あほまろはこれから出かけなければならないので、いつもより30分以上も早い散歩になってしまいました。こんな時間の境内にはまだいつものワンちゃんたちは来ていないだろうな・・・。そんなことを考えながら雷門前に来てみると、すでにボビちゃんのおばあちゃんが娘さんと一緒に来て居るじゃないですか。 おばあちゃんおはよう、今日は早いお散歩ですね。と声をかけると、娘さんが、今日はおばあちゃんの誕生日なのでこれからみんなで御祝いをするとのことでした。おばあちゃんは、今日で満93才になられたそうです。大正4年生まれというと、落語家で先代の柳家小さん師匠、画家の小松崎茂氏、映画監督の市川崑氏と同じお年、でも、みんさんすでに過去の人となってしまったというのに、未だにしっかりしているおばあちゃんは国宝ものですよね。 あほまろは、毎日、散歩をしながらおばあちゃんから昔の浅草の記憶を引き出しているのです。特に、関東大震災前の六区のことに関してはとっても鮮明に覚えていらっしゃるのですよ。浅草十二階の階段を駆け上るのが好きだったとか、お芝居小屋に知り合いが居ていつもタダで見ていたとか、おばあちゃんの話だけで、モノの本で読むよりも当時の様子が鮮明に描けるのです。 おばあちゃんは今まで大きな病気も無く、とっても元気なのです。おまけに、歩くのも早いので、のろまなモモちゃんはすぐに引き離されてしまうほどです。浅草寺本堂の階段だって、ボビちゃんと一緒に走って昇っているのですからね。そんな姿を見ていると、浅草十二階のラセン階段を駆け上がっている姿を想像してしまいますよ。 浅草公会堂前のオレンジ通りのイルミネーションが取り外され、変わりに新しいタペストリーが吊されました。オレンジ通りなので、オレンジマーク描かれているのですが、通りの舗装がオレンジ色であるだけでオレンジのマーク、分かり易いといえば分かり易いし、単純といえば単純だよね。
いつもより30分早い雷門でしたが、すでに家族連れが訪れていましたよ。
久米平内堂の白梅。 紅白の梅「おもいのまま」 淡島堂の白梅。 『今朝の浅草神社』
オレンジ通りに並んだタペストリー。でも、オレンジのイメージは南国なのですけど・・・。
お礼参りなのか、それとも受験かな。モモちゃんが可愛いと声をかけてくれましたよ。
雷門前で娘さんとお散歩です。私は自分の誕生日も忘れていたのですけど、娘が覚えていてくれて・・・。なんて、恥ずかしそうなボビちゃんのおばあちゃんでした。ですよね、女性はみんな年を取るって言葉、嫌いですよね。おめでとうおばあちゃん。 おや、見かけないワンちゃんが走ってきました。 ミッキー君といって、捨て犬を里子で貰ったそうです。年は2〜3才だと思うのですけど・・・、我が家に来てまだ三ヶ月経たないので、余り慣れていないんですよ。といってましたが、モモちゃんには興味が有ったようです。またお逢いしましょうね。