あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)7月18日(金)旧暦6月24日 大安

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
816

- ようやく関東も梅雨明けの見込みですよ。 -

日記写真

「水しぶき 夏を謳うは 鳥の舞 ヒロはつめたく 湯加減チェック」

 ようやく関東も梅雨明けの見込みが立ち、いよいよ本格的な夏の幕開けでございます。今朝の浅草は、夜明けとともに強烈な日差しが降り注ぎ、まるで空が「さあ、夏だぞ!」と威張っているようでしたよ。
 そんな中、なんと手水場が大盛況。誰かのご祈願でも叶ったのかと思いきや、集まっていたのは――ハト、ハト、ハト! そう、今朝は浅草寺名物・ハトの「水浴びカーニバル」が開催されておりましたよ。
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 トップを切って飛び込んできたのは、もちろん我らがビクトリー君。勢い余って半身どころか、ほぼ全身水没。見事な飛沫をあげて、「いや〜夏っていいもんですねぇ」とでも言いたげな表情でございました。
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 続いて、ぽってり膨らんだハートちゃんも登場。「あたしも負けてられないわ」とばかりに水面を見つめ、意を決して――えいやっ! ……が、足元が滑って思いきりコケたのはここだけの話です。でもご安心ください、彼女はちゃんと起き上がって、いつも通りのぎこちない乱舞で締めてくれましたよ。
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 さらには、知らない顔のハトたちまで手水場に並び始め、まるで地元の銭湯さながら。龍の口から流れ落ちる水が、彼らにとっての天然打たせ湯。ズブ濡れになって羽根をバタつかせるその姿は、夏に抗うというより、夏を遊び倒すという覚悟すら感じさせるものでございました。
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 人間界では、手水舎で顔を洗うわけにもいかず、せいぜい冷たいおしぼりで額を拭くのが関の山ですが、ハト界では「水道さえあれば温泉気分」なのであります。ああ、羨ましき自由な暮らし……いや、野生のたくましさとでも言いましょうかね。
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 さて、明日からの三連休は、全国的に晴れ模様が広がるとのこと。それはありがたい反面、暑さも本気を出してくるそうで、熱中症対策を忘れずにお過ごしくださいね。特に炎天下での外出は、くれぐれも「自分は大丈夫」という過信が命取りになりますよ。
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 ハトたちの水しぶきに少し涼をもらった朝。あほまろもそろそろ、手水場に足でも突っ込みたい衝動にかられつつ、「ダメですよ、撮影禁止よりも入浴禁止」と心の中で自制し、散歩から帰宅後、水シャワーを浴びながら、ついハトたちの真似をしてしまいましたよ。羽ばたきこそできませんが、バシャバシャと水しぶきを上げながら、「こりゃたまらん」と思わず声を出しながらね。
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 あほまろの朝は早い……などと格好よく言いたいところですが、実のところ、日の出がどんどん遅くなっているおかげで、いつもの散歩時間がすっかり「真っ暗け」になってしまうのです。
 午前4時の浅草の街はまだ眠りの中。街灯の明かりだけが静かに路面を照らし、その先には、堂々とそびえるスカイツリーが闇に浮かび上がっておりました。その頭上に、ひときわ輝くひとつの星――そう、東の空に金星、通称「明けの明星」が煌々と光っておりました。
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 都心では星空など拝めるはずもない……と、思い込んでいる方も多いことでしょう。確かに、空を見上げても見えるのは看板のLEDとコンビニのロゴばかり。ところがどっこい、この金星だけは別格。高層ビルの隙間からでも、まるで「こっち見てる?」と言いたげに、しっかりその存在を主張しておりますよ。
 東京スカイツリーの左側に見えているでしょ。
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 金星の見ごろは、日の出の45分前に高度が10度以上になる4月中旬から10月中旬頃まで。つまり、今がその真っ只中。しかも、金星は月のように満ち欠けを繰り返しながら、直径も大きく変化するという、まるで宇宙界の変幻自在アイドル。2月頃には、あほまろの肉眼でもはっきりとその変化が見て取れたのですから、これはもうファンにならずにはいられませんよね。
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 もう少し夜明けが遅くなれば、金星だけでなく、スマホアプリ「星空ナビ」の出番もやってまいります。あれこれ操作して、画面に星座が浮かび上がる瞬間は、まるで自宅のベランダがプラネタリウムになったかのような錯覚に陥るのですよ。
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  浅草の夜明け前――眠る街の静寂のなかに、ひときわ輝く一番星。今日もまた、あほまろはその光に導かれながら、いつものコースをゆっくりと歩いてきたのでございました。
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 今朝の日の出は、午前4時38分。まだ人影もまばらな浅草寺の境内に、あほまろが足を踏み入れたのはその10分前――東の空が、まるで絵筆で描いたようにじわりじわりと赤みを帯びて、静かに“朝のはじまり”を告げておりましたよ。
 見上げれば、ハナカイドウ越しに広がる空は、薄紅、藤紫、淡い藍が混じりあうグラデーション。まるで、夜と朝が手を取り合い、最後の別れを惜しんでいるかのような幻想的な光景でした。浅草寺の本堂の影と、スカイツリーのシルエットが、その空のキャンバスを際立たせ、まるで一枚の掛け軸のようでございました。
 この時間帯の空は、ほんの数分でその表情を変えてしまう儚さが魅力なのです。ぼんやり見とれていると、もう色は抜けはじめ、光が街に満ちてくる――それは、まるで夢から醒めるような瞬間。
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 「一日の始まりがこんなにも美しいのなら、今日はきっといいことがあるかも」などと、あほまろらしからぬ前向きな気持ちになってしまいましたが、それもまた、自然が与えてくれる朝の魔法なのでしょうね。
 ちなみに、この朝焼けを待つには、少なくとも日の出の10分前には境内に立っていなければなりません。つまり、4時台に活動しているというわけです。どう考えても“年寄りの朝は早い”と揶揄されそうですが、こうして誰よりも早く美しいものを目にできるのなら、少しくらい早起き自慢をしたって罰は当たりませんよ。
 今朝の浅草は、そんな静謐のなかに始まり、今日もまた、あほまろはいつもの道を歩き続けているのです。
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 朝焼けの余韻が空からすぅっと引いていく頃、浅草神社の境内には静けさが戻ってまいります。今朝も、屋根の上には、いつものように、堂々とした影ひとつ。
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 そう、浅草神社の守り神・キョエちゃんでございます。
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 鳥居前まで飛んで来た凛とした立ち姿。朝の第一声を告げるかのように、「カァ」と一声。あほまろは今日もまた一日の始まりを感じるのでした。
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 ほどなくして、キョエちゃんママも登場。
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 キョエちゃんの様子を見守っていたのでしょうね。
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 キョエちゃんママの姿、神々しく思いませんか。
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 人間の都合など関係なく、彼らはただ、朝の訪れとともにそこに在り続けているのですよ。
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 もちろん、お友達なのでカメラを向けても逃げようとはしませんよ。じっとこちらを見つめてくるその黒曜石のような眼差しには、「お前の記録、ちゃんと真実を写せよ」と言わんばかりですね。
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 天水桶の上には、キョエちゃんでございます。
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 え、水を呑んでるの?
 いやいや、まさか。天水桶は雨水を受けるだけの飾りのような存在、しかもこの晴天続きの中、中に水が溜まっているなんて、でもキョエちゃんの仕草はどう見ても、“ペロリ”といった口元。これは只事ではありません。
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 天水桶の中はどうなっているのか見えませんが、きっと、彼らの隠し部屋かも知れませんよね。 写真00
 もしかして、この桶の中には……彼らだけの秘密空間があるのでは?
 そんな妄想がふくらんでしまうほど、今朝のキョエちゃんの仕草は、謎に満ちておりましたよ。
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 アメリカデイゴが満開になりましたよ。
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 日の出20分後から太陽の光が境内を照らし始めました。
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 浅草の夏の太陽は、まるで江戸っ子気質。情け容赦も、遠慮もいたしません。これが、あほまろの「境内日焼け定点観測所」における、今朝の一幕でございます。
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 日の出とほぼ同時にやって来たのは――そう、あの舞の名手、ビクトリー君でございます。
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 しかも今日は、珍しくパートナーも一緒。羽根をふわりと揺らしながら地面に降り立つその姿は、どこか微笑ましくもあり、まるで“夫婦で朝の境内パトロール”といった風情でございました。
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 しかし、あほまろに気づくや否や、ビクトリー君の目の色が変わりましたよ。「おっと、今朝も来てたか」というような視線のあと、すぐさま高度を合わせて、低空飛行でこちらへ突っ込んで来るではありませんか。
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 いやはや、パートナーに良いところを見せるのかと思いきや、披露されたのは“あほまろ向け”のスペシャル乱舞。毎朝のお約束ではありますが、今朝はやたらと低い。油断していたあほまろは、慌てて腰をかがめ、カメラを構えながら半ば中腰で境内をくるくる……。
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 そう、この体勢がけっこうキツいのですよ。下半身は筋トレ状態、上半身はレンズの重さで前傾、視線はフレームの中を舞うハト……もはや浅草の舞台裏で一番動いているのは、ビクトリー君ではなく、あほまろかもしれませんね。
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 とはいえ、あほまろの顔から目線を逸らさずに舞う姿には、どこか品格があり、その旋回と羽ばたきの美しさには、今日もまた「参りました」と頭を下げたくなってしまいましたよ。
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 そんなことなどお構いなしに、ビクトリー君は飛び、舞い、滑空を繰り返し、あほまろの真上をすれすれにかすめていく――もう、これが信頼の証だと思わなければ、こちらの腰がもちません。
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 朝日を受けて輝く翼の影が、境内の地面にリズミカルに落ちていく様子を見ながら、今朝もまた、あほまろは確信したのでありました。
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 合歓の花。
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 境内の撮影を終えて本堂前に戻ってみれば……やっぱり君か、ビクトリー君。
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 あほまろの姿を見つけるやいなや、ふたたび舞台は整い、静寂を破って乱舞の幕が上がりましたよ。すでに一度舞っていたはずなのに、まさかのアンコール。それも、より一層ダイナミックな羽ばたきでございます。
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コメント? いえ、正直申し上げて、今朝はもう言葉が追いつきません。どんな賛辞も、もはや彼の舞に対しては蛇足に思えてしまうのです。ですから、今朝ばかりはあえて語りません。ただ、羽根の軌跡をご覧あれ。
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 “鳩”というより“翔び職人”。その目線の鋭さ、空中でのブレーキ、そして旋回──まるで重力を手懐けたような動きの連続。しかも、あほまろのレンズをまっすぐに意識しているのですから、その演者意識には毎度のことながら脱帽でございます。
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 ビクトリー君の華麗なる乱舞が一段落した頃、本堂の石畳をすっくと歩いていたのは……おや、ハートちゃんじゃありませんか。
 その表情、どこか誇らしげ。まるで「私のパートナー、なかなかやるでしょ」とでも言いたげな視線をこちらに投げてきたのです。
 その口元にご注目。
 何かをくわえているではありませんか。よく見ると、それは細くて白い紙くずのようなもの。いや、これはあの、「ピース」の雰囲気。斜に構えて加えたその姿は、もう“粋”というより“味”でございますね。
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 おそらく、巣材を運ぶ途中だったのかな。そんな日常の一コマすら、演出に見えてしまうのが、ハトたちの不思議な魅力なのですよ。
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 冒頭でも触れましたが、今朝もまた、浅草寺の手水場はちょっとした社交場となっておりました。
 ご覧ください、乱舞の疲れを癒やしたビクトリー君の誇らしげな表情。濡れた羽根を丁寧に整えながら、「ふぅ、やっぱり朝風呂にかぎる」とでも言いたげな面持ち。
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 後ろには、まるで順番待ちのように控える仲間たち。そう、ここはまさに、ハトたちの“共同浴場”でございます。
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 水しぶきをあげてバシャバシャと水浴びをする者。端っこで一人静かに水を見つめる者。中央で羽ばたきを始めて、周囲に水を撒き散らす、ちょっとやんちゃな若者もおりましたよ。
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 何がすごいって、彼らはこの場所が「神聖な場」であることを、きっと分かっているのでしょう。ただの水場ではなく、“人が祈る場所”だからこそ、自らも姿を整え、礼儀正しく羽根を濡らし、心の垢まで洗い流しているのかもしれませんね。
 そして何よりも、この光景にまったく違和感がないのが、浅草の懐の深さというものでしょう。
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 そんな朝の手水場の賑わいに、やってきた益美さん。思わず足を止めておりましたよ。
「えっ、こんなにたくさんのハトたちが、ちゃんと順番守って水浴びしてるの?」
 驚きと微笑みが入り混じった表情で、手水舎の縁を見つめながら、持っていたお守り袋を落としそうになるほどのリアクション。その瞬間の笑顔が、朝の光に照らされてまぶしいほどでございます。
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 ハトたちの朝風呂に、益美さんのやさしい驚きが加わって、手水場の空気が一層やわらかくなった気がいたしましたよ。
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 おはようございます。今朝は開門2分半前にお友達の高橋さんとやって来た野崎さん。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 夏の境内をご覧下さい。
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 メイプルリーフ。
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 ソメイヨシノ。
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 昨年から落ちずに、いまだに枝にしがみついているソメイヨシノの一枚の葉。 写真00
「散りそびれ 時の流れに 抗(あらが)いて 幹しがみつく ひとひらの意地」(阿呆人也)
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 サルスベリの花が、今朝も青空を背に誇らしげに咲いておりましたよ。
 ふと見上げたその先に、まだ白く残る朝の月──これまたサルスベリとの不思議な共演でございました。月は静かに夜の名残を伝え、花は元気よく夏の一日を告げている。その対比が、なんとも味わい深いのです。
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 この花ほど、眩しい朝の光が似合う花も少ないのではないでしょうか。濃く深い青のキャンバスに、まるで刷毛で描かれたように浮かぶ鮮やかなピンク。その姿は、自然が描いた真夏の絵画のようでございます。
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 花弁のひとつひとつが、まるで波打つレースのように繊細で、陽光を受けてキラキラと輝いている。枝先にはまだたくさんの蕾が待機しており、まるで「わたしも、わたしも」と順番を待っているようで、それがまた可愛らしい。
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 サルスベリの花は、ただ咲いているだけでいい。照らされてこそ輝き、揺れてこそ涼しげに映えるのです。
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 まるで、浅草の夏そのもののようでございました。

「陽を浴びて 照れてはしゃいで 百日紅 枝も踊れば 空も笑顔に」(阿呆人也)
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 梅雨明けの今日は暑くなりますよ。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は85%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、肉入りポタージュとトウモロコシにジャムパン。妻のコレクションは、景子さんとピッピーちゃん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、肉入りポタージュとトウモロコシにふりかけご飯。大相撲を観ながら、妻のコレクションの祥子さんとふうてんのリリーさんが、大の里ガンバレと、「黒佐藤」を飾ってくれました。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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