平成21年4月30日(木) 旧暦4月6日先負 - 永井荷風 -
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『つくづくと』 ニュースは、高速道路1000円と豚インフルエンザの話題ばかりですね。何かそれ以外の話題は無いのか、ネットを探っていると、「コロッケ&焼きそば」が結婚なんて記事発見。この二人?の関係はというと、昨年合併した藤枝市と岡部町、それぞれのご当地グルメ「せとやコロッケ」と「おかべ焼きそば」が結婚したという設定で、合併を盛り上げようということになったからとか。ちゃんと、焼きそばとコロッケの開発担当者が新郎新婦の付添い人となって神社で結婚式を行った写真まで載せてましたよ。世知辛い世の中、たまには、こんな話題が新聞の一面を飾っても良いのでは・・・。 今年は、永井荷風さんの生誕130年・没後50年ということで、荷風ゆかりの記念出版やイベントがあちこちで開催されているようです。晩年を千葉県市川市で過ごし、彼の暮らしぶりなどを書いた日記「断腸亭日乗」は、当時の東京の風景を知ることが出来る貴重な史料として有名ですね。あほまろも当時の風俗や町並みを知る重要な資料のひとつなのです。その一節を引用してみますね。 「昭和二十三年一月初九。晴れ。午下省線にて浅草駅に至り三ノ輪行電車にて菊屋橋より公園に入る。羅災後初めて東京の地を踏むなり。菊屋橋角宗円寺門前の石の布袋恙(つつが)なくしてあり。仲店両側とも焼けず。伝法院無事。公園池の茶屋半焼。池の藤恙し。露天の大半古着屋なり。木馬館旧の如し。その傍に小屋掛にてエロス祭といふ看板を出し女の裸を見せる。木戸銭拾円。ロック座はもとのオペラ館に似たるレヴューと劇を見せるらしく木戸銭六拾円の札を出したり。公園の内外遊歩の人絡繹たるありさま戦争の如し。」 僅かこれだけの文字面からも、当時の様子が手にとるのです。現在、あほまろは映画の舞台設定を模索しており、荷風の生き様を参考にしようと「断腸亭日乗」等を読みあさっているところなのですが・・・、荷風の文章を繰り返し読んでいると、なんとなく疑心暗鬼にとらわれてしまうのです。日記の中で、事実は事実としてしっかり捉えているのですが、陸軍批判、戦争批判、政治批判など、総てが「批判」と「否定」で、自分の意見というか、現状をよりよくしていこうなどの積極的な意見は全く書かれていないのです。まるで、わざと余所余所しく振る舞うよで、素直に従わず、不平がましい態度ばかりが目立ってしまうのが難点ですね。それでも、闇市の値段や、毎日の食事の内容、町の噂話、流説、風説、デマ、米軍の撒いた宣伝ビラの内容まで記録されているのですが、公表を意図して書かれている点には注意しなければいけない箇所も多いようです。 そもそも、荷風といえば晩年は浅草のストリップ劇場に通い詰めた女好き。もっとも20才の頃から通人と自負し、吉原に入り浸たったり、お気に入りの芸者と待合いに泊まったり、過去の自堕落な生活を自慢たらしく語っている、根っからのスケベ老人、人間としての豊かな情緒を感じられない人なんですけどね・・・。 テプコ浅草館で、江戸庶民の暮らしを再現「檜細工師三浦宏 匠の技」展が開催されております。詳細は、こちら。
世の中連休中とはいえ、今日は平日なんですよね。 こんな時間に訪れる観光客なんて誰も居ませんでした。歩いているのは、いつも散歩されているみなさんです。
三脚を立てて写真を撮っている方、あほまろがいつもの場所で写真を撮ろうと構えると、“邪魔だ〜!”って、怒鳴られてしまいました。 怒鳴られても怯むものか。
あのおっさん、誰も人が居ないところを撮りたかったのでしょうね。怒鳴らなくても待っていれば撮れるのにね。 メイちゃんです。 毎朝6時に開門です。 今日も良い日でありますように(合掌)。 『本堂から宝蔵門』 参拝を済ませ。おや、もうワンちゃんたちがいらっしゃってますね。右手前からメイちゃん、ココアちゃん、バビちゃん、ジョージ君、クッキーちゃんにクレアちゃん、そして階段を降りて行くのがラッテ君。レギュラーメンバーです。 『本堂から宝蔵門の大提灯』 メイちゃんだけはみんなと遊ばず、帰って行きます。
二尊仏。 三地蔵。 工事中の二天門前にも奉納提灯が架かりました。
『今朝の浅草神社』 残り少なくなったソメイヨシノの実たちです。 毎日、探し出すのも大変なんですよ。でも、それが毎朝の楽しみでもあるんだよね。 こちらはお馴染みの赤い実。 こんな所にもありましたよ。 三社祭の奉納提灯が毎日少しずつ増えていきますね。
今朝の写真 OLYMPUS E-30 ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0 ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3 撮影枚数309枚