思えば、ただひとつ、今年は3年ぶりに妻と旅をすることができたことでした。最初は息子と共にJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」の一泊二日の旅に応募したのでしたが、幸運にも抽選でバリアフリー対応の部屋に当選したので、息子の代わりに車椅子の妻を同行することにしたのでした。車内での移動は車椅子でも問題ありませんでしたが、問題はベッドでしたよ。妻は普段、柵付きの介護用ベッドを使用しており、その方が寝起きが楽なのですが、車内の狭く柵のないベッドでは、寝返りも難しく、熟睡することができなかったのです。
さらに、立ち寄り観光はバスでの移動が必要なので、二人で観光をパスして車内に残ることにしたのでした。結果として、豪華な夕食も満足に食べられず、ただただ早く帰りたいと思う疲れるだけの旅となってしまったのですが、乗り鉄あほまろにとっては、バスをパスしたおかげで、回送移動する豪華列車を独占することができたことです。妻には申し訳ない気持ちもありますが、その一方で少なからず優越感を感じてしまった瞬間でもありましたよ。