令和7年(2025)7月2日(水)旧暦6月8日 先勝
今朝の撮影 Data SONY α1-2 SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS iPhone 16ProMAX 現像 Adobe PhotoshopLightroomCC 撮影枚数605枚
- 星に願いを、妖精にしてください -
「仲良きことは美しきかな」 これは、武者小路実篤が残した有名な言葉で、「仲の良い関係は、それ自体が美しい」という意味でございます。人と人との絆、親子の愛、そして小さな命同士の心の通い合い。あほまろは、この言葉を朝の浅草神社の境内で目の当たりにしてますよ。 ご覧ください、この写真を。中央には、あほまろの大切な友、キョエちゃんとそのママが写っております。石の上に並んで、どことなく語らっているようにも見えますが、今朝のあの光景は、ただの立ち話ではなかったのです。 実は、キョエちゃんの羽根の下に、どうやら小さな虫が入り込んでしまったようで、それを心配したママが、嘴でそっと羽根の間をつつきながら、優しく取り除いてあげていたのですよ。まるで、かつての母が子どもの髪についたゴミを取ってあげていた、あの懐かしい仕草のように。カラスというと、人間界では何かと嫌われがちな存在ですが、あほまろにとっては、こうした日常のなかにこそ、いちばんの美しさが宿っているように思えてなりませんよ。 世の中がどれほど騒がしく、どれほど複雑であったとしても、こうした小さな営みにこそ、真の平穏と調和があるのではないでしょうか。あほまろは、今朝もそれをキョエちゃん親子から学ばせていただきました。 浅草神社では、ただいま「夏詣(なつもうで)」の真っ最中でございます。写真に写る提灯にも、大きく「夏詣」の文字が揺れ、夏の訪れとともに、心の清め直しを促してくれているようですね。 この時期は、七夕も重なっているため、境内には涼しげな笹飾りが立てられ、色とりどりの短冊が風に揺れています。朝の空気の中に、誰かの願いがふわりと溶けていく光景は、まるで詩のようで、あほまろはしばし見入ってしまいました。 願い事の内容も実にさまざま。定番の「恋愛成就」や「学業成就」、「健康祈願」に「家族の幸せ」、そして「将来の夢の実現」など、人それぞれの人生模様が短冊に託されております。ですが、今朝、あほまろの目を引いたのは、ちょっと風変わりな一枚でした。 「○○君を見守ってあげたいので、妖精にしてください」 ……なんとまぁ、心優しい願いではありますが、なれるかどうかは別として、発想の自由さに思わず笑ってしまいましたよ。いや、もしかすると、もう妖精のつもりで日々生きている方なのかもしれませんね。 さらに目を引いたのが、 「私はぜったい宇宙に行きます」 「夫が憎っくき真美子との不倫をやめさせてください」 こちらは願いというより、もう“宣言”と“呪詛”の域ですね。短冊の力恐るべし。 極めつけは、「七夕の願いは誰が叶えてくれるのでしょうか?」との素朴な疑問。確かに、昔から“お星さま”や“神さま仏さま”と、なんとなくぼやかされておりますが、具体的に誰が叶えるのかを考え始めると、七夕という行事の根幹が少し揺らいでしまいそうです。 さて、そんな短冊の数々を眺めながら、あほまろがふと浮かべた願いは、こんなものでした。 「今が幸せなので、願うことはありません」 ――なんて書いたら、逆に目立ってしまうかもしれませんね(笑)。でも、そんな穏やかな気持ちで短冊を結べることこそが、本当の“願いが叶った証”なのかもしれませんね。 短冊の願いを題材に、阿呆人也は狂歌にしてみましたよ。 「○○君を見守ってあげたいので、妖精にしてください」 「妖精に なれぬ我が身を 宙に舞い 叶うならばと 笹に身を託す」 「私はぜったい宇宙に行きます」 「宇宙へと 夢を飛ばした 短冊に 重力なんぞ 気にしてられぬ」 「夫が憎っくき真美子との不倫をやめさせてください」 「星に問う 真美子の名を 夜に書く 笹より切なる 女の涙」 「七夕の願いは誰が叶えてくれるのでしょうか?」 「願いごと 誰が聞くやら 夜の空 星か仏か 己か知らぬ」 「今が幸せなので、願うことはありません」(by あほまろ) 「短冊に 書くことなしと 筆を置く それも願いの かなったしるし」(阿呆人也) 今朝の浅草神社。まだ夜の名残が空に滲む頃、あほまろの姿を見つけたキョエちゃんママが、スッと空を切り、鳥居前の照明の上に舞い降りてきましたよ。 あの柔らかな身のこなし、そして「来たわね」とでも言いたげな眼差し。もうすっかり、朝の挨拶は我々の日課となっております。けれど、ふと考えるのです――カラスにも、願いごとってあるのでしょうか? 「まだ暗き 鳥居のまえに 舞い降りて 願うは何ぞ カラスの心」 キョエちゃんも来てますね。 人間たちは短冊に恋や夢を書きますが、カラスなら何を書くのでしょう。 「この街に居場所が残りますように」「あの人間、また来てくれますように」、そんな素朴で、まっすぐな願いかもしれませんね。 今朝も静かに、そして神々しく。カラスとともに迎える浅草の一日は、こうしてまた始まっていくのでございます。 ビクトリー君が姿を現しましたよ。今朝も、どこか誇らしげな歩き方で、いつも堂々と境内を闊歩しているのです。 そして今朝もまた、、キョエちゃんママとの共演です。 ビクトリー君はキョエちゃんママをまったく怖れることもなく、むしろ、その後を追うように、距離を保ちながら仲良く歩いておりました。 浅草神社には、古来より“和を結ぶ”力が宿っているといわれています。人と人、町と町、そして今日のように、鳥と鳥までも――。種を超えても争わず、調和の中で共に過ごす姿には、確かに何か“ご加護”のようなものを感じざるを得ませんね。 合歓の花のお目覚め。 今朝の日の出は午前4時29分。 浅草神社から戻って来ると、ビクトリーも着いてきましたよ。 今朝も乱舞を見せてくれましたが、あほまろはこれからお出かけなので、コメントの時間がありません、写真だけでもご覧下さい。 おはよう益美さん。 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。 夏の境内をご覧下さい。 「散りそびれ 時の流れに 抗(あらが)いて 幹しがみつく ひとひらの意地」(阿呆人也) 盛りを過ぎた紫陽花。 今日の関東地方は傘の手放せない一日になりそうです。 あほまろはこれから、お昼の美味しい昼食を食べに、小田原まで行かなくちゃいけないのです。 ------------------------------------------------------- 夕べの睡眠は58%でした。 おはようヒロちゃん。 今朝の朝の朝食は、昨夜いただいたケークのようなもの。デザートはブルーベリー。妻のコレクションは、トメさんとルナちゃん。 昨日は、ソフトバンクさんのご招待にて、東京ドームで行われたソフトバンク対日本ハムの試合を観戦してまいりました。とはいえ、あほまろは阪神ファン、パ・リーグは中立――のつもりですが、やはり道産子の血が騒ぐと申しますか、どこかで北のチームに肩入れしてしまう自分がいるのです。 とはいえ、今回はソフトバンク関係者のご厚意による招待席。そこでは、さすがに「がんばれ日ハム!」などとは叫べるはずもなく、表情は無表情を装い、心の中でそっと北へエールを送っておりました。 ありがたいことに、招待席は快適そのもの。グラウンドまでは少々距離があるものの、ゆったりとした室内で、美味しいお料理とともにテレビ中継を観ながらの観戦。これが案外、じっくり試合を楽しめるものですね。ビール片手に天ぷらつまみながらのプロ野球観戦とは、なんとも優雅な“庶民の裏切り”でございました。 試合の結果は、ソフトバンクの快勝。鷹が天高く舞い上がる一夜となりました。 「心では 北の応援 送るけど 招かれし席で 鷹を持ち上げ」(阿呆人也) ええ、たまには心と態度の使い分けも、大人の礼儀ということで(笑)。 美味しいコース料理の数々。 おまけに、お土産までしっかりといただいて、ほろ酔い気分での帰り道。球場での応援合戦に加わらずとも、胃袋と手土産は大満足。こうなると、勝ち負け以上に「良い夜だったな」としみじみ思うのでございます。 次回は、阪神戦で呼ばれるようにと、こっそり七夕の短冊に書いておこうかしら……。 Memo iPhone 16 ProMAX