あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)7月23日(水)旧暦6月29日 仏滅

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
590

- 紅色に咲き やがて緑に 気まぐれモミジ -

日記写真

 あほまろは毎朝、浅草寺の境内で季節の移ろいを感じ取ることを何よりの楽しみにしております。今朝も、いつものように五重塔のたもとで足を止め、そっと見上げれば、そこにたたずむノムラモミジの葉たちに癒やされております。
 このノムラモミジ、カエデ科の落葉高木でございますが、ただのモミジではございません。葉の色が独特で、春の芽吹きの頃からすでに赤みを帯び、やがて紫がかった濃紅に変化し、秋には再び赤く染まる。その妖艶な姿ゆえ、「濃紫(のうむら)」の名が転じて「ノムラ」と呼ばれるようになったとか。
 4月から5月にかけては、小さな赤い花を控えめに咲かせ、よくよく見れば、雄花と両性花が入り混じって、実を結ぶのです。その実たるや、紅い羽根をつけて、まるで小さなブーメラン。秋には風に舞いながら、くるくる回って地に降り立つ様は、まるで空から届く恋文のようでございます。
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 そして今――真夏。かつて紅に染まっていた葉は、深い緑へとその装いを変え、太陽の光を一身に受けながら、夏の空にその存在を際立たせております。やがてまた、秋になれば、鮮やかな紅葉を見せてくれるはず。まるで四季を舞台にしたひとり芝居。演者も演出もモミジ自身。観客のあほまろは、ただただ感嘆のため息を漏らすばかりでございます。
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 このノムラモミジ、実は江戸の昔から、武家屋敷や茶庭などにも植えられ、古くは「武蔵野」と呼ばれておりました。その頃の人々も、きっとこの葉の色に心を奪われたことでしょう。時代は変われど、美しいものに魅かれる心は変わりません。いやむしろ、年を重ねた今だからこそ、その静かな気品に、より深く感動できるのかもしれませんね。
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 木陰が恋しい季節ですが、木の影に隠れているだけでは気づけない美しさもあるのです。あほまろは今日も、光と影の間で、ノムラモミジに心を寄せてきたのでした。

「紅色に咲き やがて緑に 気まぐれモミジ 人も見習え 色を変えても」(阿呆人也)。
 ノムラモミジのように、時に応じて美しく変わる心を持ちたいものですね――あほまろもね。
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 毎月23日は「ふみの日」ですが、7月は「文月(ふみづき)」という名のとおり、特別に「文月ふみの日」とされておりますね。この日を記念して、日本郵政では毎年、「ふみの日切手」が発行されております。その趣旨は、「手紙の楽しさ、受け取るよろこびを通じて、文字文化を継承する一助となるように」というもの。つまり、郵便の利用を促進しようという心意気なのでしょう。
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 しかし、時代の流れは速いものです。電子メールやSNSの普及によって、今ではデジタルでのやりとりが主流。郵便物の取扱数も、それに伴って大きく変化してまいりました。2001年度には約262億通もあった郵便物が、今ではピーク時の半分以下、約45%も減少しているとのこと。まさに「手紙離れ」が現実のものとなっているのです。
 思い返せば、あほまろも連絡手段はすっかり電子メールばかりになり、もう15年も前に「年賀状じまい」まで宣言してしまいました。それ以来、はたしていつ最後に手紙やはがきを出したのか――記憶の彼方でございます。
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  あほまろが電子メールを使い始めたのは、まだ「インターネットって何?」と聞き返されることの多かった時代のこと。パソコン通信がようやく市民権を得始めた頃でしょうか。当時、あほまろは新しもの好きの性分も手伝って、さっそく電子メールの活用を始めておりましたよ。
 しかし、便利な技術というものは、いつだって“送り手”よりも“受け手”の準備の方が遅れているもの。せっかくメールを送っても、相手方がその存在にすら気づいていなかった、なんてことがしばしば起きたのでした。そんな折には、なんとまあ、「電子メールを送りましたけど、ご覧いただけましたか?」なんて、わざわざ葉書を投函する始末でしたよ。
 まるで、「電話したから電話出て」と言って呼び鈴を鳴らすような、なんとも本末転倒な話ではありますが、それもまた黎明期の微笑ましい思い出ですね。
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 あれから幾星霜。今では、手紙が「確認のための補助ツール」として使われることなど、誰も想像すらしないでしょうね。気づけば、葉書も手紙も遠い存在となり、年に一度の「ふみの日」に思い出されるだけの存在になってしまいましたよ。
 こうした懐かしい記憶を詠んだ狂歌も添えてみます。

「メール打ち 届いたかいと 葉書出す 先走るにも 手間がかかった」(阿呆人也)
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 国内で差し出される郵便物の数は年々減少を続けており、全国にある郵便ポストのうち、なんと4分の1が、1日の投かん数わずか1通以下だそうです。こうした状況を受けて、郵便ポストそのものの見直しも進められているとのこと。
 このままでは、手紙を書くという文化そのものが、やがて消えてしまうのではないかと、少しばかり寂しい気持ちにもなってしまいますね。

「届かぬが 届いてほしい この気持ち メールじゃ足りぬ 筆のぬくもり」(阿呆人也)

 手書きの手紙にしか宿らない想い、それを、ふみの日に思い出しましたが、たぶん、もう、無理かもね。
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 おはよう、キョエちゃんママ。
 いつものように浅草神社の鳥居前から、あほまろの姿を見つけてくれましたね。そうそう、カラスの世界には葉書もメールも存在しませんが、その代わりに、便利な“テレパシー”という通信手段をお持ちですよね。電気もWi-Fiも、もちろん通信料金も不要。まさに自然界の最先端。
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 ところで、キョエちゃんママ、そのテレパシー、いったいどこまで届くものなのでしょうか。試しに、あっちの屋根の上にいるキョエちゃんに向かって、そっとテレパシーを送ってごらんなさい。
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 するとどうでしょう、鳴くこともなく、キョエちゃんがこちらを振り返り、まるで「ママ、何かご用ですか?」と応えるような仕草。やっぱり届いたんですね。これはすごい。人間のメールなら、送ったあとに「届きましたか?」なんて確認の葉書を出した時代もあったというのに。
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 では次に、狛犬のところまで降りてくるようにテレパシーを送ってください。
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 はい、ちゃんと降りてきましたよ。ご立派。 写真00
 まるで、舞台の指示に完璧に応える名役者のようですね。
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 こんな芸当、人間のSNSでは到底かないませんね。もしかしたら、カラスのテレパシーの方が、我々の最新スマートフォンよりも遥かに高性能かもしれませんよ。
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 それにしても、どうして神様は、人間にはこの機能をお与えにならなかったのでしょうかねぇ。便利な世の中になったと言われながらも、伝えたいことが伝わらず、誤解を生んだり、既読スルーで落ち込んだり。カラスの世界には、そんなストレス、無縁のようで羨ましいかぎりですよ。
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 声も無く、キョエちゃん親子はテレパシーで、狛犬の上に並びましたよ。
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 その姿にカメラを向けると、なんとキョエちゃんがママに、嘴にくわえた何やら小さな獲物を分け与えているではありませんか。
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 これぞまさしく“口移し”の愛情表現――。言葉を使わずとも、通じ合う心のぬくもりが、写真越しにじんわり伝わってまいりましたよ。
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 いつも仲の良いキョエちゃん親子。人間の世界にも、こんな自然な思いやりがもっとあればいいのに――ふと、そんなことを思いながら、あほまろは浅草神社を後にしたのでした。
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 昨日はハトに荒らされたおアメリカデイゴの花でしたが、今朝はもう他の蕾が開いておりましたよ。
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 サルスベリの花を撮っていると、あほまろを見つけてビクトリー君が飛んで来ました。
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 まさかまたサルスベリを荒らしに来たのか?と疑いのまなざしで見ていたのですが、どうやら今日はその気ではなかったようです。
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 いきなり羽ばたき、ぐるりと空中をひとまわり――そう、ビクトリー君の得意技である「乱舞」が始まったのです。
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 羽根を大きく広げて、朝の空気を切り裂くように、あざやかに、そしてしなやかに。あほまろはその姿に見惚れてしまいましたよ。
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 実は今朝、浅草寺の境内には、テレビ番組のスタッフの方がいらっしゃっていたのです。
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 どうやらビクトリー君、それを察知していたようで――「見せてやろうじゃないの」と言わんばかりの舞いぶりでしたよ。
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 まるで、「浅草のハト代表」として、堂々たる晴れ舞台。
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 テレビスタッフもすかさず携帯電話で、その躍動の姿をしっかりビデオに収めてくれましたよ。
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 先日、取材があった番組の一部に、このビクトリー君の乱舞も入れてくれるとのことでした。
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 今では、携帯電話で撮ったビデオでも番組の使えるのですね。すごい世の中になったものです。
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 ハヨヤ!。
 まさかこのビクトリー君にスターの素質があったとは、あほまろの目に狂いはなかったようですね。
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 合歓の花。
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 今朝の日の出は午前4時42分。
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 おはようございます。今朝は開門2分前にやって来た野崎さんと高橋さん。
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 益美さんも来たので、一緒に撮ってあげました。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 夏の境内をご覧下さい。
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 メイプルリーフ。
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 ソメイヨシノ。
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 昨年から落ちずに、いまだに枝にしがみついているソメイヨシノの一枚の葉。思わず「がんばれよ」と、毎朝、声をかけているのですよ。
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「散りそびれ 時の流れに 抗(あらが)いて 幹しがみつく ひとひらの意地」(阿呆人也)
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 奥山のサルスベリの花。
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 今朝は早い時間から気温がぐんぐん上がり日中は35℃を超える危険な猛暑日となる予報で、熱中症警戒アラートも発令されておりますよ。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は84%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、沖縄みやげのレトルト「タコライス」。デザートはSuica。妻のコレクションは、千草ちゃんと陽子さん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、タケノコと冷や豆腐の煮物にふりかけごはんに、トウモロコシ。
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 妻のコレクションのリンゴといちごちゃんは未成年なので、芋焼酎「魔王」を飾ってみたたけですよ。明後日からの禁酒に備えて、呑みものでは無く、飾りもの。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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