今回の旅は、9月20日から23日までの「ロイヤルエクスプレス 北海道最北端の旅」に参加するため、前日の19日に札幌入りをしました。しかし、出発早々から不穏な出来事が続き、少し不安なスタートとなりました。 まず、上野駅での出来事です。改札を通過し、下りエスカレーターに乗りながらチケットを仕舞おうとした際、特急指定席券が手元から滑り落ち、エスカレーターの隙間に吸い込まれてしまいました。慌てて上りエレベーターで駆け上がり、駅員さんにそのことを伝えたところ、「時間がないので、車掌に伝えておきます。そのまま座席に着いてください」との対応。 車内で車掌さんに事情を説明すると、チケット紛失証明書を書いてもらい、上野駅員が「大人の休日倶楽部カード」での購入履歴を確認してくれたおかげで、無事に証明が取れ、一安心でした。出発早々のトラブルに見舞われ、不安がよぎる中での旅のスタートでした。 そして、さらなるトラブルは19日の朝に発生しました。楽しみにしていた臨時特急「ニセコ号」に乗車する予定だったのですが、前代未聞のトラブルが東北新幹線で起こったのです。 そんなこととは知らず、車内食での朝食をとっていると。 盛岡・秋田発東京行きの「はやぶさ・こまち6号」が、古川―仙台間を走行中に連結器が外れ、緊急停車するという事態に。これにより、東北新幹線は東京―新青森間で運転を見合わせることとなってしまったのでした。 この事態をネットで検索すると、様々な写真が出てきましたよ。 あほまろは、仙台を出たばかりの「はやぶさ1号」に乗車しており、古川駅手前のトンネル内で約4時間ほど待機する羽目になってしまいましたよ。 その後、新幹線は盛岡駅で運転終了です。 盛岡駅全ホームにて新幹線が待機していましたよ。 アナウンスに従い、ホームを移動して急遽臨時に設定された新幹線「はやて551号」にて、各駅停車で新青森駅に向かったのでした。 新青森駅に着くと、またまたホームを移動して北海道新幹線「はやて969号」に乗換て新函館北斗駅まで行くことができました。 ようやく函館北斗に到着した時点では、すでに楽しみにしていた「ニセコ号」は出発した後でした。 やむを得ず、「ニセコ号」は諦め、室蘭本線経由の特急「北斗」で札幌へ向かうことになりましたよ。 それにしても、新幹線を乗り換えるなんて初めてでした。当日のチケットの払い戻しは一年間有効なので、帰ってから対処しましょうね。 疲れたので、とりあえず函館名物「鰊弁当」で夕食でした。ようやく北海道にたどり着けたので、SAPPOROで乾杯ですよね。禁酒は明後日からにします。 「ニセコ号」に乗れなかったのは残念でしたが、無事に札幌に到着しました。翌日からの「ロイヤルエクスプレス 北海道最北端の旅」に向けてホテルにて準備を整え、早寝でした。 札幌の朝。いつもの時間に起きてしまったので、朝食前の散歩でした。 大通りからすすきのまで、路面電車を見ながら歩きました。 すすきのから地下鉄で戻り、朝食です。 さすが北海道。大好物のジャガバター最高でした。 朝刊に、昨日の事故。この中に居たんだよな・・・・。 そして、ホテル最上階にて、「ロイヤルエクスプレス 北海道最北端の旅」の出発式でした。今回も、あほまろは出発前挨拶「デスカバー北海道」をさせられましたよ。 様々な不測の事態に見舞われましたが、北海道での旅は連日晴天に恵まれ、三泊四日の旅は無事に終わりました。道中の景色は素晴らしく、特に最北端の地で見た風景は心に残るものでした。時には予定外の出来事も旅の思い出の一部となりますが、今回もまた、忘れられない貴重な経験を積むことができました。ここからは、楽しかった旅を写真で振り返ってみます。 ロイヤルエクスプレス 入線。 お馴染みのお顔のお出迎えでした。 11:10 札幌駅出発。 車内のお食事は、札幌市「AGRISCAPE」(フレンチ)でした。 楓の樹液採取が春を告げると、裏山では山菜を採り、夏には生い茂る野草を、秋にはきのこを採取、小川では色濃く成長したクレソンを摘みます。北海道の自然そして人々の想い・力で生み出した一皿をTHE ROYAL EXPRESSの車窓とともにお楽しみくださいと記載されてましたよ。 普段見慣れた車掌も、「THE ROYAL EXPRESS」のロゴ越しに見ると、特別な雰囲気がありますね。 ロイヤルエクスプレスでは、全5両(本来は8両編成)の異なる雰囲気を持つロビーカーから車窓を楽しみながら、食事も一緒に楽しむことができます。この点が他の豪華寝台列車と大きく異なるところです。他の列車ではロビーカーが2両しかなく、全員が揃って食事を取ることが難しいため、交代制になってしまいます。その結果、ロビーで落ち着いて過ごす時間も十分に取れず、結局は個室内で過ごすことが多くなるのが現実です。 さらに、豪華寝台列車の寝台車では、寝心地があまり良くないことも少なくありません。夜行列車としての魅力はありますが、長時間移動の疲れが取れないことも多く、ゆっくり休むことが難しいと感じることもあります。その点、ロイヤルエクスプレスでは、宿泊を豪華ホテルでゆっくりと過ごすことができるため、旅の疲れをしっかりと癒せるのが大きな魅力です。寝台列車とはまた違った快適さを提供してくれるロイヤルエクスプレスは、まさに贅沢な時間を過ごすのに最適な選択です。 こうした理由から、あほまろはすっかりロイヤルエクスプレスのファンになってしまいました。今回の旅は、ロイヤルエクスプレスでの5年目となる北海道の旅ですが、これまでに4回も乗車しています。また、今年の1月には四国の旅にも参加しました。こうして様々な地域でロイヤルエクスプレスを楽しむことで、それぞれの土地の魅力を感じながら、毎回異なる特別な体験ができるのがこの列車の素晴らしさなのですよ。 ロイヤルエクスプレスの旅では、車窓からの風景や列車内の優雅な雰囲気に包まれ、時間を忘れてくつろげます。それに加えて、列車内で楽しむお食事も格別で、旅の醍醐味を存分に味わうことができます。やはり、快適な宿泊と最高のサービスを提供してくれるロイヤルエクスプレスは、一度乗ったら忘れられない素晴らしい体験となっているのです。 14:55 旭川駅到着。ここからバスにて、今夜のお宿の層雲峡に向かいました。 一泊目は「ホテル大雪」です。 北海道のシグマはでっかいど。 ホテルのお部屋でくつろぐ間もなく、 バスにて大雪山の麓、上川町の大雪森のガーデン 〜フラテッロ・ディ・ミクニ〜にての夕食でした。 デナーショーは、ヴァイオリンの大迫淳英氏と、ピアノ傳かおりさんです。 大雪山の麓、上川町。その山麓にひっそりと佇むレストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」。ゆったりと流れる贅沢な時間を演出し、季節を彩る上川の野菜たちがその日のテーブルを彩ります。 傳かおりさん、お疲れさまでした。 今回も息子と一緒でした。 1日目を終えて、層雲峡温泉に浸かっておやすみしました。 Memo iPhone 15 ProMAXLeica D-LUX8