『今朝の浅草』
　雲一つ無い晴天の朝を迎えました。我が家から富士山がクッキリと見えています。前回見えたのは台風の後だったので、浅草からの眺めは本当に久しぶりなんですね、ついつい手を合わせてしまいましたよ。
　
　昨日の浅草は鷲（おおとり）神社とお隣の長国寺で開催された「酉の市」で賑わっていました。毎年、１１月の「酉の日」に縁起物の「熊手」を授かり、商売繁盛と家内安全を祝う伝統の行事なのです。この「酉の日」は、、12日おきに巡ってくる十二支の「酉」に当たる日。１１月は３０日なので、日の巡り合わせによって酉の日が２回の年と３回の年があります。初酉を「一の酉」、次を「二の酉」、3番目を「三の酉」と称し、「三の酉」まである年は火事が多いとの俗説があり、その年の11月から歳末にかけて、社会一般で火事に気をつけなければいけません。その年には熊手商の多くは縁起熊手に「火の用心」のシールを貼って売り出すことでも有名です。しかし、今年は「二の酉」だけですが、露天に並んだ熊手の中には「火の用心」のシールが貼られているものも見かけましたよ。

　知り合いの露天商に聞いてみると、“内緒だけど、実は昨年売れ残った熊手なんだよ”、何はともあれ「二の酉」だからと安心してはいられませんね。常に火の用心には心掛けなくっちゃいけないのですから。

　お酉さまの関数とは関係無く、11月9日〜11月15日は「秋の火災予防週間」に指定され、浅草寺境内にも注意を呼びかける幟や、浅草神社の狛犬まで動員してのＰＲが行われているのです。また、全国各地でも避難訓練が行われているようです。先日も、ニュースで、都会の過密地区でマンションで起こった火災、逃げ遅れた住民を消防庁のヘリコプターで救出する、生々しい映像が流れていましたね。

　「火は見てる　あなたが離れる　その時を」 （今年の全国統一防火標語）

　消防庁では、全国で住宅火災での死者が１０００名を越し、今後の更なる増加を防ぐ為にみなさん住宅用火災警報器の設置をしてくださいと呼びかけています。それを良いことに、この週間に便乗し、住宅用火災警報器の不適切販売による被害が続出しているようです。
　今朝、この日記を書いている最中に、“消化器の点検にまいりました”と、消防署員の格好をした若い女がやってきたのです。“消化器ならエレベータホールに置いてますので、どうぞご自由に”、そんなことに付き合っていられないので、放っておいたのですが、再びドアをノック、“この消化器は今年から変わった安全検定に合致していないものなので、新しいのに取り替えておきました”、“そうですか、ありがとう”、あほまろは忙しいので、ドアも開けずに応えたのです。しかし、再びドアをノック、“あの〜、消化器の代金を頂きたいのですが・・・”と、突きつけられた請求書は認定証込みで４万５千円、おいおい冗談じゃないよと、請求書に書かれた名前を見ると、「日本消防設備安全検定協会」、まてよ、これって例の・・・。

　消化器はビルのオーナーが設置しているもの、請求はオーナーの所に行ってくれと、ドアを閉めてドアカメラで様子を見ていると、売れなかった消火器を持って退散していきました。気になったので、ベランダから下を見ると、ジーパン姿の男が消化器がいっぱい詰まった乗用車のトランクを開けて待っているのでした。
　
　わざわざ若い女を使うってことは、これが世間でいう、消化器サギの連中だったのでしょうね。みなさんも鼻の下を長くしちゃいけないですよ。

　宝蔵門の裏側には仁王様の大わらじを奉納している、山形県村山市の物産展と、地元の徳内囃子が今年も１８日にやって来ます。北海道のヨサコイソーランと同じような踊りを踊る連中は、毎年この日記でも紹介しているのでお馴染みですね。昨年の村山祭で忘れられないのが、銘酒「十四代」の抱き合わせ販売。「十四代」の四合瓶と安物のワインの組み合わせで５０００円、セットでなければ販売できないって断られたのを思い出します。今年も観音様の境内で堂々と「不公正な取引」を行うのでしょうか。競争力の強い商品と競争力の余りない商品を強制的にセットにして販売することは、独占禁止法でも「事業者は、不公正な取引方法を用いてはならない」（19条）と規定されているので、法律違反なんですよね。

　晴天の朝、早朝なのでまだ暗い影が残る雷門に、ビルの間からかすかに差し込んで来る日の光とのはっきりとしたメリハリが絶妙なコントラストを見せていました。毎日同じ時間の同じ雷門であっても、季節とお天気によって、様々な佇まいを見せてくれるのです。
　今朝の定点写真はそんな朝の様子が良く判っていただけるような写真になりましたよ。
　　　
『今朝の宝蔵門』
　　　
『今朝の本堂』
　　　
『本堂から宝蔵門』　　
　
　　　

　　

『今朝の二天門』
　　　

　　

　　　　
『今朝の境内』
　　　　 　

　今朝の「大懸崖」です。
　　　　
　総てが咲きそろったのですが、この部分だけは咲かずに残ってしまいました。
　　　
『今朝の浅草神社』　
　浅草神社です。
　　　　
　今年の夏から一番上で気になっているこの絵馬、虫にさされてしまった腕は治ったのかな・・・。
　　　　

　アメリカから団体旅行のみなさんがやって来ました。ノースカロライナーでコーン農場を営んでいる、いわば農協の団体でやってきたみなさんです。昔、海外の観光地で「メガネをかけてカメラを提げているのは日本人」と言われたこともありましたが、こんな姿を見ていると、人種が違っても観光地で写真を撮りまくるのは、日本人だけじゃ無いですよね。
　　　

　今朝も火災予防週間の幟を取り付けに向かう消防の「浅草な人」です。いつも気になっているのは、何本もの幟をどうして一人で持っているのかな・・・。持っていない方が偉いからなのかな。
　　

　我が家を出た途端に歩いて来たワンちゃん。え〜と、え〜と・・・、そうだ、チョロちゃんだったと思い出す前に去ってしまいました。
　　　

　おばあちゃんのボビちゃん。１才を過ぎるとすっかり大人になってきましたね。大きさは、あほまろの娘のヨークシャテリアの倍以上でしょうね。
　　　

　ナナちゃんです。ビルの隙間から差し込んで来る朝日が眩しいので、暫くモモちゃんに気付かなかったんですよ。
　　　

　花と竜ちゃんです。花ちゃんは昨夜の雷にすっかりおびえてしまって、今朝も調子が悪いそうです。モモちゃんと同じで、もうお年ですからね・・・。
　　　

　暖かい日向から動きたく無いとダダをこねているようですね。ココアちゃんとは二日間のご無沙汰です。
　　　

　いつも可愛いお洋服を着せてもらって、お洒落なココアちゃんなんですよ。
　　　

　これが近づく厳戒で、モモちゃんとご挨拶はまだ出来ないのです。
　　　

　ショウちゃん１０才、近所には１９才のワンちゃんも居るので、１０才まだまだ若者なんですよって言ってました。モモちゃんだって後５年は大丈夫だよともね。
　　　

　ナナちゃんです。
　　　

　ナナちゃんは、他のワンちゃんを見ると・・・、
　　　

　すぐにお腹を見せて降参してしまうんですよ。そこに、モナカちゃんもやって来てお腹を嘗めてましたよ。これがもし野生だったら、噛みつかれて殺されてしまうんですよね。平和な境内だからこそナナちゃんも安心して転がっているんだよね。
　　　

　ペコちゃんはモモちゃんを嫌がって逃げ回っています。若いし、まだ他の犬に慣れていないからなのでしょうね。そのうちにご挨拶しましょうね。
　　　

　と、去っていきましたとさ、
　　　

　チコちゃんは相変わらず抱っこが好きですね。おかあさんも重たく無いのかな・・・。
　　　

　メグちゃん、逆光で輝いて見えますね。
　　　

　ハチ君も逆光が似合うね。
　　　

　さくらちゃん、今朝はまだお散歩に連れていって貰えないんだね。家の前で久ちゃんが出て来るのを待ってました。
　　　

　写真をクリックすると昨日のお酉さまの様子がご覧になれます。まだ、写真の整理がついていないので、雰囲気だけでも楽しんでください。
　　　　

　江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、 また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより 廃業する銭湯の数は少なくありません。
　今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和４０年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。

　　展示内容
　・江戸時代の「湯屋」の模型展示
　・現代の銭湯の模型展示
　・台東区内「銭湯めぐり」写真展
　・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷　等
　　開催期間 平成１９年１１月１４日（水）〜平成２０年１月３０日（水）
　　※休館日を除く

　「スペシャルイベント」
　庶民文化研究家町田忍氏の銭湯トーク＆中島盛夫氏による銭湯のペンキ絵ライブイベント
　イベント開催日時 ２００７年１１月１８日（日）１３時〜１５時
　イベント会場 テプコ浅草館駐車場時
　※展示内容・期間等が変更になる場合がありますので、ご了承下さい。
　　　
　今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。