令和8年(2026)8月20日(木)  旧暦7月8日 友引
今朝の撮影 Data
SONY α1 II
Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG
iPhone 17 Pro Max
現像 Adobe Photoshop Lightroom CC
撮影枚数 667枚
- 観音の前で「どいて」とライブ中 いいねの前にまず手を合せ -

 最近の浅草寺境内では、まだ観光客の少ない早朝を狙って、YouTubeやSNS用の動画を撮影している方々を、ほとんど毎朝のように見かけるようになりました。
 スマートフォン一台あれば、誰でも撮影者になり、編集者になり、そして世界に向けた放送局にもなれる時代です。昔なら大きなテレビカメラに照明、音声、ディレクター、さらには何人ものスタッフが必要だった映像制作が、今ではポケットから取り出した小さなスマホ一台で出来てしまうのですから、便利な世の中になったものですね。
 あほまろも毎朝カメラを持ち歩いておりますので、「撮りたい」という気持ちはよく分かります。まして浅草寺は、どこを切り取っても絵になる場所ですから、世界中の人たちがカメラを向けたくなるのも当然でしょう。

 今朝も本堂前で、ひと組の外国人カップルが音楽に合わせて華麗なダンスを踊りながら、YouTube用の動画を撮影しておりました。
 女性は白いドレス姿で、男性に手を取られながらクルリ、クルリ。まだ人影の少ない早朝の境内で、まるで映画のワンシーンのように踊っていたのです。
 邪魔をしてはいけないと思い、あほまろはしばらく離れたところから眺めておりましたよ。踊りが終わったところで話を聞いてみると、アメリカのジョージア州からいらした方々とのことでした。そして、いま踊っていた曲は、映画『風と共に去りぬ』で有名な「タラのテーマ」だったそうです。
 なるほど、それで聞き覚えがあったのですね。

 『風と共に去りぬ』は、南北戦争期のアメリカ南部を舞台にした1939年公開の映画で、「タラのテーマ」は作品を象徴する旋律として、映画音楽史に残る名曲です。ジョージア州を舞台にした映画の音楽を、ジョージア州からやって来た二人が、遠く離れた東京・浅草寺で踊る。考えてみれば、なんとも面白い巡り合わせではありませんか。
 映画の舞台となったアメリカ南部から、太平洋を越えて浅草へ。そして、早朝の観音さまの御前で「タラのテーマ」です。
 これぞ現代の「風と共に浅草へ」とでも申しましょうか。踊り終えた二人は、あほまろに「邪魔ではありませんでしたか」と気遣ってくれました。
 もちろん、あほまろは、「いいえ、こちらこそ素敵な踊りを見せていただいて、ありがとうございました」 と答えてあげましたよ。
 聞けば彼らは、日本各地の有名な観光地を訪ね、その土地を背景にダンスを踊り、その様子を動画で配信しているとのことでした。 こういう撮影なら、見ているこちらまで楽しくなりますね。

 ところが、その少し前、雷門前では、まったく正反対の光景に出くわしてしまったのです。
 あほまろが毎朝、雷門前でいつもの定点撮影をしようとすると、雷門の真正面にバイクを停め、カメラに向かって何やら喋りながら撮影をしているカップルがおりました。
 あほまろにとって雷門の定点撮影は、もう長年続けている朝の日課です。
 そこで、「すみません、雷門を一枚撮らせてもらえませんか」とお願いしたところ、その方は「チェッ」と舌打ち。
 そしてカメラに向かって、「邪魔されたから、一旦中止しますね」とでもいうようなことを喋り始めたのでした。
 おやおや。邪魔をしているのは、いったいどちらなのでしょうね。

 雷門は彼らの撮影スタジオではありませんし、まして道路や境内の撮影許可を得たわけでもありません。世界的な観光名所の真正面にバイクを置いて撮影を始めれば、当然ながら他の人も通りますし、写真だって撮りたいのです。
 ところが、カメラを回している本人にとっては、その瞬間だけ世界の中心が自分になってしまうのでしょうか。
 そこへ警備員さんがやって来て、「ここにバイクを停めてはいけません」と注意されましたよ。
 二人は、いかにも不満そうな様子で、しぶしぶバイクを移動したのでありました。
 これが、いわゆる「迷惑系YouTuber」というものなのでしょうね。

 もちろん、YouTuberすべてが迷惑なわけではありません。
 先ほどのジョージア州から来た二人のように、周囲に気を配りながら、自分たちも楽しみ、見ている人にも楽しんでもらう。そんな動画なら、むしろ浅草の魅力を世界に伝えてくれるありがたい存在でしょう。
 問題なのは、再生回数や注目を集めることばかりを優先し、周囲の人たちや、その場所本来の目的を忘れてしまうことなのです。

 そして今朝は、さらにもうひと騒動ございました。
 午前六時、本堂が開門し、あほまろはいつものように賽銭箱の前で手を合わせようとしました。
 すると、ライブ配信をしていた人物から、「いま配信しているので、そこをどいてほしい」と言われてしまったのですよ。
 いやはや、これには驚きました。浅草寺の本堂、それも御本尊さまにお参りするための賽銭箱の前で、「配信の邪魔だから参拝者がどいてくれ」とは、ずいぶん世の中も変わったものです。
 そのとき、隣でお参りをしていたいつもの男性が、「ここはお参りをする場所で、撮影をする場所じゃないだろう」と、代わりに注意してくれましたよ。
 まったくその通りです。

 お寺では、まず仏さまが主役であり、次にお参りする人たちがおります。YouTubeの視聴者数や「いいね」の数は、そのずっと後でよろしいのです。
 ところが、その配信者は懲りるどころか、今度は本堂の中へ移動して撮影を始めましたが、案の定、警備員さんがやって来て、また注意されておりましたよ。
 朝から警備員さんも大変です。観音さまも、さぞや呆れていらっしゃったことでしょう。
「願い事なら聞いてやるが、ライブ配信までは面倒見きれぬぞ」
 なんて、おっしゃっていたかもしれませんよね。

 近年、「迷惑系YouTuber」と呼ばれる人たちの行為が、たびたび社会問題になっております。飲食店やコンビニなどで悪ふざけをしたり、公共の場所で他人を巻き込んだり、過激な行動によって再生回数を稼ごうとしたりするものです。
 けれども考えてみれば、これはYouTubeという新しい道具だけの問題ではないのかもしれません。あほまろには、どこか昔のテレビ撮影にも似ているように思えてしまうのです。
 ひと昔前には、大きなテレビカメラがやって来ると、「撮影中です」のひと言で通行人が止められたり、「そこを空けてください」「映り込まないでください」と言われたりすることもございました。
 もちろん、きちんと許可を得て、周囲に配慮しながら撮影していた番組がほとんどでしょうが、「テレビだから特別」というような空気が漂っていた時代があったことも確かです。

 それが今では、巨大なテレビカメラがスマートフォンに変わっただけなのかもしれません。
 昔はテレビ局だけが持っていた「撮る力」と「発信する力」を、今では誰もが手に入れました。
 これは素晴らしいことです。しかし、力を持つ人が増えれば、その力の使い方も問われます。 カメラを持ったから偉いわけではありません。
 配信しているから優先されるわけでもありません。フォロワーが何万人いようとも、浅草寺では一人の参拝者です。
 そして、カメラの向こうに何万人が見ていようとも、目の前にいる一人への礼儀を忘れてしまっては、どんなに美しい映像を撮っても、どこか寂しいものになってしまいますよね。

 今朝出会った二組の撮影者を思い返すと、その違いは機材でも、国籍でも、YouTubeの登録者数でもありません。
 ほんのひと言、「邪魔ではありませんでしたか」と言えるかどうか。そのひと言だけで、同じ「撮影」が、こんなにも違ったものになるのです。
 ジョージア州から来た二人は、浅草寺を自分たちの舞台に「借りている」という気持ちがあったのでしょう。
 一方で、迷惑な撮影をする人は、公共の場所をいつの間にか「自分の舞台」だと思い込んでしまう。この差は、とても大きいですね。
 写真を撮るあほまろ自身も、これは肝に銘じておかなければいけませんね。
 あほまろも毎朝、境内でたくさんの写真を撮っております。だからこそ、カメラを持つ者は、ときどきファインダーから目を離して、周囲を見る必要があるのでしょう。良い写真を撮る前に、良い通行人であり、良い参拝者でありたいものですからね。

 それにしても、今朝は「タラのテーマ」で優雅に踊るカップルがいたかと思えば、雷門では舌打ち、本堂では「配信中だからどいてくれ」、最後には警備員さんまで登場するのですから、早朝の浅草もなかなか忙しいものですね。
 観音さまの前では、再生回数よりも合掌のほうが、よほど似合いますよ。

「観音の前で「どいて」とライブ中 いいねの前にまず手を合せ」(阿呆人也)

 みんながほんの少しずつ譲り合えば、境内はもっと気持ちのよい舞台になります。
 今朝のジョージア州から来た二人のように、撮影の最後に笑顔で「邪魔ではありませんでしたか」と言える心。そのひと言こそ、どんな高価なカメラや最新のスマートフォンにも付いていない、いちばん大切な「撮影機能」なのかもしれませんね。

 今朝の日の出は午前5時03分。

。

 ハナカイドウの実。

 おはようございます。今朝は開門3分前にやって来た、野崎さんと梶原さんと高橋さん。

 おはよう益美さん、

 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。

 日本のナイチンゲールと称される瓜生岩子像。

 セミが鳴く晩夏の境内をご覧下さい。

 深い緑に包まれたイロハモミジ。

 定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、風格ある幹や力強く伸びる枝ぶりはもちろんのこと、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれております。

 昨年から落ちることなく枝に残り続けている三枚の葉があります。新しく茂った深緑の葉にそっと覆われ、その存在に気づく人はほとんどおりませんが、あほまろは毎朝、その葉の姿を探してしまうのでございます。

 令和の大改修を終え、広々とした境内西広場。以前とはまったく違う景色になりましたが、開放感あふれる新しい浅草寺の表情が広がっております。

 お店の取り壊し作業が終わった伝法院通りでは、これから石垣や塀の補修工事が始まるのです。

 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。

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 夕べの睡眠は遅く寝たので、59%でした。

 おはようヒロちゃん。

 今朝の朝の朝食は、刺身婚約とライスカレー。デザートはブルーベリーと西瓜。

 妻のコレクションは、チリちゃんとウメちゃん。

 昨日の東京スカイツリー。

 しゅと犬くん。

 あほまろお帰りなさい。

 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、久しぶりのトウモロコシとライスカレーの具だけとパン。デザートは西瓜。

 妻のコレクションは、のぞみちゃんとこまちちゃん。

Memo
iPhone 17 ProMAX