浅草寺本堂の開堂時間も冬時間となり、午前6時30分になりました。冬時間は3月末まで続き、4月から9月までは午前6時開堂です。
わずか30分の違いですが、毎朝歩いている者にとって、この30分は結構大きな違いなのですよ。
夏なら、明るくなった境内で写真を撮りながら本堂の開堂を待つことができますが、これからはそうはいきません。
11月ともなれば、散歩のかなりの時間を夜のような暗さの中で過ごすことになります。
それでも、暗い浅草寺というのも悪くありませんよ。
昼間は世界中からやって来た観光客で賑わう境内も、夜明け前だけは別の顔を見せてくれます。
宝蔵門も五重塔も闇の中に静かに浮かび、本堂の灯りが石畳に落ち、時折、カラスの鳴き声だけが境内に響きます。
そんな時間にひとり歩いていると、浅草寺が観光地になるずっと以前から続いてきた「祈りの場所」に戻ったような気分になることもありますよ。
やがて空が少しずつ藍色に変わり、屋根の輪郭が見え始め、ハトたちが動き出します。
毎朝見ている光景なのに、この「夜から朝へ」のほんのわずかな時間だけは、何年眺めても飽きませんね。
ところが困ることもあります。日の出が遅くなるにつれて、いつものワンちゃんたちの散歩時間も少しずつ遅くなってしまうのですよ。
ところが寒くなれば、ワンちゃんだって飼い主さんだって、暗いうちから無理をして出てくる必要はありません。
「まだ暗いから、もう少し寝ていよう」
きっと、布団の中でそう相談しているのでしょうね。
犬は毛皮を着ているから寒くないと思われがちですが、飼い主さんには毛皮がありませんからね。冬の早朝散歩でいちばん大変なのは、案外ワンちゃんではなく、リードの反対側にいる人間なのかもしれませんよね。
そのため、これから季節が進むにつれて、いつもの時間にいつもの場所を歩いても、馴染みのワンちゃんたちに出会えない朝が増えてきます。
毎朝会っている時には、ただの「おはよう」なのですが、会えなくなって初めて、その何気ない挨拶が一日の始まりにとって大切だったことに気付くものですね。
これは人間も犬も、ハトもカラスも同じなのかもしれません。
毎朝そこにいること。毎朝顔を見ること。
そして、
「おはよう」と声をかけること。
たったそれだけのことなのに、何年も積み重なれば、それは立派な浅草の朝の歴史になっていくのですよ。
あほまろは、できる限り浅草寺本堂の開堂に合わせず、いつもの時間を歩きたいと思っております。
しかし、あほまろの散歩は、ただ歩くだけではありません。雷門を撮り、仲見世を撮り、宝蔵門を撮り、境内の木々を眺め、ハトが飛べば立ち止まり、カラスが来れば話しかける。
そうこうしているうちに、時計の針など簡単に進んでしまいます。
特に写真は光が無ければ始まりません。10月中旬を過ぎれば、日の出の時刻に合わせて撮影時間そのものを少し遅らせなければならない日も増えてくるのでしょうね。
毎朝のレギュラーのみなさんも、散歩が遅くなってしまうのです。
あほまろが時間通りに行動しても、開門後は帰ってしまうので、
「最近、あほまろさん来ないね」
なんてワンちゃんたちに心配されてしまうかもしれませんよ。
そこでこれからは、朝友のみなさんとも、
「明日は何時ごろにしますか」
などと、時々相談しながら歩くことになりそうですよ。
浅草の朝の時間調整となれば、相談相手には人間だけではなく犬もハトもカラスもいるのですから。
もっとも、ビクトリー君や貫太郎君に、
「明日は日の出が遅いので、集合を30分遅らせます」
と言ったところで、聞いてくれるとは思えません。
彼らには彼らの時計がありますからね。
そして、これから秋はさらに深まっていきます。境内の木々も少しずつ色を変え、やがて黄色や赤に染まり、落ち葉が石畳を転がる季節がやって来ます。
朝の空気も、今は「涼しい」と感じる程度ですが、そのうち吐く息が白くなり、手袋が欲しくなる朝へと変わっていくのでしょう。
夏の朝には夏の匂いがあり、秋の朝には秋の音があります。乾いた落ち葉を踏む音、遠くから聞こえる箒の音、鳥の羽音、そして開堂を待つ人たちの静かな話し声。
そんな小さな変化を拾いながら歩けるのも、毎朝同じ場所を歩き続けている者だけが味わえる楽しみなのかもしれません。
季節は、ある日突然変わるものではありません。一分ずつ遅くなる日の出のように、誰にも気付かれないほどゆっくりと、それでも確実に進んでいくものなのですね。
人間も同じなのでしょう。昨日と今日では何も変わっていないように思えても、一日、一日と時は積み重なっています。
だからこそ、今朝出会った人、今朝出会った犬、今朝遊んだハトやカラス、そして今朝見上げた空を、写真に残しておきたいのです。
明日の朝も同じ景色が見られる保証などありませんからね。
それでも明日になれば、あほまろはまた暗いうちからカメラをぶら下げて雷門へ向かいます。日の出が何時になろうが、開堂時間が変わろうが、秋が深まり冬がやって来ようが――。
浅草の朝は毎日一度しかありません。
そして、その一度きりの朝を見届けることが、長いこと続けてきた、あほまろの日課なのでありますよ。
「一分ずつ 朝日は寝坊秋深し それでも我は四時雷門」(阿呆人也)
今朝の日の出は午前5時37分。本堂には4時20分頃に着くのですよ。
今日は、約2か月ぶりに青空が広がる週末となりましたね。東京都心では昨日まで37日連続で降水が観測されていましたが、今日は雨の心配もほとんどなく、長く続いた連続降水の記録も、ようやく途切れそうですよ。
今朝の外気温は18℃。ひんやりとした空気に包まれ、すっかり秋らしい朝となりました。今日の最高気温は23℃前後まで上がる見込みですが、暑すぎることも寒すぎることもなく、昼間は爽やかで快適な陽気となりそうです。
ハナカイドウの実。
今朝は、先週の北海道旅行でご一緒した杉浦氏が、わざわざ浅草を訪ねてくださいました。ところが、開門後はいつもの犬友たちの写真を撮らなくてはならず、ゆっくりお別れのご挨拶もできないままとなってしまい、たいへん失礼いたしました。またお会いできる日を楽しみにしております。
おはようございます。今朝は開門2分半前にやって来た、山本さん、野崎さんと高橋さん。
早朝散歩のみなさんと開門前の記念写真。
子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
日本のナイチンゲールと称される瓜生岩子像。
そろそろ色づき始めるイロハモミジです。
定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、風格ある幹や力強く伸びる枝ぶりはもちろんのこと、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれております。
昨年から落ちることなく枝に残り続けている二枚の葉。これからもあほまろは毎朝逢いに来ますので、いつまでも頑張ってくださいね、
令和の大改修を終え、広々とした境内西広場。
お店の取り壊し作業が終わった伝法院通り。
あほまろは今日も秘密基地にて、「浅草は、朝が深い」の原稿書きに勤しみますよ。
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夕べの睡眠は85%でした。
おはようヒロちゃん。
今朝の朝の朝食は、魚の粕ズケに野菜とゆで卵。デザートはリンゴ。
妻のコレクションは、旅の天使と女神さま。
昨日の東京スカイツリー。
しゅと犬くん。
あほまろお帰りなさい。
夕べの夜の夕食の晩ご飯は、のり巻きといなり。デザートはシャイマスカット。
妻のコレクションは、ラウルちゃんとレンちゃん。
MemoiPhone 17 ProMAX