『今朝の浅草』
暖かい朝になりました。今日も近郊の神社でお祭りが行われているようで、浅草の街にも半纏姿がとらほら目立っています。そういえば、浅草今戸神社でも祭礼が行われているのです。でも、あほまろは現在開催中のマッチラベル展の接客があるので今年はどこにも行かれないのが残念です。
来週は鳥越神社と品川神社の祭礼が同じ日になってしまいまいした。どっちも行きたかったのですが、やはり今年は地元のお祭りを記録しておかなければいけないでしょうね。なんでもの時期にイベントを引き受けてしまったのでしょう・・・。そんなことを悔やんでも後の祭りってか。
最近のモモちゃん、すっかり年をとってしまったので朝の散歩もどんどん時間を要するようになってしまいました。元気な頃には仲見世を通り抜けるのに4〜5分でしたが、袈裟は15分もかかってしまいました。長い時間歩いているのが疲れるようで、時々立ち止まったり座り込んでしまったり。いつも雷門から一緒に散歩をしている80才を越えているお婆ちゃん、連れているワンちゃんがまだ1才なので元気元気。そっちは、お婆ちゃんが疲れて休みたくても許してくれないのです。それで、本堂到着までいつも一緒なのです。あほまろも年なので、モモちゃんのペースが楽になってしまいましたが、お婆ちゃんは毎朝大変なんですよ。犬も人間も老いには勝てないのですからね・・・。
今朝の東京新聞に時代錯誤も甚だしい記事が載っていました。『170年の時超え「手打ち」忠治と敵対博徒の子孫』、そう、例の国定忠治を取り巻くかつての侠客同士が和解をしたニュースなのです。
和解の杯を交わしたのは、忠治から五代目にあたる長岡富男さんと、天保5(1834)年に忠治との縄張り争いで命を落とした「島村の伊三郎」、天保13(1842)年に賭場の場所を役人に密告した嫌疑を掛けられ、討たれた父子「三室の勘助と勘太郎」のそれぞれの子孫。国定忠治生誕200周年を前に実現。忠治や伊三郎らの子孫が、最近合併した伊勢崎市に住んでいることから「敵同士が同じ領地に住んでいるのは不自然」とし、子孫に参加を呼び掛けて実現したそうです。
だからどうしたの。誰もがそう考えるような出来事ですが、この清水次郎長の子孫、五代目はとっくに「正統清水一家」を解散し、途絶えていた名跡を山口組系二代目美尾組・高木康男組長が「六代目」として襲名したことで、清水の観光客減・イメージ悪化につながり、観光への被害を心配し静岡市清水区の観光協会などは清水次郎長グッズなどを自主的に撤去したことが今年の初めに新聞で報じられたばかりですよね。なんとも平和ボケしている現在の世相を反映しているかのような笑える出来事、気になってしまったのです。
あほまろのマッチラベル展には、清水の次郎長が描かれたマッチラベルがあります。このラベル、過去の記録によればかなりレアなラベルのようです。明治の初め、次郎長不在中に久能山の衛士に彼の3番目の妻を殺され、元官軍の旧隊士たちが故郷へ戻ってきた際には駿河へ移住させられた旧幕臣が恨みを込めてテロ行為を繰り返す事件が頻発した頃でも、次郎長は地元で血を流させないために弱い者をかばって駿河の人々から慕われた地元の英雄でもあったのです。
ここ浅草でも、浅草寺と浅草神社を代々仕切ってきた「宮頭」の新門辰五郎。今でも七代目の杉林氏がその立場を保っているのです。「新門」とは、浅草寺、伝法院の新しい通用門の番人を任された事から付けられた名前で、初代は十五代将軍・徳川慶喜の警護、京都二条城の防火なども任されていた方だったのですが・・・。ここにも昔から本家騒動が興っているのです。新門本家十代目、新門一家総長が「新門連合会」を組織しているのですが、どちらが本筋なのかは不明です。こちらも、今回の清水一家のようにシャンシャン手締めってことにはならないものでしょうかね。今は平和な日本なのですから。
『今朝の雷門』
おや、また望遠鏡のような物で何かやってますね。これ、日光写真なんですって。日光写真というと、あほまろが子供の頃に流行ったもので、アニメや人気スターが描かれたタネ紙の下に印画紙を入れて太陽に当てて観光させるものなのですけど、こちらは設計図とか文字の複写用に開発された乾式ジアゾペーパーに直接焼き付けているそうです。雷門の大提灯を撮りたくて今回で2回目の挑戦とかいってしまいたよ。感光時間はおよそ30分、今回はちゃんと写っているのでしょうかね。
写った写真はテレビのバラエティ番組に使用するとかいってました。

『今朝の宝蔵門』

『今朝の浅草寺』

ポカポカ陽気の340メートル。のどかですね。
『今朝の一写』
みなさんはお賽銭に幾ら入れますか。とある神社の方によると、5円玉が大半を占めるのだそうです。今朝も、本堂階段下でお財布の中から5円玉を探している方がいらっしゃいました。
“あら5円、ないよ”、“1円玉5枚でも良いんじゃないの”、“それでも5円(ご縁)には変わりないよね”、“1セットしなかないけど、一緒にお詣りすれば良いか”、“そうだね、もったいないし・・・”
会話の一部始終を聞いてしまったあほまろは、お賽銭を入れないでお詣りする方が多いよ。

『今朝の境内』
のどかな340メートルを下から。雷門前で30分感光させていた日光写真はもう見えませんね。良く写ったかな。
こちらは日光写真ではありません。最近、週末になるとあほまろの日記を見ているとおっしゃる方がやってきます。あほまろの写真を見ていると自分も同じような写真を撮ってみたくなったんだって。こんなくだらない日記で’も結構役に立ってるんですね。今朝の男性は、写真家木村伊兵衛氏のような人物表現に挑戦しているそうですよ。
そういえば、生前、木村氏とスナップの達人の対談で、どうしたらうまく写真が撮れるのかとの質問に、「いつでもカメラを手から離さずにいる事が大事だ」と答えたのです。なるほど、それがうまくなる秘訣なんですね。

『今朝の浅草神社』
浅草神社です。

今年も米作が始まるのですね。

『今朝のごあいさつ』
修学旅行で来たことがあるというお嬢さん、“あの時は雷門の提灯が無かった時だってけど、今度はここ(宝蔵門)の提灯が無くなってる”、あなたはわずか2回の訪問で、とっても珍しい浅草を体験しているのですよ。写真撮っておいた方が良いかも。
週末の浅草寺境内には、新聞紙を拡げながら歩いている方をよく見かけます。日経とか朝日とかじゃ無い新聞は、場外馬券場があるからなんですよね。

ワンちゃんコレクション。

パチンコ屋さんの玄関先には早朝から列ができます。昨日は半日で6万円儲けてしまったんですって。それってパートの時給よりも多いかも。今日も稼げると良いですね。

六角堂のアジサイ。開花はもうちょっとですね。

街路樹の花が落ちています。この花はいったい何かな。

『今朝の自転車』
週末の境内なので、自転車がめっきり減ってしますのです。

『幸になれるマッチワールド展』
始まってから二回目の週末になりました。昨日は約600名の来館者がありました。嬉しかったのは、我が師匠がひょこっと現れてくれたのです。ちゃんと花が届いているとこを確認したところで記念写真。

戦前を知る師匠、懐かしいとか、これ持っていたよ等々、総ての展示物をくまなく見てくれましたよ。

浅草の漫画家はらせつお氏とウノカマキリ先生。

カメラマンの木内氏も来場してくれましたよ。今日もこれから会場に詰めています。いらっしゃたらぜひ声をかけてくださいね。

このホームページをご覧の方々には、今回の展示館のポスターをマッチラベルにしたスペシャルマッチ(限定200個)を用意しております。ご希望の方は受付の係員に“あほまろのホームページで知った”と、申し出てください。中身にも凝った素敵なマッチですよ。
展示会は7月1日まで、テプコ浅草館にて開催中です。
詳細は下のポスターをクリックしてね。

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