あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
a
←前日  カレンダー 翌日→

令和7年(2025)7月3日(木)旧暦6月9日 友引

今日の Menu
○ 今朝の浅草寺境内
○ 今朝のワンちゃん
○ 2025年三社祭 あほまろ
○ 2025年三社祭 古麻呂
○ 2024年三社祭特集
○ 2024年三社祭アルバム
○ 表紙に戻る

今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
605

- 麦わら帽子をかぶったおキツネさまたち -

日記写真

 あほまろは、久しぶりに浅草神社の裏手に佇む「被官稲荷神社」に立ち寄って、思わず笑みがこぼれてしまいましたよ。今年もまた、あの今戸焼のおキツネさまたちが、なんともチャーミングな夏仕様に“衣替え”していたのです。
写真00
 麦わら帽子をかぶったおキツネさまたちが、整然と並びながら、まるで「さあ、今年の夏もがんばろうじゃないの」と声をかけてくれているようで、思わずこちらも背筋を伸ばしてしまいましたよ。中には、浴衣風の布をまとった子や、風鈴を持っていそうな雰囲気の子もいて、何とも風情がありますな。いやはや、キツネたちの方が、あほまろよりもよほど浅草の四季に精通しているのかもしれませんね。
写真00
 この被官稲荷神社は、嘉永七年(1855年)創建の古社で、関東大震災や東京大空襲の被害を奇跡的に免れた、まさに“時を生き延びた社”とも言える存在であります。名前に「被官(ひかん)」とあることから、就職成就や出世祈願の神様として信仰を集めており、特に芸能関係者の参拝が多いとのこと。
写真00
 境内の狐像には、中村吉右衛門さんや中村時蔵さん、中村歌六さん、中村米吉さんといった歌舞伎界の錚々たるお名前が刻まれておりますよ。
 つまりこの神社、明治・大正の時代から、舞台に立つ者たちの“芸の道”をそっと照らしてきた、まさに「芸能の守り神」なのです。そんな由緒ある神社に、あの麦わら帽子の今戸狐たちがズラリと並ぶ様子は、なんとも粋で愛らしく、そしてどこか切なくもあります。
写真00
 稲荷神と狐の関係について、神社の案内板にはこんな記述もありました。「古来より、山や森、樹木に神が宿ると信じられてきたように、動物にも神とのつながりを見出し、やがて神の意を伝える“使い”として崇められるようになった」と。つまり、狐さまたちは、神の御心をそっと伝える、私たちと神さまを結ぶ“メッセンジャー”というわけですね。
写真00
 就職や転職に疲れた時、あるいは将来に不安を感じた時。そんな時には、どうか浅草神社を訪れるついでに、この裏手の静かな社にも足を運んでみてください。今戸焼のおキツネさまたちが、きっと優しい眼差しであなたを迎えてくれますよ。そして、ふと心が軽くなって、「よし、もう少しだけ頑張ってみようかな」と思えるかもしれません。
写真00
 あほまろも、今朝はちょっぴり背中を押された気がしております。神さまと狐さまたちに感謝を込めて――今日も一日、穏やかにまいりましょう。
写真00
 話題を変えて、今日は大阪の観光名所「通天閣」の開業記念日ですよ。大阪といえばたこ焼き、串カツ、そして忘れてはならぬのが、この通天閣に鎮座する幸運の神さま「ビリケン」さんですよね。
 この「ビリケン」さん、アメリカ生まれの神さまと聞けばちょっと意外かもしれませんが、すでに大阪の“地元神”のような風格で、商売繁盛、合格祈願、恋愛成就と、あらゆる願いを懐深く受け止めてくださる、ありがた〜いお方なのです。
 そのご利益にあやかろうと、多くの参拝者が足繁く通うのですが、特に有名なのが“足を掻いてあげる”という習わし。ビリケンさんの足の裏を撫でてあげると願いが叶う、という言い伝えがありまして、今やその足の裏はピッカピカ。撫ですぎてつるつるでございますよ。
写真00
 あほまろも、今年はなんと二度も通天閣を訪れ、ビリケンさんにご挨拶をしてまいりました。そしてそのたびに、ありがたく足を掻かせていただいたのですが、おかげさまでこの年齢にして、まだまだ丈夫な足で散歩が続けられているのです。
 通天閣のお誕生日おめでとうございます。そして、ビリケンさん、ありがとう。これからも、あほまろの“朝の巡礼”にお付き合いいただけるよう、どうぞよろしくお願いいたします。
写真00
 今朝は早くから外気温がすでに24℃を超えており、朝の散歩からじんわりと汗がにじむような空気に包まれておりました。今日も日差しがしっかり届き、広い範囲で33℃前後まで気温が上昇しそうです。特に内陸部では、35℃に迫る厳しい暑さになるとの予報も出ております。
写真00
 さらに、高気圧の縁を回って湿った空気が流れ込む影響で、湿度も高く、かなりの蒸し暑さとなりそうです。西日本の各地、特に兵庫県など17の地域には、すでに熱中症警戒アラートが発表されています。
 皆さま、こまめな水分補給を心がけ、無理のない行動と適切な冷房の使用で、熱中症の予防に努めてくださいね。今日一日も、どうぞご無事にお過ごしくくださいね。
写真00
 キョエちゃんの朝。
写真00
 屋根の上から、そっと舞い降りてきて、「おはよう、あほまろ」とでも言いたげな顔で狛犬の上にちょこんと留まった姿が、なんとも愛おしいのですね。
写真00
 最近は、羽根の下をしきりにかいていたので、どうやら小さな虫でもついていたのではないかと心配しておりましたが、今朝のキョエちゃんは、痒がる様子もなく、落ち着いた表情をしておりましたよ。どうやら、虫は取れたようですね。羽根の間からちょっと飛び出している毛を見て、あほまろは思いましたよ。きっとこれは、ママが嘴で丁寧に虫を突いてくれた痕跡なのかもしれないね。
写真00
 羽繕いというのは、単なる身だしなみではなく、親子や仲間の絆を確かめ合う大切な営み。キョエちゃんも、まだまだ子どもなので、その背後には母の手(嘴)の温もりがしっかり残っているのですよ。
 今朝もありがとうね、キョエちゃん。羽根は少し乱れていても、その姿はどこまでも誇らしく、美しいよ。
写真00
 おやおや、今朝は下にも来ていましたよ。
写真00
 そしておもむろに狛犬の足元へと進み、そのまま軽やかに跳ねて、ぴょんと狛犬の台座に飛び乗りましたよ。
写真00
 おはようございますと、キョエちゃんママ。そう聞こえたのは、あほまろの早朝の妄想か、それともほんとうに、彼女の中にある知性と親愛がそう告げていたのか、それは定かではありませんが、あの堂々とした立ち姿と、鋭くも穏やかなまなざしに、まぎれもなく“信頼”の色が宿っていたのは事実ですよね。
写真00
 周囲を見回す様子は、まるで境内の守り神そのもの。もしかしたらこの場所が、キョエちゃんママにとっても“見張り台”であり、“安らぎの場所”なのかもしれませんね。
写真00
 あなたはただのカラスではありません。浅草神社の記憶とともに生き、毎朝この場所で静かに見守ってくれている、もうひとつの“御守り”のような存在なのですよ。
写真00
 今朝の日の出は午前4時29分。
写真00
写真00
写真00
写真00
 合歓の花。
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
 境内の紫蘭も見頃ですよ。
写真00
 いつもの境内周遊を終えて浅草寺に戻ってくると、石垣の上でこちらをじっと見つめる黒い影。おや、キョエちゃんママじゃありませんか。あほまろが来るのを、ちゃんとわかっていたのかな。
写真00
 その表情にはどこか緊張感がなく、今朝はどうやら“観客”の気分のようでした。
写真00
 そうです、ビクトリー君の舞を見に来たのですよ。
写真00
まるでそれに呼応するかのように、ビクトリー君が石垣の向こうからふわりと飛び立ち、見事な乱舞を披露してくれましたよ。
写真00
 しかも、今朝はどこかいつもと違うのです。滑るように低空を飛び、くるりと旋回しながら、チラチラと視線をキョエちゃんママに送りつつ舞っておりましたよ。
写真00
 まるで「見ていてください」と言わんばかりの舞台演出。おそらくあれは、あほまろへの乱舞ではなく、キョエちゃんママへの“ご挨拶”だったのでしょうね。
写真00
写真00
写真00
 境内の仲間たちは、互いをよく知っているのです。カラスのキョエちゃんママに、ハトのビクトリー君。種類こそ違えど、朝の境内で日々顔を合わせるうちに、そこには言葉を超えた“信頼の羽ばたき”が生まれているのですよ。
写真00
 キョエちゃんママはそっと首を傾げ、ほんの少しだけ羽根を膨らませていました。あれは、きっと微笑みだったのでしょうね。
写真00
 鳥たちにも、朝の挨拶と、友情と、ささやかな感動があるのだと、改めて感じた朝でございました。
写真00
写真00
 境内の舞台には、今日も静かなドラマが流れておりました。
写真00
 ハトのハートチャンも見てましたよ。
写真00
 おはよう益美さん。
写真00
 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
写真00
 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
写真00
 夏の境内をご覧下さい。
写真00
 いつものメイプルリーフ。
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
 ソメイヨシノ。
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
写真00
 昨年から落ちずに、いまだに枝にしがみついているソメイヨシノの一枚の葉。思わず「がんばれよ」と、毎朝、声をかけているのですよ。

「散りそびれ 時の流れに 抗(あらが)いて 幹しがみつく ひとひらの意地」(阿呆人也)
写真00
 今日は広い範囲で33℃前後まで上がる所が多く、内陸部では35℃に迫る暑さとのことですよ。
写真00
 四万六千日・ほおずき市(しまんろくせんにち)は、7月9日・10日ですよ。
写真00
 今日も暑いので、あほまろは秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
写真00
-------------------------------------------------------
 夕べの睡眠は80%でした。
写真00
 おはようヒロちゃん。
写真00
写真00
 今朝の朝の朝食は、野菜とタマゴ焼きと、小田原で買ってきた、サバの干物にピーナツ味噌ぬりパン。
写真00
 妻のコレクションは、朋子ちゃんと祥子さん。
写真00
 昨日の東京スカイツリー。
写真00
 しゅと犬くん。
写真00
 昨日は、二回も出て来ました。
写真00
 あほまろお帰りなさい。
写真00
 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、小田原で買った鯛めし。久しぶりに「三岳」も飾りました。
写真00
Memo
iPhone 16 ProMAX
------------------------------------------------
 昨日は、新幹線に乗って小田原まで、ちょっと贅沢なお蕎麦の旅に出かけてまいりましたよ。
写真00
 ご一緒したのは、早朝散歩仲間のペコちゃんママとミーちゃんママ。朝から笑顔満開のふたりと共に、車窓に流れる夏の光景を眺めながら、あっという間の小田原到着。
写真00
 小田原といえば、そう、小田原提灯。駅構内には大きな提灯が掲げられており、まずはその前で旅の記念撮影。こういう旅のワンシーンって、あとで見返した時にじわりと効いてくるんですよね。
写真00
 さて、今回の目的はというと、小田原駅前にある老舗蕎麦処「寿庵」さん。
写真00
 ここで味わえるのが、なんとも粋な「街道蕎麦」。
写真00
 小田原は東海道五十三次のうち、日本橋から数えて9番目の宿場町ということで、この「街道蕎麦」は九つの小鉢に盛られた九種九様の味わいが楽しめる、という趣向なのです。

 テーブルにずらりと並んだお蕎麦は、まさに圧巻。とろろ、山菜、天ぷら、梅おろし、錦糸卵、なめこ、きざみ揚げ…と、すべて異なる具材が彩りよく盛られ、それぞれが一品料理のよう。ひとつひとつに「東海道の旅路」が感じられるような、そんな優しい味わいでございました。
 ペコちゃんママもミーちゃんママも、終始ご機嫌。あほまろも、ついつい箸が止まらず、気がつけば九杯を完食。いや、正確には「三人分で二十七杯」ですので、これはもう、小田原提灯よりもずっしり満腹の証しでしたよ。
写真00
 お腹が満たされたところで、さてこのまま帰るのは少々もったいない、そんな声が自然と上がり、腹ごなしも兼ねて小田原城まで歩いてみることにいたしたのですした。
 駅前から続く商店街には、七夕飾りが風に揺れており、まるで私たちの訪問を歓迎してくれているよう。カラフルな短冊がゆらゆらと踊る様子に、どこか懐かしい夏の記憶がよみがえってまいりますね。
写真00
 さて、お城までの道のりは、思っていたよりも“蒸し暑さ”という強敵との戦いでした。予報では雨という話でしたが、これまた“外れの名人”。雲は厚いものの、湿度だけはきっちりと残り、気がつけば全身が“打ち水”状態。いやはや、これも旅の醍醐味というべきでしょうか。
写真00
 そんな中たどり着いたのが、小田原城のお堀と真紅の橋。
写真00
 緑濃い木々に囲まれたその姿は、まさに歴史の静寂と風格を湛えた名城でありました。しばし見上げる天守の白壁に、今も往時の武士たちの足音が聞こえてくるような気がしてくるのです。
写真00
 ところが、ここで少々残念なお知らせ、お城の中にはエレベーターが無かったのですよ。足腰に少々不安のある旅仲間もいたことから、「無理せず、見上げる城の方が風情があるのよ」と、潔く外堀からの眺めだけで満足することにいたしましたよ。
写真00
 その代わり、紫陽花が咲き誇る石垣のまわりや、城門までのアプローチをゆっくり歩き、歴史の余韻をたっぷりと堪能してまいりました。見上げれば夏空の下に凛として建つ天守閣。見下ろせば、城下町の暮らしと緑が広がる穏やかな風景。
写真00
写真00
写真00
 帰り道、ミーちゃんママが一言、「今日は汗をかいて、心まで洗われた気がするわね」と。まさにその通り、五感すべてで味わった小田原の一日。美味しさと歴史、そして仲間の笑顔。贅沢な時間でございました。
写真00
 小田原城をあとにして駅前に戻ると、すっかり新しくなったおみやげ横丁が目の前に広がっておりましたよ。蔵造り風の店舗がずらりと並び、まるで小江戸のような趣き。思わず干物やら梅干しやら、手が伸びてしまいましたね。何しろ、旅の締めくくりは“おみやげ選び”というのが、あほまろの習いですからね。
写真00
 さて、帰りの列車はというと、これまた鉄道好きにはたまらない、小田急ロマンスカー。今回は展望席こそ取れなかったものの、前から三列目というなかなかの好位置。
写真00
写真00
写真00
 車窓の向こうには、足柄の山並みがゆったりと流れ、その後ろには、うっすらと顔をのぞかせる富士山が、まるで旅の余韻に添える一幅の絵のようでございました。
写真00
 ロマンスカーの先頭車両から見る風景というのは、普通の旅とはまったく違う味わいがありますね。あほまろは、まるで車掌気分で線路の先を眺めておりましたよ。窓いっぱいに広がる田園風景を眺めながら、車内で交わすおしゃべりもまた格別。こうして、名残惜しさを感じながらも、ゆったりと浅草への帰路についたのでした。
写真00
 行きは新幹線、帰りはロマンスカー――これはもう、完全にあほまろの“乗り鉄趣味”にお付き合いいただいた形ではありますが、ペコちゃんママもミーちゃんママも、終始ごきげんでしたので、結果オーライということで。
写真00
写真00
 美味しく、楽しく、そしてちょっぴり汗だく。そんな夏の一日が、またひとつ心に刻まれましたよ。まさに、日帰り旅の理想形。ご一緒いただいた皆さま、そして富士山にも、感謝を込めて――「また、どこかの駅でお逢いしましょう」。
写真00
 昨日のマンコレは、小田原城。
写真00
Memo
iPhone 16 ProMAX
Leica M11 SAFARI
APO-SUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.
Super Wide-Heliar 15mm F5.6 Aspherical III

back