あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)9月11日(木)旧暦7月20日 友引

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
XX

- 夢舞台 記憶の糸をたぐり寄せ 足は恐るも心は駆ける -

日記写真

 あほまろの通風も、ようやく痛みの峠を越えたようでございます。長らく杖に頼る毎日でしたが、今はどうにか普通に歩けるようになりました。もっとも、三週間以上も痛みに耐えながら歩いていたせいで、つい左足をかばう癖がついてしまったようです。どうやら「治った」と思っても、体は勝手に用心深くなっているものなのでしょうね。
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 昨夜は、そんな安堵の気持ちが夢にまで影響したのでしょうか。あほまろの脳裏に浮かんだのは、かつて愛犬ナナちゃんと境内を駆け回っていた日々の情景でした。それも、野良猫ヒロちゃんと出会ったばかりの頃のこと。本殿前から駆け寄ってきた小さな姿が「ナナちゃん、おはよう」と言わんばかりに、雨の日も雪の日も欠かさずスリスリしてきたあの仕草――まるで走馬灯の一幕のように蘇ってきたのでございます。夢の中で再会できたのは嬉しいものの、通風という悪魔がまた舞い戻るかもしれないと恐れ、あほまろの足取りは現実では今も恐る恐るなのですけどね。
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 そんな懐かしさに胸を突かれ、久しぶりに当時の写真集を引っ張り出してしまいました。あの記憶を本にまとめて出版しておいたことは、なんと幸せな選択だったのかと、改めてしみじみ思うのです。記憶はやがて風化しますが、紙に残せば未来の誰かとも分かち合える。夢と違って、現実の記録は裏切りませんから。
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 夢というものは、過去の記憶や経験が脳内で気まぐれに組み合わされ、勝手にストーリー仕立てで上映されるものだそうです。

 今朝もウメちゃんママが早朝の境内を送ってくれました。
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 現実が他者と共有できるのに対して、夢はあくまで自己完結の世界。けれど、どちらも過去の断片を脳が映像化して見せてくれる点では同じなのですね。人は夢に飛翔や予知を見出すと言いますが、実際には、見聞きした記憶を整理する作業に過ぎないらしい。つまり、夢とは自分だけが観客になれる「プライベート映画館」なのです。
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 ただし、この映画館の上映作品は、料金無料、予告なし、そして強制視聴。選べるなら毎晩、ナナちゃんとヒロちゃんに会える作品ばかりお願いしたいのですが、時にはホラー仕立てで目覚める羽目になるのですから、脳というやつもなかなか意地悪でございますね。

 おはよう。うめちゃんまちゅちゃん。
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 今朝の夢の心境を狂歌にしてみました。

「夢舞台 記憶の糸を たぐり寄せ 足は恐るも 心は駆ける」(阿呆人也)
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 今日は「911の日」でございます。2001年9月11日の朝、世界の時代を大きく変える悲劇が起こりました。自爆攻撃を計画した実行犯たちがアメリカの旅客機4機をハイジャックし、そのうち2機はニューヨークの世界貿易センタービルへ、1機は米国防総省へ突入。犠牲者はおよそ3,000人に達し、世界全体に計り知れない衝撃を与えました。あの日を境に、世界の空気は一変し、「テロとの戦い」と呼ばれる新たな時代の幕が切って落とされたのでした。
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 あほまろにとって、世界貿易センタービルは単なるニュース映像の中の存在ではありませんでした。あの日から遡ること2年前、1989年5月23日――あほまろは、ビル南タワーの最上階にて「PCエンジン」(アメリカでは「TurboGrafx-16」)の発表会を開催したのです。世界一の高さを誇る建物の最上階で、世界一を目指すゲーム機の未来を語る。まさに「てっぺんからの船出」でございました。 写真00
 当時の写真を見返すたびに、あの煌めく摩天楼の景色と、「911」で崩れ落ちた瓦礫の光景が重なり合って胸を締めつけます。人類の「夢」と「現実」は、ほんの紙一重で分かたれるのだと痛感させられるのです。 写真00
 あれからもう24年が経ちました。それでも、あの時に見たニューヨークの空の青さ、世界を変えると信じて立った南タワーの最上階からの眺めは、いまだ鮮明に脳裏に刻まれております。そして同時に、あの空を切り裂いて突入した旅客機の映像もまた、世界共通の記憶として、私たちの胸に焼き付いているのです。
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 歴史とは、時に甘美な記憶と、時に痛ましい記憶とを、無情にも同じページに綴り合わせるもの。だからこそ、忘れずに語り継がねばならないのですね。

「高き塔 夢を語りし 日の記憶 崩れし影も 胸に刻まん」(阿呆人也)
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 今朝も、浅草の町はいつもの時間に、いつものワンちゃんたちが元気にお散歩を続けておりました。リードを引く飼い主さんの足取りも、ワンちゃんたちの尻尾の揺れも、まるで毎日の時を正確に刻む振り子時計のように、きちんと揃っているのですよね。
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 あほまろは、その姿を目にすると、当たり前に見える「いつもの風景」こそが、実は一番大切な宝物なのだと感じるのです。事件や災害のニュースが世界を駆け巡るたびに、この「変わらぬいつもの朝」が、どれほど尊く、ありがたいものかを痛感させられます。
 ワンちゃんたちの無邪気な笑顔に、あほまろは勝手に「平和の象徴」を重ねてしまいます。彼らにとって大切なのは、今日の匂いを確かめ、仲間に挨拶をして、飼い主さんと歩みを揃えることだけ。そこに戦争も争いも存在しません。人間たちも、せめて犬たちのようにシンプルで素直な生き方を見習えば、世の中はもっと優しくなれるのかもしれませんね。

 写真はウメちゃんママが撮ってくれました。
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 今朝も変わらぬ浅草の空気に包まれながら、あほまろは心の中で小さく手を合わせました。「どうか、このいつもの朝が、明日も、来年も、未来へと続いていきますように」と。

「変わらぬと 気づくは難し 日々なれど 犬の足跡 平和を刻む」(阿呆人也)
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 夕べの睡眠は83%でしたが、まだ、夜中に何度も覚醒していたようです。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、シューマイなどにチーズパン。デザートはモモ。
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 妻のコレクションは、景子さんとまひろちゃん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 おはようヒロちゃん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、鼎泰豐の小籠包でした。
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 妻のコレクションは、シンディーちゃんにクルマスキーちゃん。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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