令和7年(2025)7月14日(月)旧暦6月20日 先勝
今朝の撮影 Data SONY α1-2 SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS iPhone 16ProMAX 現像 Adobe PhotoshopLightroomCC 撮影枚数598枚
- ドライミスト 濡れぬ不思議を 肌で知る夏 -
台風5号が北上中で、関東地方ではすでに外側の雲がかかり始めております。今朝の東京は、風こそないものの、じっとりと蒸し暑い空気に包まれておりました。 この台風は、本日正午ごろには房総半島沖に達する見込みで、その後、千葉県の銚子沖を通過する予想となっております。台風に伴う暖かく湿った空気の影響で、太平洋側には発達した雨雲が流れ込み、局地的には非常に激しい雨が降るおそれがあるとのことですよ。危険な場所への接近は避け、最新の気象情報にご注意の上、安全な行動を心がけてください。 あほまろは、夏の訪れを肌で感じるたびに、浅草寺境内のあの“涼やかな魔法装置”を思い出すのです。その名もドライミスト。いかにも現代的な響きですが、境内に突如として現れる巨大な噴霧機が、煙のような霧を吐き出し、行き交う参拝客たちをまるで天の涼風で包み込むように癒してくれているのですからね。 この装置、実は「伊藤園」さんのご厚意と宣伝を兼ねて設置されているもので、蒸し暑さで汗ばんだ浅草の夏に、まるで清涼飲料のようなひとときの潤いを提供してくれるのです。もっとも、早朝の静寂な時間帯にはまだお眠り中でして、あほまろがいつも散歩する時間には、どでかい大砲にしか見えません。しかし、日中の人波の中では、ドライミストはまさにヒーロー。子どもも大人も、その前に立っては「ああ、天国……」といった表情で涼を求めているのですよ。 「霧まとう お茶のごとくの 渋みなし 伊藤の園に 涼風ぞ吹く」(阿呆人也) さて、このドライミスト。単なる水の霧と侮るなかれ。じつは水が蒸発する際に熱を奪う「気化熱吸収作用」を利用した、れっきとした科学の申し子。しかも、あの濡れない霧の謎、長年の疑問を解いてくれたのは、なんと名古屋大学の辻本誠教授だったというのですから驚きです。教授は平成14年のこと、屋上緑化に関する会合で、コストも手間もかかる緑化事業に代わる方法として「じゃあ、水を直接撒いて冷やせばいいんじゃないか」と、まるで落語のオチのような発想を思いついたそうです。まさに「知恵は足元から」、いや、「霧の足元から」でしょうか。 「濡れぬのに 涼しさ沁みる 霧の技 夏の浅草 神の御業か」(阿呆人也) あほまろが初めてその奇跡のミストを体験したのは、平成17年、愛知県で開催された国際博覧会「愛・地球博」の会場でした。「自然の叡智」を掲げた万博の中で、植物の蒸散作用を応用したこのドライミストが、照りつける太陽の下にあって、まさに救世主のごとく現れたのです。あのとき、何度も何度も装置の前を行ったり来たりしては、「なぜ濡れないんだ」「でも涼しいぞ」と、一人科学のミステリーショーを繰り返していたあほまろ。いま思えば、ずぶ濡れの汗よりも、好奇心の方が湧き出ていたのでしょうね。 「愛・地球 ミストの神に 出逢いけり 濡れぬ不思議を 肌で知る夏」(阿呆人也) このドライミスト、いまでは浅草のみならず、全国津々浦々で見かけるようになりました。自治体の支援事業としても導入が進み、観光地では欠かせない夏の風物詩に。さらに農業用のハウスでは温度調整に、鉄道のレールでは過熱防止にと、あらゆる場所でその活躍の場を広げております。まるで「霧のスーパーヒーロー」、いや「水分界の風神様」とでも呼びたくなる存在ですね。 ちなみに、最近では家庭用のドライミスト装置も登場しているとか。 あの浅草寺境内に立ち昇る涼しげな霧を見るたび、科学の叡智と人間の知恵、そして「伊藤園」さんの企業努力に、思わず手を合わせたくなるあほまろなのでした。 「お参りの 汗も忘れて 霧に舞う カラスもハトも 涼む境内」(阿呆人也) 今朝の浅草神社。まだ空が白み始めたばかりの薄明の中で、あほまろを迎えてくれたのは、いつものように鳥居の下にたたずむキョエちゃんママでした。 「おはよう」と言わんばかりに首をかしげ、あほまろを見上げてくれるその仕草。まるで、この境内で今日も一日が始まることを告げる神様の使いのようです。 しかし、今朝の天気はいつもと違います。台風5号が接近中とのことで、空にはどんよりとした雲が広がり、湿気を含んだ空気が肌にまとわりついてきました。ドライミストの装置も、まだ静かに眠ったまま。今日はその涼風の恩恵にあずかることはできそうもありませんね。 いつもの狛犬に乗ったキョエちゃんママは、羽根の奥の風を感じているのか、どこか落ち着かない様子。風が強まる前に、安全な場所へ避難する準備をしているのかもしれません。 そして、ふと目を上げると――。 いましたよ、屋根の上。高いところが好きなキョエちゃん、今朝も堂々たる佇まいで空を見つめております。 風も出てきましたし、高いところは危ないんじゃないかい? ママの側におりておいで、と声をかけると、「カァ」と言いながら降りて来ましたよ。 それにしても、風雨の強い日は、このカラス親子はいったいどこで夜を越すのでしょう。電線の上でもなければ、木の枝でもない、どこか秘密の避難所があるのでしょうか。それを考えると、人間のように家を構えて雨風を防ぐ術を持たぬ鳥たちの逞しさには、いつもながら敬服するのです。 今日も無事に、境内で姿を見せてくれたキョエちゃん親子に感謝を込めて。そして、どうか風に吹き飛ばされぬよう、無事に過ごしておくれ。 「伊藤園さま 恩恵受けぬ 神の庭 キョエ母子にも 黒き羽風を」(阿呆人也) おはようビクトリー君。 今朝も変わらず、観音裏の広場であほまろを迎えてくれましたよ。 しかし、今朝の乱舞はどこか精彩を欠いておりましたね。まだ空には朝の気配が薄く、街灯の残り火がほんのり地面を照らすその時刻、君の翼もまだ目覚めきっていない様子。 寝ぼけ眼でくるくると、ゆるやかに空を舞う姿に、「ああ、今日は寝起き舞か」と、あほまろも思わず頬をゆるめてしまいましたよ。 羽ばたきに、いつもの張りがない。 それでも君は律儀に舞ってくれるのです。 あほまろのカメラに向かって、照れ隠しのように空中でくるりと一回転。 まるで「今日はこれくらいで勘弁してくれよ」と、踊りの途中で舞台裏に逃げ込む道化師のように、すうっと風に乗って去って行ったのでありました。 今朝の日の出は午前4時35分。 合歓の花。 サルスベリ。 今年二度目のアメリカデイゴ。 和洋折衷の紫君子蘭が終わってしまいました。 いつものごとく、浅草寺の境内の周遊を終えて本堂前に戻ってくると、突如、頭上に羽ばたきの音が―― ビクトリー君がいきなり飛び出してきたのです。 観音裏での朝一番、寝ぼけまなこのまま見せてくれた「お茶濁し舞」とは打って変わって、今回は気合い充分。空高く舞い上がるその姿に、思わず「これだよ、これ!」と、心の中で拍手を送ってしまいましたよ。 ビクトリー君の翼が、浅草の朝空を切り裂きます。 宝蔵門の瓦屋根を背景に、堂々たる旋回。その一瞬一瞬が、まるで舞台で踊る主役のようで、あほまろのレンズも思わず追いかけずにはいられませんでしたよ。 鳩とは思えぬこの構図、まるで空中バレエ。いや、もはやビクトリー君は、浅草に舞い降りた“鳥の精”とでも呼ぶべきでしょうか。 彼の羽ばたきだけが、未来の希望のように力強く響いておりました。 そして、乱舞を終えたあとのこの表情。 「あほまろさん、どうだい、見たかい?」と言わんばかりの顔つきで、棚の上にちょこんと乗って見せるのです。 ええ、見ましたとも。しかと心に焼き付けましたよ。 「寝起き舞 帳消しにする 本堂前 勝利の名は 伊達じゃないのさ」(阿呆人也) 下ではハートチャンも見てましたよ。 足も治ったようなので、ビクトリー君に習って、舞の練習をしましょうね。 おはようございます。今朝は開門2分半前にやって来た野崎さんと高橋さん。 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。 夏の境内をご覧下さい。 メイプルリーフ。 ソメイヨシノ。 昨年から落ちずに、いまだに枝にしがみついているソメイヨシノの一枚の葉。いったいどこまで踏ん張ってくれるのかな、頑張ってください。 「散りそびれ 時の流れに 抗(あらが)いて 幹しがみつく ひとひらの意地」(阿呆人也) 台風接近中。これから風雨が激しくなりますよ。 ------------------------------------------------------- 夕べの睡眠は87%でした。 おはようヒロちゃん。 今朝の朝の朝食は、野菜とタマゴ焼きとチェリソーなどに栗おこわ。デザートはモモ。 妻のコレクションは、ジェームちゃんにピンキーちゃん。 昨日の東京スカイツリー。 あほまろお帰りなさい。 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、かき揚げ天麩羅と、マンゴー。 妻のコレクションのシンディーちゃんと千草ちゃんが一升瓶の「魔王」を呑んじゃったようでした。 Memo iPhone 16 ProMAX