暖かいのか寒いのか変な陽気の朝になりました。家を出た瞬間の寒さで身震いをしてしまい寒い散歩になってしまうのかと覚悟をしていたのですが、今度は境内を歩いているだけで全身がポカポカ、これからは薄手のコートに替えても良いかもなんてこと考えながらの帰り道、ビルの合間から急に吹き付けて来る風に、寒っ!おかげで、今朝のモモちゃんだっていったいどうなってるの、なんて何度も立ち止まってしますのでしたよ。テレビでは、春の使者ともいわれている安曇野のマンサクに黄色い花が咲いたとか、春の女神ギフチョウが羽化したとか、全国各地から春の便りがも聞こえているっていうのに、浅草はまだ春にはほど遠い陽気のようですね。 3月といえば思い出すのは、昭和20年3月10日の「東京大空襲」ですね。あれから63年目の記念日が近づいています。ここ浅草の 淡島堂境内には、旧浅草区111町会の約一万人の慰霊と平和への祈りが込められた黒御影石の二本の柱に平和の「和」を刻んだ「浅草大平和塔」が建っています。毎年、3月10日には慰霊祭が行われているのです。 また、この時期になるとテレビ各局でも特集番組が組まれますね。そんな中、日本テレビでは17、18の両日に2夜連続でドラマ「東京大空襲」(午後9時)を放送するようです。その中で、最も被害が甚大だった浅草から本所にかけて下町を焼き尽くした「東京大空襲」の悲惨さをリアルなCGで再現されているようです。スタッフの中に実際に空襲を体験した人がアートプロデューサーの木村威夫さん(89)が引き受けているので、当時の記憶を思い出しながら挑んだとのこと。この撮影のために、千葉に浅草界隈と、隅田川にかかる言問橋などのオープンセットが建てられたのです。 「空襲と火事は全く違う。炎はボーボー燃えるのではない。煙はモクモク立ち込めるのではない。炎と煙が風とともに横からワッと吹き付け、煙とすすで目とのどがやられてしまう。」 木村さんの経験を生かした空襲の惨劇、この再現ドラマを戦争を知らない人々にも語り継いで欲しい。そんな願いもこもっているのでしょうね。 他にも、TBSでは、ちょうど63年目の10日午後9時から「シリーズ激動の昭和 3月10日〜東京大空襲 語られなかった33枚の真実」が放送されるそうです。こちらは当時の記録写真を基に製作されるので、更に悲惨な様子が映し出されるのでしょう。 あほまろが浅草に越して来た1999年頃、毎月10日になると船橋からお花を持ってやって来るおばあちゃんがいらっしゃいました。「東京大空襲」当時、観音裏で空襲に遭遇、生後2ヶ月の子どもを負ぶって浅草寺境内まで逃げて来たのです。浅草寺境内は比較的建物が少なかったので、浅草の方々で混雑していました。おばあちゃんは、二尊仏の裏の隙間を見付け、激しく泣く子どもをあやしていたのですが、すぐに、その場も身動き出来ないほど人が集まってきたのです。その時、火がついた五重塔が、あっというまに倒壊、逃げ遅れてその場に子どもを守るようにうずくまったのでした。たぶん気を失ってしまったのでしょう。明け方になって目が覚めると子どもは腕の中で冷たくなっていました。涙ながらに語ってくれたのです。 毎月10日になると、どんな雨でも欠かさずやって来たおばあちゃんでしたが、2002年頃から姿を見ていません。それを思うと、「東京大空襲」を知っている世代の方々もどんどん少なくなってしまった。そんな現実が見えてくるのですよね・・・。 あの日のその場所、二尊仏裏には、境内に点在していたお地蔵さんが4体集められた広場が作られています。でも、そこに未だに焼けこげた跡が残る銀杏の大木だけが、悲惨な「東京大空襲」の生き証人として立っているのですよ。
今日も撮影が行われるようですね。雷門前には大勢のスタッフと仕出しの方々が集まっていました。現場の方が小脇に抱えている台本には「渡る世間には鬼ばかり」。TBSのドラマの撮影だったのですね。そういえば、あの名物子役(もう大人かな)も見えていたような。きっと、浅草が舞台になるお話なのでしょう。
「渡る世間には鬼ばかり」なんて、思いたく無いですよね。少なくても、毎朝のあほまろとモモちゃんの散歩の最中には、鬼なんて居ませんよ。逢う方みなさん福の神みたいな方々なのですからね。これも節分では「福は内」しか唱えない、鬼の居ない観音様の御利益なのでしょうね。 それなのに、観音様の境内で「鬼ばかり」なんて、許せないよ!
新名所、比翼檜葉です。ちゃんとこの場所でも根付いてくれると良いですね。 久米平内堂の白梅。 「おもいのまま」も今が見頃ですよ。 どんどん東京が顕著になってきましたね。 こちらは盛りが過ぎた淡島堂の白梅です。 これが終わると、浅草にもいよいよ桜前線がやって来るのですよ。 『今朝の浅草神社』
毎朝やって来る方はもちろん「おまいり」に来るのです。今朝は、そんな平和で幸せな姿を追ってみました。
まずは、宝蔵門を越して本堂前の大香炉でお詣りします。 そして本堂の階段を登るのですが、その下で済ませても御利益は変わりません。ボブちゃんのおかあさんは、中に入らないでいつもここでお詣りをして帰るのです。その横で大人しく待っているボブちゃんが可愛いですね。 階段を上がってお賽銭箱の前でお詣りしているのはメグちゃんのおばあちゃんです。あほまろとモモちゃんも毎朝、この場所でお詣りをするのです。 そして本堂の内部。アックス君のおとうさん、ちゃんと帽子を脱いでお詣りをしてました。あほまろは、もしもモモちゃんがお漏らしでもしてしまったらと、本堂内部には入らない事にしているのです。実は、亡くなったハニーちゃんが一度内部で垂らしてしまったことが有ったもので・・・。観音さまゴメンなさいね。
ナナ:あの人たちいったい何やってるんだろうね。 モモ:あら、知らないの、あれは渡る世間は鬼ばかりってドラマなんだよ ナナ:でも、我々は居間に入れないからテレビを見た事無いよね。 モモ:パパたち、あの時間は他の番組を観ているようなので、どうせたいした番組じゃ無いと思うよ。 ナナ:でも、浅草が出るのなら私は観たいかも。 雷門の撮影風景を観ながら、そんな会話してたらドラマよりも楽しいかも。 さて、私は隅田川まで行くから、境内には入らないよ。ってナナちゃんUターンしてしまいました。 おばあちゃんは「東京大空襲」の時は、横浜にいらっしゃったそうです。おばあちゃん19才の娘盛り、あの日は怖い思いをしながら銀行の地下でひと晩過ごしたそうです。 バビちゃんのおかあさん、今朝は暖かいですね。なんていってましたけど・・・。 チョロちゃんのおかあさんは、開口一番寒いですね。 寒くても暑くてもワンちゃんたちの散歩は欠かせませんよね。モナカちゃんも合流です。 そしてお馴染みココアちゃん。今朝はおかあさんと一緒ですね。 本堂からパパの声が聞こえるでしょ。なんてココアちゃん耳を傾けているのかな。 おや、ココアちゃんもランディの真似するようになったのかな。ひっくり返って遊んで・・・、って言ってるよ。そういえば、今朝はランディ君を見かけなかったよね。 お詣りを終えて本堂から出てきたアックス君です。お馴染みの首輪が無いので聞いてみると、首にできモノが出来てしまったそうです。モモちゃんも時々首に水が溜まるので、病院で抜いて貰ってますよ。アックス君にはあのレインボウがお似合いですよ。早く直してまた付けましょうね。お大事に。 メグちゃんもおばあちゃんがお詣りをしている時には大人しく待ってますよね。 観音裏でゼロ君です。 この子は始めてお会いするアレックス君です。同じ名前のワンちゃんもう一匹いますよね。 初対面なのに、モモちゃんの方から寄って行くってのは、好みなのかな。 カイちゃんとは六区で遭遇。 ミニピンって、まるで、ドーベルマンの小型のような体型なんですね。