あほまろは昨夜、楽しかった北海道の旅を終え、東京へ戻ってまいりました。 今回の北海道では連日お天気に恵まれ、青空の下で気持ちの良い旅を楽しむことができましたが、東京に戻ってみると、どうやら雨とはまだ縁が切れていないようですね。 東京都心では、今日で35日連続して降水が観測されているとのこと。そこであほまろ、北海道の青空を少しだけ鞄に詰めて、東京まで持ち帰ってまいりましたよ。ところが、その大事な鞄は宅急便で送ってしまったので、まだ届いておりません。 ということは、鞄が届く明日あたりから、東京も晴れるかもしれませんね。
昨日、札幌のホテルをチェックアウトしようと、何気なく窓の外を眺めると、西の空に大きな虹がかかっておりましたよ。窓ガラスの反射越しではありましたが、虹は西の空から北の方角へ大きな弧を描き、札幌の街を包み込むような幻想的な眺めを楽しませてくれました。 ところが、せっかくの虹をもう少し眺めていたいと思った矢先、突然、激しい雨が窓ガラスを叩き始め、虹はあっという間に姿を消してしまったのです。
ほんの数分間の出来事でしたが、まるで北海道が「あほまろ、もう帰ってしまうのか」と、別れを惜しんでくれているようにも思えましたね。もっとも、その直後に土砂降りですから、「名残惜しいけれど、さっさと帰れ」という意味だったのかもしれませんけどね。
当初は、新幹線の札幌延伸に向けて、どんどん姿を変えている札幌駅周辺を歩いてみたく、午後2時頃まで札幌に滞在する予定でした。しかし、天気予報によれば札幌は一日を通して雨模様とのこと。
それなら長居は無用です。予定を変更して、午前中の便で東京へ戻ることにいたしましたよ。
ところで、北海道新幹線の新函館北斗―札幌間の延伸工事は、地質条件の悪さや難工事となっているトンネル掘削などの影響から、当初予定されていた2030年度末の開業が困難となり、完成時期は大幅に遅れる見通しとなっております。
さらに、建設費の増大や費用対効果をめぐる議論まで聞こえてくると、「いったい、いつになったら札幌まで新幹線で行けるのだろう」と、乗り鉄のあほまろとしては気が気ではありません。
まさか途中で「やっぱり中止にしましょう」なんてことになったら困りますよね。
「札幌へ 延びる線路を待つよりも あの世行きだけ先に着くなよ」(阿呆人也)
あほまろは年に何度か北海道を訪れておりますが、飛行機よりも鉄道の旅が好きなので、たいてい北海道新幹線と特急「北斗」を乗り継いで札幌まで向かっております。
上の写真は、日本一の秘境駅小幌駅通過中です。
新函館北斗から札幌までは、特急列車に揺られて約4時間。車窓を眺めながらの鉄道旅は嫌いではありませんが、さすがに4時間も揺られていると、札幌駅に着く頃には「ああ、よく乗った」と、身体の方が先に感想を申しておりますよ。
それに比べると、新幹線のグランクラスは実に快適ですよ。
もし北海道新幹線が札幌までつながれば、東京駅から乗り換えることなく、そのまま札幌駅まで行けるのです。乗り鉄のあほまろにとって、これほど嬉しいことはありません。
飛行機なら東京から札幌までひとっ飛びですが、それでは旅が早く終わりすぎるのですよ。鉄道の旅というものは、目的地に着くまでの時間まで含めて「旅」なのですからね。
とはいえ、札幌延伸がいったいいつ実現するのか。
2030年が遠のき、その先もまだまだ見通せないとなると、どうやら、あほまろが元気に乗り鉄を続けている間の開業は、あまり期待しない方がよさそうです。
それでも、「もしかしたら間に合うかもしれない」と淡い期待だけは捨てずに、これからも新函館北斗駅で特急「北斗」に乗り換え、ガタンゴトンと札幌を目指すことにいたしましょう。
新幹線の札幌延伸と、あほまろの寿命。さて、どちらが先にゴールへ到着するのでしょうね。
できることなら、この競争だけは新幹線に勝ってもらいたいものですよ。
今朝は雨模様ではありましたが、気温はそれほど低くなかったので、旅の間お休みしていた、いつもの早朝散歩を再開いたしました。
久しぶりに歩く浅草の朝は、やはり落ち着きますね。旅先では毎朝違った景色に胸を躍らせておりましたが、見慣れた雷門や仲見世、浅草寺の境内へ戻ってくると、「やっぱりここが、あほまろの日常なのだ」と、妙にほっとするのでありました。
ところが、散歩の途中から雨脚が次第に強くなってきました。せっかく久しぶりに観音さまへご挨拶をと思っていたのですが、無理をしてずぶ濡れになることもありません。今朝は本堂の開門を待たず、早々に引き上げてまいりましたよ。
現在、台風26号が本州の南海上を北東へ進んでおり、その影響もあって、関東地方は引き続き雨の降りやすい空模様となるようです。
ただし、台風が遠ざかれば、明日からはようやく晴れ間が戻る予報です。その一方で北から寒気が流れ込み、朝晩の空気も少しずつ冷たくなってくるとのこと。
北海道から帰ってきたばかりのあほまろには、東京の秋がいったいどこまで進んだのか、それを確かめるのも明日からの散歩の楽しみになりそうです。
長かった旅が終わり、またいつもの浅草の朝が始まりました。旅先の景色も素晴らしいものですが、やはり旅というものは、帰る場所があるからこそ楽しいのでしょうね。
あほまろが北海道を旅していた六日間、東京の我が家では、ヒロちゃんが毎朝、玄関までやって来て、鳴きながらあほまろの帰りを待っていたそうです。
いつもなら、朝になるとあほまろが起きて、やがて散歩に出かけ、しばらくすると帰ってくる。それがヒロちゃんにとっての「いつもの朝」だったのでしょう。
ところが、一日待っても帰ってこない。二日目も帰ってこない。三日目になっても、玄関から聞こえてくるのは知らない物音ばかり。
「おかしいニャ。あほまろは、いったいどこまで散歩に行ったのだ」
なんて思っていたのかもしれませんね。それでも毎朝、玄関まで出てきて鳴いていたというのですから、あほまろとしては胸が痛みます。
そして昨夜、六日ぶりに我が家へ帰ってまいりました。
玄関を開けて、
「ヒロちゃん、ただいま。帰ってきたよ」
と声をかけました。
当然、ヒロちゃんが一目散に駆けてきて、「お帰りニャ〜!」と感動の再会になるものだと、あほまろは勝手に期待していたのでございます。
ところが、待てど暮らせど、ヒロちゃんは現れません。あれほど毎朝、玄関で待っていたというのにですよ。
僅か六日間留守にしただけで、まさかあほまろのことを忘れてしまったはずはありませんよね。
荷物を置いて寝室へ行ってみると、いました、いました。
ヒロちゃんは自分のベッドの上に座ったまま、こちらへ来ようともせず、じ〜っとあほまろの顔を睨んでいるのでした。
その顔には、嬉しいとも寂しかったとも書いてありません。
ただ、
「……ずいぶん長い散歩だったニャ」
とでも言いたげな、実に冷たい視線なのでありました。
猫という生き物は、こういう時に人間のような安っぽい感動の再会など演じてくれません。
犬なら尻尾を千切れんばかりに振って飛びついてくるところでしょうが、猫には猫の意地というものがございます。
ましてやヒロちゃんは18歳。
人間でいえば、あほまろと同じく、もう立派なご老体です。
「寂しかった」なんて素直に言える歳ではありません。
女房が、あほまろが留守にしていた六日間、ヒロちゃんはほとんど自分のベッドから動こうとしなかったそうです。
きっと寂しかったのでしょう。それなのに、帰ってきた本人を目の前にすると知らん顔。まったく猫というやつは、面倒くさい生き物ですね。
でも、そんなところが可愛いのでございます。
あほまろも旅の服を脱いで着替えを済ませ、ようやく自分のベッドに入りました。すると、それまで知らん顔を決め込んでいたヒロちゃんが、突然、いつものように飛んできたのでした。そして、あほまろの顔をペロペロ舐めながら、
「布団の中に入れてください」
と催促です。
さっきまでの仏頂面はいったい何だったのでしょう。
どうやらヒロちゃんとしては、
「帰ってきたからといって、すぐに許したわけじゃない。でも、布団には入る」
ということだったのでしょうね。
もちろん、あほまろもヒロちゃんを抱っこして、いつものように布団の中へ入れてあげましたよ。
するとヒロちゃんは、あほまろの身体にぴったり寄り添って、ようやく安心したように眠ってしまいました。
夜中、何やら変な音が聞こえて目が覚めました。何だろうと思って耳を澄ませると、ヒロちゃんのいびきでしたよ。
スースーどころか、時折「グー」と聞こえてくるほどの熟睡ぶり。さっきまでの警戒心はどこへやら。
六日間の留守番で溜め込んでいた寂しさも不安も、あほまろが隣にいることを確かめて、ようやく全部ほどけてしまったのでしょうね。
その寝顔を眺めながら、あほまろは何ともいえない気持ちになりましたよ。
ヒロちゃんは18歳です。
若い頃なら、六日くらいの留守など何でもなかったのかもしれません。
しかし、18歳ともなれば、一日一日が大切な時間です。
昨日まで元気だったからといって、明日も同じように元気でいてくれるとは限りません。
これはヒロちゃんだけの話ではありませんね。あほまろだって同じです。だからこそ、一緒にいられる朝、一緒に眠れる夜、そんな何でもない時間が、歳を重ねるほど大切になってくるのでしょう。
若い頃には「また明日」が当たり前でした。
ところが歳を重ねると、その「また明日」が、とてもありがたい言葉に思えてくるものです。
ヒロちゃん、まだまだ元気でいてくださいよ。
そういえば、北海道新幹線の札幌延伸がいったいいつになるのやら、あほまろが生きているうちに完成するのでしょうか、なんてことを書きました。
それならヒロちゃんも一緒です。ヒロちゃん18歳、あほまろもそれなりのお歳。
北海道新幹線が札幌まで延びるのが先か、我々ふたりの寿命が先か。何だか、とんでもなく長期戦の競争になってしまいましたね。
でもヒロちゃん、せっかくですから二人とも頑張りましょう。いつの日か北海道新幹線が札幌駅まで開通したというニュースを、あほまろはヒロちゃんを抱っこしながら聞きたいものです。
「ヒロちゃん、とうとう札幌までつながったぞ」
そう言ったところで、きっとヒロちゃんは、
「それがどうしたニャ。そんなことより、ご飯まだ?」
とでも言うのでしょうけどね。
「待ちわびて 帰れば知らぬ顔をして 布団に入っていびきでお帰り」(阿呆人也)
猫というものは、「お帰り」なんて言ってくれません。玄関にも迎えに来てくれませんでした。それでも夜になれば、いつもの布団に潜り込み、いつもの場所で眠っている。
それがヒロちゃんなりの「お帰り」だったのでしょう。
さて、あほまろの次の北海道行きは、12月初め頃を予定しております。
その頃には北海道はすっかり冬景色でしょうね。
また東京駅から北海道新幹線に乗り、新函館北斗で特急「北斗」に乗り換え、札幌まで延々と揺られて行くのか。それとも、たまには文明の利器に頼って飛行機でひとっ飛びするのか。それは、その時になってから考えることにいたしましょう。
ただし、次に北海道へ出かける時には、ヒロちゃんにちゃんと説明してから出発しなくてはいけませんね。
「ヒロちゃん、今度は散歩じゃないよ。北海道だからね。二〜三日は帰ってこないからね」
そう言ったところで、理解してくれるかどうかは分かりません。
そして帰ってきたら、またベッドの上から、
「ずいぶん長い散歩だったニャ」
と、じ〜っと睨まれるのでしょう。
それでも良いのです。
帰った時に、睨んでくれるヒロちゃんがいてくれる。それだけで、あほまろには充分なのですから。
影向堂にもただいま。
子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
日本のナイチンゲールと称される瓜生岩子像。
令和の大改修を終え、雨に濡れる境内西広場。
お店の取り壊し作業が終わった伝法院通りを、ウメちゃんたちが戻ってまいりました。
さて、今日のあほまろは、楽しかった旅の余韻に浸りながら、まずは北海道で撮りためた膨大な写真の整理を済ませ、それが終わったら、再び『浅草は、朝が深い』の原稿書きに取り組みますよ。
旅の間はしばらく原稿から離れておりましたが、頭の中も少しリフレッシュできたことでしょう。北海道の広い大地から、再び浅草の深い朝へ。今日からまた、過去の日記と格闘する日々の再開ですよ。
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夕べの睡眠は75%でした。
ただいまヒロちゃん。夕べは睨まれた。
おはようヒロちゃん。
散歩の帰りを廊下で待ってたよ。
今朝の朝の朝食は、夕べ新函館北斗駅で買ったニシンみがき弁当。妻のコレクションは、アスリーちゃんとバービーちゃん。
ニシンみがき弁当の賞味期限が午前2時まででしたが、7時に食べたので、今日は腹を壊すかも。
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