あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年9月18日 (日) 旧暦8月15日仏滅

- 名古屋に来てます -

日記


 中秋の名月ですね。こんな記念すべき日のあほまろは、いつもよりちょっとお月さまに近いところからのお花見ができるのです。そう、あほまろはモモちゃんには悪いのですが、名古屋に来ています。それも、名古屋駅前の超高層ホテルから満月を満喫するってわけ。実際、昨夜もベッドに寝そべりながら、窓の真っ正面に浮かぶ満月一歩手前のお月さまを見上げて風流してましたよ。
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 何で名古屋に居るの?
 愛知万博の見学だけじゃないんですよ。愛知万博でお仕事っていった方が正しいでしょう。あほまろは「デジタルマンガ協会」の企画・広報担当をやっており、今回、愛知万博会場で開催される、「デジタルマンガ大賞」の発表会を兼ねたイベントのお手伝いなのです。
 今やマンガといえば、世界共通語といっても過言ではないでよう。事実、最近のアメリカのコミックコンベンションなどでも、堂々と「MANGA」ジャンルが確率されているのです。我々がアメリカのコミックを「アメコミ」と表現しているのと同様、日本の漫画の総称なのです。そんな訳で、今回の応募はまさに世界規模のイベントとなってしまったってわけ。もちろん日本政府の肝いりで行われる今回のイベントの会場には、この愛知万博会場が最も相応しいのです。
 とはいえ、愛知万博も残すところあと一週間。特にこの三連休は予想を上回る人出で混雑しています。昨日の入場者はおよそ20万人以上と、期間中最高だったとか。また、今日と明日にいたっては、それを遙かに上回る来場者に関係者も頭を悩ませているそうです。
 こんな事態であっても、関係者ってのは良いですね。入場はあらかじめ届けておいたパスを示すだけで、入場制限で並ぶことも無くノンチェック。持ち物検査も無いのです。とはいえ、もちろん持ち込み禁止のものなど、持っているわけありませんけどね。
  
 左から事務局長立野氏、ちばてつや先生、山田ゴロ先生、モンキーパンチ先生。
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 とりあえず、事前の準備などもあり前日からの名古屋入りです。関係者のみなさん、初めて訪れる愛知万博なのでまるで子供の遠足のようにはしゃいでいました。しかし、人気パビリオンはどこも100分以上の待ち時間が表示され、大勢の人が並んでいます。いくら関係者といっても待ち時間は同じ。今回のデジタルマンガ大賞のテーマともなっている、あの話題の「マンモス」だって誰一人現物を見ていないのです。ちなみに昨日の午後3時頃の入場予想時間はなんと200分待ち、そこまでして見たい・・・、ちょっとやけくそ。
 今回の目玉商品なのでマンモスが展示されているパビリオンをはさんだ池の対岸から“あほまろマンモスの前にあり!”、なんてポーズで無意味な写真を撮ったのが今朝の写真です。マンモスに向かって手を挙げるあほまろの雄姿、とくとご覧あれ。
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 でも、ちゃんと特権も与えられていましたよ。日本政府が出展企画している、
 20世紀の豊かさから21世紀の豊かさへ、離れはじめた人と自然をもう一度つなぎ直そう。エコロジーと懐古をテーマにした「長久手日本間」の副館長さんのご案内で、特別に見せてもらいました。このパビリオンの人気はなんといっても100万分の1の地球に包まれた世界初の360度の異次元空間。その中で、地球の生命力を宇宙から海底さらに地層の内部にまで迫るかのような経験ができるのです。
 最初、長久手日本館に入って延々と見せられる映像、エレベーターで延々と続く20世紀の遺物、一緒に見ていた山田ゴロ先生と、こんなの見るために
300分以上も並ばされるのって、みんな怒るね・・・、なんての大間違いでしたよ。誰もがもう一度見たい、口々につぶやいていました。
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 地球に包まれた異次元空間を出ると、そこには大きな森が現れます。自然の息吹とオゾンいっぱいの気持ちの良い空間、そんな中で奇妙な光景を目にしたのです。なんと、水槽の中で鯉、フナ、金魚の淡水魚と、鯛や鮫が一緒に泳いでいるではありませんか。これは説明書きがありましたが、よく判らない何か特殊な水なのだそうです。これも未来に人間生活にも関係する新しい環境なのだとか。
 “まさか、将来は鯛や鯉と一緒に人間も水の中で生活出来るってこと・・・”、おやおや、モンキーパンチ先生、真剣にそんなこと感じているのですか。それとも、新しいマンガの発想でも沸いてきたのかな。
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 最後に、今回お世話になった副館長を囲んで参加者全員で記念写真です。当然あほまろが撮ったので写っておりませんよ。
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 おや、驚きました名古屋の新聞「ん!?浅草」のことが載っています。ちょっと嬉しいような恥ずかしいような・・・。
 今度、デジタルマンガ協会の先生たちにもこの雑誌に何か描いてもらいましょうかね。特に、ちばてつや先生は、浅草寺の母子地蔵などの製作にも関わっていらっしゃる方なので、浅草の雑誌には興味津々なのでした。
 おかげで、今回の打ち上げは、浅草の鰻屋さんで行うことに決定です。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数22

昨日の写真
同102枚