あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和8年(2026)3月20日(金) 旧暦2月2日 先負

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今朝の撮影 Data

SONY α1 II
Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG
iPhone 17ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
650

- 咲く前も 散りゆく後も人は問う 桜に映る己がいのちを -

日記写真

 三連休初日の「春分の日」でございます。

 昼と夜の長さがようやく肩を並べ、季節の針が静かに春へと傾くこの日、あほまろは小雨の浅草寺境内を歩いてまいりました。
 昨日は東京でも桜の開花宣言が発表され、ここ浅草寺境内のソメイヨシノも、いよいよほころび始めましたよ。
「ああ、今年も来たか」と思うより先に、「もう来たのか」と感じてしまうのは、歳を重ねた証拠なのかもしれませんが、時の流れは、桜の開花よりもよほど早いようでございますね。
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 とはいえ本日は、シアーラインの影響で空には雲が広がり、日中もどこかぐずついたご機嫌。にわか雨の気配もあるとのことですから、お出かけの際には折りたたみ傘などを忍ばせておくのが無難でしょう。
 もっとも、桜と雨という取り合わせも、これまた風情のうち。濡れた花びらに春を感じるのも、なかなか乙なものではございますがね。
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 さて、日本人にとって桜とは、単なる花ではございません。春の訪れであり、出会いと別れの象徴であり、そして何より――儚さそのものの化身でございます。
 ここ浅草寺奥山にも、かつては 正岡子規 の句碑
「観音で雨に逢ひけり花盛」 が静かに佇んでおりました。
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 しかしながら、境内西側から新奥山庭園にかけての改修工事により、石碑や木々とともにこの句碑も撤去され、いまは平らな広場となってしまいました。
 便利で整った景観の裏側で、そっと消えていく記憶の層――あほまろには、そこに一抹の寂しさを覚えずにはいられませんよ。
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 「花盛」とは、すなわち桜。古来より日本において「花」と言えば桜であり、その美しさと儚さは、数多の文学の中で語り継がれてまいりました。
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 たとえば、梶井基次郎 の『桜の樹の下には』。また、坂口安吾 の『桜の森の満開の下』。
 いずれも、桜の美しさの裏に潜む不穏さや、生命の不思議を描いた作品でございますね。
 桜とは、ただ美しいだけの花ではなく、人の心の奥底にある「生」と「死」の気配を静かに呼び起こす存在なのでしょう。
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 日本人は古来より、桜に神や精霊が宿ると考え、その開花を春の訪れとして寿ぎ、やがて散りゆく姿に人生を重ねてまいりました。
 とりわけ樹齢を重ね、見事な枝ぶりを誇る古木は、「三大桜」として尊ばれ、天然記念物や名勝として大切に守られております。
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 しかし――どれほど守られた名木であっても、いずれは散り、姿を変えてゆく。それでもなお、人は桜を愛で続けるのでございます。
 それはきっと、散ることを知っているからこそ、美しさが際立つという、少々皮肉な真理を、我々が無意識に受け入れているからなのかもしれませんね。
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 あほまろは今朝も、ほころび始めた桜を見上げながら、そんなことをぼんやりと考えておりましたよ。
 そして、こうしてまた日記に記してしまう――これもまた、あほまろなりの「散らぬ工夫」なのでございましょうかね。

「咲く前も 散りゆく後も人は問う 桜に映る己がいのちを」(阿呆人也)
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 さて、今日の「春分の日」とは、昼と夜の長さが同じになる日――と、よく申します。しかしながら、実際にはほんのわずかに昼の方が長いのでございます。
 理屈の上では「等しい」はずなのに、現実は少しだけズレている。このあたり、人生にもどこか似ておりますね。きっちり帳尻が合うようで、どこか微妙に合わないのでございますよ。
 それでも、昼と夜が肩を並べるこの日を境に、季節の針は確かに春へと傾いていきます。あほまろは、その「見えない針の動き」を感じたくて、こうして毎朝歩いているのかもしれませんね。
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 ここからは、ちょっと難しいことを語ってしまいますよ。
 春分の日とは、「太陽が真東から昇り、真西へと沈む日」。この日は天文学的に定められており、国立天文台 が太陽の動きを精密に計算し、前年の2月に「暦要項」として発表しているのでございます。
 一年というものは、実はきっかり365日ではなく、約365日と6時間。この6時間の“はみ出し”が、4年で約1日となり、それを調整するために「うるう年」が設けられているのです。
 つまり、あほまろが四年に一度「今日は一日得した気分ですね」などと呑気なことを言っていられるのも、天文学者の方々のおかげなのでございますよ。
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 そのため春分の日も、年によって3月20日になったり21日になったりと、微妙に揺れ動く存在でございます。
 これまた桜と同じく、「決まりきっているようで、実は毎年違う」――なかなか風流ではございませんか。
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 そして今日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として定められた国民の祝日であり、同時に春のお彼岸の中日でもございます。
 ご先祖様に手を合わせる方々の姿も、境内ではちらほらと見受けられましたよ。
 あほまろは思うのでございます。春とは、ただ暖かくなるだけの季節ではなく、過去と現在が、ほんのひととき同じ長さで向き合う時間なのではないかとね。
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 昼と夜。
 生きている者と、すでに逝った者。
 記憶と現実。

 それらが静かに釣り合う日――それが春分なのかもしれませんね。もっとも、そんなことを考えながら歩いているあほまろも、途中でビクトリー君に出会えば、「おはようございます、今日も元気ですね」と現実に引き戻されるのでございますけどね。哲学も、ハトには勝てないのでございます。

「昼と夜 そろうはずでもわずかの差 人の世に似て春は始まる」(阿呆人也)
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 今朝の日の出は午前5時45分。
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 浅草寺の裏広場には観光客の喧騒も届かず、ただ静かな空気が流れる、とっておきの場所でございます。その片隅で、人知れず「時間の重なり」をそっと見せてくれているのです。
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 新しい葉が芽吹き始める中でも、昨年の実を手放さずに残してくれていたハナカイドウ。その健気な姿に、あほまろは毎朝小さな楽しみをもらっておりましたが、その実も昨日落ちてしまいましたよ。
 季節が進んだ証とはいえ、ひとつの楽しみが消えてしまうのは、やはり少し寂しいものでございますね。
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 宝蔵門前のシダレザクラが、日ごとに花を増やし、6〜7分咲きとなりましたよ。
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 この桜、ただのシダレザクラではございません。日本三大桜のひとつとして名高い、福島県の「三春滝桜」の子孫樹と伝えられる、由緒正しき一本でございます。
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 その血筋を見事に受け継ぎながら、毎年欠かさず美しい花を咲かせ、訪れる人々に春の訪れを静かに告げてくれるのでございます。
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 ボケの花。
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 境内の河津桜。花びらは静かに姿を消し、その代わりに若々しい緑の葉が枝いっぱいに広がり始めました。そして、その葉のあいだからは、小さな実もそっと顔をのぞかせておりました。
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 境内のシキザクラは、まるで季節の終わりという言葉を知らないかのように咲き誇っております。
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 ちょっと明るくなったので、宝蔵門のシダレザクラをもう一度。
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今朝もまた、日の出二十分前――
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 あほまろがまだ「今日は何を書こうか」とぼんやりしているその時に、例によって主役は先に登場でございます。
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 ビクトリー君であります。
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 しかしながら、ここで困った問題がひとつ。毎朝来てくれるのはありがたいのですが、あほまろの文章が、どうも“定点観測の定型文”になりつつあるのでございます。
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「今朝もやって来ました」
「棚の上に止まりました」
「おはようのご挨拶」
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――これでは、まるで役所の報告書。風情もへったくれもございませんよね。
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 ところが今朝のビクトリー君、よくよく観察してみますと、少々様子が違って見えましたよ。
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 雨に当たって羽根が濡れているからですかね。
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 そこにレインボーちゃんもやって来ましたよ。
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 棚に降り立つと、じっとこちらを見つめて動かない。まるで、「今日はどんことを書くつもりだい?」と、あほまろの筆を試しているかのようです。
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 その姿、もはや野鳥ではなく、編集者。しかもかなり厳しいタイプの――。
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 あほまろは思いましたね。
「これはもう、毎朝来ているのではなく、“連載を監修している”のではないか」と。
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 まったく、観音さまの前で、ハトに締め切りを急かされるとは――、あほまろの余生も、なかなか忙しいものでございますね。
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 それにしても不思議なもので、毎日同じように見えるこの時間も、少し目を凝らせば、微妙に違う表情を見せてくれるのです。
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 変わっていないのは、風景ではなく、見ている側の言葉の方だったのかもしれません。
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 ビクトリー君は、羽ばたきながら教えてくれたのでございます。
「同じ朝など、一度も無い」と。
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 確かに今朝は、西洋人親子が、ビクトリー君の舞を見てくれてましたからね。
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 夜が明けるとハートチャンもやって来ました。
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 続いて、ピース君。
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 まるで「今日こそ主役は俺だ」と言わんばかりに、羽を広げてあほまろの目の前でホバリング。
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 しかも、着地の前に一瞬の“間”を取るあたり、どう見ても演出がかっておりました。
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 同じ顔しているようでも違う朝ですからね。
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 あほまろと戯れる、二組の夫婦。その日々は、ささやかでありながら、どこか趣深い「あやなり」を織りなしているのでございました。
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 おはようございます。今朝は開門3分前にやって来た、野崎さんと高橋さん。
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 おはよう益美さん。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 春の境内をご覧下さい。
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 イロハモミジの枝先が新葉の準備を始めましたよ。
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 境内のソメイヨシノも開花し始めましたよ。
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 昨年から落ちずに、いまだに枝にしがみついているソメイヨシノの四枚の葉。いったいどこまで踏ん張ってくれるのかな、頑張ってください。
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「散りそびれ 時の流れに 抗(あらが)いて 幹しがみつく 意地の四枚葉」(阿呆人也)
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 境内の木々はすべて伐採され、一帯が平らに整地されました。かつての木立の面影はなく、広々とした空だけが静かに広がってきましたよ。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は906%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、シャケとハムと野菜とタマゴ。デザートはブルーベリー。
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 妻のコレクションは、ペコちゃんとのぞみちゃん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、シュウマイに篠田寿司。デザートは飲むヨーグルト。
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 妻のコレクションは、陽子さんとルナちゃん。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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