今朝の撮影 Data SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数606枚
- 「見慣れた日常」に美を見出す「和洋折衷」 -
あほまろが今朝もいつものように合歓の花にレンズを向けていたところ、そのすぐ横で、アメリカからやって来たという女性が、夢中になって紫君子蘭、学名アガパンサス(Agapanthus)の花を撮っておられましたよ。
聞けば、ご自宅のお庭でもアガパンサスを育てているとのこと。ただし、ご自宅の品種はもう少し色味が濃いのだそうで、「でも、こうした淡くて優しい色合いの方が好みなの」と、嬉しそうに語ってくださいました。
そのあと、彼女があほまろの背後を指差してこう言ったのです。確か、「This is such a harmonious fusion of Japanese and Western elements.」だったかな。
整えられた松の枝と、その足元に咲き誇るアガパンサスとの共演が、まさに“和と洋の調和”に見えたようですね。
なるほど、それってまさしく「和洋折衷」じゃありませんか。
あほまろは正直、そんなふうに思ったこともありませんでしたよ。なにせ、松は境内の風景の一部、アガパンサスはこの季節の常連としか思っていなかったのですから。
でもね、そんな「見慣れた日常」に美を見出し、「異なる文化が調和している」と語る彼女の感性には、思わず唸ってしまいましたよ。
異国の方だからこそ見える風景、それはまるで、逆輸入された日本の美のようにも感じました。
あほまろも、これからはもっと素直な目で、当たり前の中にある“ちょっとした違和感”や“美しさ”を探してみようと思いますよ。
だって、そうすることで、自分が暮らすこの浅草も、もっと豊かに感じられるかもしれませんからね。
ああ、それにしても――
「和洋折衷」とは、単に様式を混ぜ合わせることではなく、こうして自然と共にある“気づき”の中に、そっと息づいていたのですね。
見慣れた風景が、ふとした出会いで輝きを変える。
あほまろも、そんな“目の温度”を忘れずにいたいと思わされる、朝の散歩でしたよ。