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2017年10月23日(火)〜26日(金)
   JR九州「ななつ星in九州」三泊四日の旅

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 今年二度目の福岡にて朝を迎え、いよいよ夢の列車に搭乗できると早朝より興奮さめやらぬ状態が続いているのでありました。夢の列車は二度目でありますが、前回とは違うのは、ななつ星の中で最高グレードの7号車のデラックススイートA室なのですよ。夢の列車の夢のようなお部屋で過ごすことが出来ると思っただけで、平静を保って居られるわけ無いでしょ。
 そんなワケで、目覚めてからホテルの部屋をうろうろするばかり、窓から博多港に停泊する巨大な客船が見えておりましたが、船嫌いのあほまろには何の興味もありません。ただひたすら出発時間を楽しみにする朝だって言うのに、時間はわざと遅く動いているんじゃ無いかと感じてしまうよ。
写真00  ホテルのロビー集合が9時半だけど、部屋でそわそわしているよりロビーで迎えを待つ方が快適な時間を過ごせそうなので、まだ早いと嫌がる女房を説得してロビーに降りると、既にななつ星のスタッフが2名待機しておりました。右の女性は、前回の車内でお世話になったクルーの新野綾さん、お帰りなさいませとのご挨拶でしたが、今回はお迎えだけで乗務はされないとのことでした。
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 ホテルよりタクシーにて、博多駅ラウンジ「金星」に到着です。この入り口より夢の列車旅の始まりなのであります。
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 ピアノ演奏の流れるラウンジでは、大勢のスタッフのお出迎えです。
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 席に案内され、ななつ星ラウンジのオリジナルウェルカムスイーツのサービスを頂いていると、今回の列車長の数澤氏が挨拶にいらっしゃいました。
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 今回の旅の切符に入鋏。この儀式は今年の春から始まったので、二回目なので、あほまろの切符は入鋏無しでお願いしたので、意味無いけどいわゆる未使用状態でのお持ち帰り。
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 いよいよ乗車時刻であります。全員にシャンパンが配られ、なんと、今回もあほまろが出発合図セブンスターズ!で、乾杯です。今回の乗客は僅か19名だったので、2部屋空きで出発、全くもったいないことですよ。
 クルーは4号車のお客様から「チリンチリン」とベルを鳴らしてホームへと誘導。残念ながら今回はJR九州の社長さんはいらっしゃいませんでした。
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 DXスイート担当クルーの鶴田氏が、博多駅長と7号車前にて記念写真を撮ってくれました。まずはお隣、DXスイートB室の辻ご夫妻です。
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 続いてDXスイートA室、緊張気味のあほまろご夫妻でありました。
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 DXスイート二組揃って、最後尾の7号車までご案内。
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 乗降口でスタンバイしていた、クルーの泉水さん。アメリカディズニーランドのお仕事を止めて「ななつ星」クルー6期生に任命されたとおっしゃっていたので、6月からの新人さんですが、車内では、とってもお世話になりました。
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 こちらが夢の列車の夢のお部屋です。
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 写真では感じられなかった豪華なオーラーが漂っていて、もう言葉になりませんので、詳細は後ほど。
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 とりあえずねずみ取りに借りてきた猫のように緊張気味のご夫婦でありました。
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 午前11時、「ななつ星」、最初の目的地門司港駅に向けて出発しました。
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 ホームではJR九州のみなさんのお見送り。最後尾の展望席で見送られるのって、かなり恥ずかしいものですね。新野綾さんの顔を見付けてちょっと安堵で、行って参ります!
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 ♪汽車は出ていく煙は残る 男泣かせて 汽車は行く・・・、
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 見送りの方々に手を振りながらそんな曲を口ずさんでしますあほま、たぶん古い人間なのかも・・・。注:灰田勝彦 「新橋駅でさようなら」
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 こちらがベッドルーム、他のソファベッドの部屋とは違って、ベッドが常設なのです。
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 最後尾の部屋なので、通路部分も専有出来るので列車の中とは思えない空間になっているのです。
 横になりたい時にはいつでも使えるってのが便利ですが、せっかくの「ななつ星」なので、寝てなんかいられませんよ。
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 テーブルの上にはアメニティセットが置かれていました。
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 さっそく窓側にビデオをセット。走行風景を録画するのですが、持って行った簡易三脚では不安定でしたよ。後で気付いたのが、部屋に備え付けの滑り止めのマットの上にビデオを乗せると、滑らず安定して撮ることが出来たのでした。次からは滑り止めマットさえ有れば簡易三脚なんていらないですね。
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 バスルームも普通の部屋の倍の広さで、右がシャワールームで、洗面蜂は柿右衛門。
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 DXスイートの入り口の洗面台は源右衛門。ハローウィンの装飾にウエルカムフルーツが置かれておりました。
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 12時より、2号車「木星」にて昼食の始まりです。
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 最初の昼食、折尾駅付近から博多寿司を代表する「すし割烹 やま中 本店」の御主人が握るお寿司なのですが、今回は御主人がいらっしゃいませんでしたが、美味しいお寿司をいっぱい頂きました。
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 お寿司にもデザートが付いておりますのでごゆっくり。
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 デザート中に門司港駅に到着してしまったので、慌ててお部屋に戻りました。
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 部屋に戻る途中、2号車から7号車まで、車内写真を撮ってみました。
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 ここから7号車です。
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 エントランスには、まだウエルカムフルーツが置かれたままですね。
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 左がDXスイートBで、突き当たりがDXスイートAで、二重扉になっております。
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 二重扉の先にのれんもあります。
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 門司港駅では機関車を入れ替えて、バック運転で入線するため、機関車は7号車側に着いてしまうのです。
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 機関車が着くとせっかくの車掌も閉ざされてしまうのが残念ですが、進行方向の関係で初日は仕方が無いのであります。
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 機関車が着いた車窓はこのようになります。
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 バック運転でホームに入るため、ここから一号車に移動して写真を撮ることにいたしました。
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 門司港駅は生憎の雨模様です。
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 12:45門司港駅到着。
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 最初の立ち寄り観光地ではガイド付きの駅舎と古い町並みの散策でしたが前回参加したので、我々は自由時間を小雨の門司港駅周辺を散策することにしました。
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 14:35門司港駅出発までに戻ってまいります。
写真00 来る度に工事中の駅舎、いったい何時になったら完成するのでしょうね。
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 約50年ぶりに門司港の商店街を歩いてみたけど、ほとんど記憶に残って無いようですね。
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 でも、この喫茶店だけは良く覚えていたので行ってみました。当時文通をしていた地元の学生と待ち合わせをした思い出の場所がまだ残ってましたね。まさか焼きカレーの発祥の店じゃ無いでしょうね。
写真00  古い町並みは楽しいけど、この通りもシャッターが目立つ通りになってしまったようで残念ですが、所々にこのような佇まいのお店を見ると嬉しくなってしまいます。
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 こちらはガイドブックにも載っている有名なお芋専門店「芋伝説」。
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 元は八百屋さんだったので、店頭には様々な芋を並べて販売しておりました。
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 門司港のマンホールは特徴無し。あほまろはマンコレなので、何処に行ってもマンホールを見付けると写真を撮ってしまう変わった性格なのですが、変質者とか変態ではございませんよ。
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 門司港にはレトロな建物がいっぱい建っていますが、時間が無いので散策は駅周辺だけに留まりました。
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 関門海峡の向かいが本州です。
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 関門大橋の左が下関、こうして見ると海峡と言うより大きな川のようですね。
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 いつかゆっくる巡ってみたい門司港でした。
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 さて、我々の夢のお部屋くっついてしまった機関車ではありますが、近づいて見ると無駄な飾りがいっぱいのとっても愛嬌有る機関車に見えませんか。
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 車体の飾りは総て特殊なネジで取り外せるので、外して洗浄しているとのことでした。
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 こちらが特殊なネジのドライバーです。これもこだわりなのですね。
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 14:35門司港駅出発です。
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 雨がどんどん激しくなってきました。

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 車窓が閉ざされてつまらないので、我々は1号車「ブルームーン」に移動し、生演奏を聴きながらのティタイムでも。
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 車窓が閉ざされてつまらないので、我々は1号車「ブルームーン」に移動し、生演奏を聴きながらのティタイムでも。
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 水戸岡デザインの自信作ですが、このデザインだけでも他の列車に使わず、「ななつ星」の特徴ににしてもらいたかったですね。
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 新しい水戸岡デザインの列車の乗る度に、「ななつ星」の特徴が失われているようで残念です。
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 ロビーカーに飾られている食器は柿右衛門窯製ですが、これで頂くことも可能です。あほまろは、柿右衛門のコーヒーカップでコーヒーを頂きました。
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 こちらは意味不明の人面虫。架空のフンコロガシで金の玉が糞だって。
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 壁にも柿右衛門のお遊びがいっぱいありました。
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 15:32 中津駅で青いソニック号とすれ違いで13分停車。「ななつ星」は特急じゃ無いので、普通列車に追い越されるのも許すのんびり列車であります。お先にど〜ぞ。
写真00  柳ヶ浦駅にて宇佐神宮行くの立ち寄り観光客の13名が降りると、列車に残ったのは僅か6名だけです。
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 列車滞在組は、国東七島藺(しちとうい)の制作体験が行われます。
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 講師は柳ヶ浦駅より七島藺工芸作家の岩切千佳さんが乗り込んで、七島藺ワークショップの始まりです。
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 今回の旅には、我が家の愛犬愛猫たちの分身も同乗しており、一緒に七島藺ワークショップを体験いたしました。
 七島藺とは、琉球イ草を豊後に持ち帰り全国に普及させたことから畳表を琉球表と呼ぶようになった物で、生まれは琉球育ちは大分、い草に比べ、5〜6倍の強度があると言われる程、耐久性に優れ、古くは庶民に愛され親しまれた畳材。かつては柔道場に敷かれるほど強度の強い畳で、東京オリンピックの競技場でも使用されたそうです。
 しかし、現在ではビニル材の使用によって柔道場での七島藺は廃れてしまいましたが、次の東京オリンピックで、何とか復活させたいとオリンピックの関係団体に働きかけているとのことです。たとえ競技には使われずとも、柔道を愛する競技者に、かつての柔道場の畳としてデモンストレーションでも行えるようになったら良いですね。
 この七島藺ワークショップを通じて、柔道関係社に存在を知らしめること出来ないのかな。
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 「ななつ星」での七島藺ワークショップは、「ななつ星」が求めている価値と農泊には、そこにしかない暮らしや文化、地域の個性といった価格競争とは異なる切り口の農業との共通点があるとか、難しいことは抜きにして、人と人との交流を深めることに専念するためですよね。
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 「ななつ星」は、あちらこちらの駅に停まりながらも七島藺ワークショップが続いておりました。
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 あほまろは前回も体験したので、車内外でみなさんの写真を撮ってあげてましたよ。
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 30分以上も停車しているここは何処でしょう。駅名看板には「中山香」とあります。
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 次の臼杵駅で七島藺工芸作家の岩切千佳さんを降ろすための時間調整でしょうね。
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 このまったりとした時間は、乗客が少なくなった「ななつ星」をじっくり観察する良い機会でもありました。
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 そろそろ夕景が迫ってきましたね。
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 この器も水戸岡氏のデザインですが、単なる飾りのようでした。
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 中山香駅を17:19出発。
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 岩切千佳さんは、次の臼杵駅で降車いたしますが、私ももうちょっと乗って居たいとおっしゃってました。
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 臼杵駅17:30着。さようなら、岩切千佳さんありがとうございました。
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 陽が落ちた杵築駅発17:45。次は別府駅にて、宇佐神宮立ち寄り観光組をピックアップするのです。
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 2号車に飾られたクルー9名の名刺。今回も全員の名刺を頂きましたよ。
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 誰も居なくなった1号車をじっくり観察いたします。
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 こちらのシャンデリアは水戸岡氏のデザインではありません。水戸岡氏がお気に入りの作家物を採用したとのことです。
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 丸い中に複雑な間接照明が施され、直接電球を見えなくしているのです。
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 水戸岡氏はLEDが嫌いなので、車内の照明は総て白熱電球。しょっちゅう切れるので取り替えるのも大変な作業のようでした。この写真を撮っている間にも、一個消えてしまいましたよ。
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 ピアノの横のナナちゃんとも、すっかりお友達になってしまいましたよ。ナナちゃん、時々誰かに蹴飛ばされるんだよってぼやいてたけど、動かすことは出来ないのです。
写真00  18:06別府駅到着。ここで、立ち寄り観光組を待ちながら夕食の準備を行うので、1時間53分の停車。
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 外は真っ暗になってしまいましたが、我々は前回同様、別府の街の散策でした。
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 別府の街も野良猫が多かったけど、みんな避妊手術をされ地域猫として可愛がられているようで、とっても人懐っこい性格で近寄って来るけど、ごめんね、今は何も持って無いのよ。
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 さすが温泉地だけあって、ここの銭湯も温泉ですね。
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 天狗通りで、女房が七島藺のスリッパを見付けて衝動買い。さっそく普及効果がありましたね。
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 散策途中で立ち寄り観光のバスが戻って来たので、散策を終えて「ななつ星」に戻りました。
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 夕食は停車中に落ち着いて頂きました。
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 食事中に前回お世話になったクルーの原田芙美さんたちがベッドメイキングをしておりました。
写真00  別府発21:59。日豊本線と豊肥本線を通って阿蘇駅に向かいます。阿蘇駅到着は0:45。これにて初日の日程は総て終わりました。
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 今夜はバータイムで遊ばずに、お部屋に用意された飲み物を飲んでぐっすり寝ることにいたしましょうね。
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 ベッドの上には、あほまろ夫婦結婚25周年記念のプレゼント。お休みなさい。
写真00 Memo
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SONY FE 12-24mm F4 G
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS


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