今日は「世界写真の日(World Photography Day)」です。写真好きのあほまろにとっては、ちょっと見過ごすわけにはいかない記念日なのでございます。
今では、スマートフォンを取り出して画面に触れれば、誰でも簡単に写真が撮れます。気に入らなければ消して、また撮ればよろしい。十枚でも百枚でも千枚でも、撮っただけでは財布の中身は減りませんからね。ところが、写真というものは、最初からそんな気軽なものではありませんでした。
写真の歴史を大きく動かしたのが、1839年、日本では天保10年の8月19日のことでした。
フランス政府が、画家であり発明家でもあったルイ・ジャック・マンデ・ダゲールによる「ダゲレオタイプ(銀板写真法)」の権利を取得し、その技術を広く世界に公開しました。この出来事によって写真技術が広く知られるようになり、8月19日が今日の「世界写真の日」の由来とされているのです。
もっとも、当時の日本は天保年間。徳川家慶が第十二代将軍となった頃で、江戸の庶民が「フランスで写真なるものが発表されたそうだ」などと知る由もありません。
浅草あたりでは、役者絵や美人画を眺めて楽しんでいた時代でしょう。まさか百数十年後、この浅草寺の境内で、外国人観光客までが小さな板のようなスマートフォンを掲げ、朝から晩まで写真を撮り続ける時代が来るとは、お釈迦様でも知らぬ仏のお富さん。
あほまろが初めて自分のカメラを買ってもらったのは、小学四年生の頃でした。カメラを手にしたときのうれしさは、今でも忘れられません。
ところが、子どもにとって本当に恐ろしかったのは、カメラの値段ではありません。その後に待っているフィルム代と現像代だったのですよ。
フィルムを買わなければ写真は撮れない。撮ったら撮ったで現像しなければ見られない。さらに紙焼きにすれば、またお金がかかります。
つまり、シャッターを一度押すたびに、「これは本当に撮る価値があるのか」
と、子どもながらに財布と相談しなければならなかったのです。
今のように、とりあえず十枚撮っておいて、後で一番良いものを選ぶなどという贅沢はできませんでしたよ。
あほまろも、お小遣いだけではフィルム代と現像代を簡単には賄えませんでした。そのため、一本のフィルムを数か月もかけて撮っていたことがありました。
考えてみれば、あの頃のフィルムには、写真だけではなく「待つ時間」まで写り込んでいたような気がいたします。ところが、今ではどうでしょう。
デジタルカメラになってからというもの、フィルム代も現像代も気にする必要がなくなりました。
あほまろは毎朝も浅草寺境内で犬友や朝友、そしてハトたちまで、遠慮なく撮ってあげております。今、気になっているのは、足の具合がまだ心配なゴマちゃんなので、気がつけば百枚以上も撮ってしまいましたよ。
小学四年生のあほまろが聞いたら、腰を抜かすでしょう。
「百枚も撮ったら、いったいいくらかかるんだ!」とね。
しかし、今朝のゴマちゃんは、そんな昔の事情など知ったことではありません。カメラを向けると、ちゃんとこちらを見て、まるで、「今日は世界写真の日なんだから、きれいに撮ってよ」
とでも言いたげな顔をして堂々としておりましたよ。
写真というものは、上手に撮ることだけが目的ではありません。
「そこにいた」「その朝があった」「その人に会った」「その鳥がやって来た」等々、やがて消えてしまう時間を残しておくことこそ、写真の大切な役目なのではないでしょうか。
日本でカメラが一般家庭へ大きく普及していった時期のひとつとして、1960年代、高度経済成長と東京オリンピックの時代が挙げられます。1964年の東京オリンピックは、日本人の暮らしや消費文化が大きく変わっていった象徴的な出来事でもありました。
それでも当時、カメラは今ほど日常の道具ではありません。家族旅行、運動会、入学式、卒業式、結婚式、お正月。
つまり、写真とは「特別な日を残すもの」だったのでした。だから昔のアルバムを見ると、写っている人たちは妙に姿勢が良いですね。
写真を撮るとなれば、みんなよそ行きの服装で、きちんと並び背筋を伸ばしてカメラを見てましたからね。
ところが、1986年になると、富士写真フイルムからレンズ付きフィルム「写ルンです」が発売されます。
これは画期的でした。高価なカメラを持っていなくても、買ってすぐ写真が撮れるのです。
若者たちが旅行や遊びに持ち歩き、写真は少しずつ「家族の記録」から「自分の日常の記録」へと広がっていきました。
カメラが家に一台ある時代から、一人ひとりが写真を楽しむ時代への変化だったのでしょう。
そして1990年代になると、いよいよデジタルカメラが身近になってきます。
撮った写真をその場で確認できる。失敗したら消せる。フィルム交換はいらない。現像を待つ必要もない。
昔の写真好きから見れば、ほとんど魔法でしたよ。
さらに決定的だったのが携帯電話でした。
2000年11月、J-フォンからシャープ製のカメラ付き携帯電話「J-SH04」が発売されました。
当時の画質を今のスマートフォンと比べれば、かわいらしいものでしたが、「電話にカメラが付いている」という発想そのものが新しかったのです。
やがて携帯電話はスマートフォンへ変わり、カメラは「持って出かける物」ではなく、「いつも持っている物」になりました。
そして今では、何でも写真になってしまう時代。撮った写真をその場で世界中へ送ることができてしまうのですよね。
便利になった反面、少々皮肉なこともあります。写真が貴重だった頃は、一枚を大切に眺めました。
ところが、何万枚でも保存できるようになると、撮った本人でさえ二度と見ない写真が山ほど生まれてしまうのですよ。
写真が少なかった時代には写真を見返し、写真が多すぎる時代には写真を探せなくなる。便利とは、なかなか意地悪なものですね。
小学四年生のあほまろが数か月かけて撮った一本のフィルムも、今朝ゴマちゃんを百枚以上撮ったデジタル写真も、根っこにある気持ちは案外同じなのかも。
「一枚を 惜しんで写した少年が 百枚撮ってもまだ足りぬ今」(阿呆人也)
写真は時間を止める道具だと言われますが、あほまろには、むしろ時間が止まらないことを教えてくれる道具のように思えるのです。
「撮りすぎと 笑うな明日は過去になる 今日の一枚時の忘れ形見」(阿呆人也)
ー世界写真の日。ー
写真を撮れることの楽しさと、残せることのありがたさを、改めて感じる朝なのでございました。
厳しい残暑が続いております。今朝の外気温は24℃でしたが、湿度が高く、気温以上に蒸し暑さを感じる散歩となりました。
今日の日本列島は、広い範囲で夏の高気圧に覆われ、朝から強い日差しが照りつけるようです。東京の最高気温は32℃の予想ですが、西日本を中心に35℃以上の猛暑日となるところも多く、場所によっては体温並みの危険な暑さになるようですね。
この厳しい暑さのなか、熊本地震や千葉豪雨の被災地では、今も復旧作業に携わっている方々がいらっしゃいます。どうか無理をなさらず、こまめな水分補給と休憩を心がけ、熱中症にならないよう十分にお気をつけください。
一日も早く、被災されたみなさんが安心して日常を取り戻せることを願っております。
今朝の日の出は午前5時02分。
ハナカイドウの実。
今朝、アメリカからやって来た子どもたちが、浅草寺のお水舎で龍王様の勇ましい姿を眺めながら、子どもたちが、生意気に英語で楽しそうに話してましたよ。
「この人は、ドラゴンを倒したボスキャラなんだね」
なるほど、ゲームやファンタジーの世界に親しんだ子どもたちの目には、剣を携えて龍の上に立つ沙竭羅龍王像は、まさしく強敵ドラゴンを倒した最強の戦士に見えたのでしょうね。
おはよう益美さんと守護さん。
梶原さんも加わって、おはようございます。
おはようございます。今朝は開門3分半前にやって来た、野崎さんと高橋さん。
子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
日本のナイチンゲールと称される瓜生岩子像。
セミが鳴く晩夏の境内をご覧下さい。
深い緑に包まれたイロハモミジ。
定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、風格ある幹や力強く伸びる枝ぶりはもちろんのこと、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれております。
昨年から落ちることなく枝に残り続けている三枚の葉があります。新しく茂った深緑の葉にそっと覆われ、その存在に気づく人はほとんどおりませんが、あほまろは毎朝、その葉の姿を探してしまうのでございます。
令和の大改修を終え、広々とした境内西広場。以前とはまったく違う景色になりましたが、開放感あふれる新しい浅草寺の表情が広がっております。
お店の取り壊し作業が終わった伝法院通りでは、これから石垣や塀の補修工事が始まるのです。
あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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夕べの睡眠は79%でした。
おはようヒロちゃん。
今朝の朝の朝食は、ところてんとチーズを乗せたパン。デザートはシャイマスカット。
妻のコレクションは、ローズさんと華子さん。
昨日の東京スカイツリー。
しゅと犬くん。
あほまろお帰りなさい。
夕べの夜の夕食の晩ご飯は、久しぶりに近所の寿司屋さんから出前一丁。
妻のコレクションは、旅の天使さんと旅の女神さん。
MemoiPhone 17 ProMAX
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毎月18日は、観音様の御縁日です。
毎年8月になると、浅草寺の仲見世通りの軒先には、夏季限定の緑色の「へちま提灯」が飾られ、浅草の夏を彩る風物詩となっております。
そして毎月18日の御縁日には、この緑鮮やかなへちま提灯と「御縁日」の提灯が仲良く並びます。
夏のほんのひとときだけ見ることのできる、仲見世ならではの珍しい光景なのですよ。
MemoHasselblad X2DII+XCD 4/28V