雨上がりの境内、気温も上がって秋晴れになりましたね。急に暖かくなったので、服装で上手く調節しなくちゃ。

でも、今週後半は前線と台風27号の合わせ技で、大雨になったり雨風強まる可能性があるんだって。今後の情報にご注意下さい。

今、日記を書いている最中突然どこからか、ピ〜〜〜の連続音。音を辿ってみると、なんとデータストレージサーバーのハードディスクが唸ってるじゃないか。

とりあえず一旦電源を切って再度入れ直すと、今度は電源が入らない。さてさて、いったいどうしたら良いものやら。5年近くも使っているのでそろそろ寿命が来たようだけど、同じく5年近くもため込んだあほまろの大切なデータ、いったいどうなってしまうのかな・・・。

サーバーの中は、ほとんどが今まで書きためた文章が詰まっているのです。10年以上も続けている「浅草大百科」と、プライベート日記、もしも復活できなかったら、あぁ、この10年間のあほまろの人生、無駄に過ごしてきたことになるじゃないかよ・・・。

そんなことが気になって、今は、日記も書けない状態になっているのです。

とはいえ何とか仕上げてから修理を試みるしか無いね。もしもダメでも、最近はデータの復活をしてくれる業者もあることだし、まだ諦めちゃいけない。

とりあえず、何も無かったことにして(たぶん無理だけど)、今日、書きたかったことを書いてしまいましょう。

先日、カメラマンの友人がロバートキャパの写真展を観ながら、「写真は真実を写しているつもりでも、結果は事実が写っているだけ」、そんな呟きが脳裏を離れないのです。

確かに、写真は事実を記録しますが、スタジオ写真など人工的に光を操って真実とかけ離れた事実を創り出していますね。

しかし、こと自然の変化だけは見た目通りで、今、の真実が記録されるじゃないでしょうか。少なくても、あほまろはそう信じて毎日の記録を撮っているのです。

確かに、最近は現像ソフトが優秀になって、写真を更に鮮やかな色彩にしたり、あえて綺麗だと思える写真に仕上げたりも出来ますが、絵画と違い、あくまでもベースは現場で撮った写真なのです。

現場で見た光景と出来上がった写真を見比べながら、あの時は、もうちょっと鮮やかな色だったとか、より実際の光景に近づくような工夫を施すこともありますが、たとえそんな写真でも真実は写っていると信じているので、長年、同じ場所を撮り続けることが出来ているのです。

あほまろの持論は、誰が何と言っても「写真は真実を写しすもの」でしか無い。

雨上がり、刻々変化する秋空は楽しいですね。ファインダーでは見えてませんでしたが、犬友達から影が見えてますね、と言われ、肉眼で確かめると、ほんのりと東京スカイツリーの影が雲に映し出されてますね。

肉眼で見える光景は、写真にもちゃんと写っているのです。

それを、「写真は真実を写しているつもりでも、結果は事実が写っているだけ」と、言っちゃいけないですよね。

写真は絵画とは違って、目で見た光景しか記録してくれないのです。これらの写真は加工をしていません。

この光景を見て、東京スカイツリーから煙が出てますね。と言ってる方がいらっしゃいましたよ。

確かに、煙にも見えますけど、これが真実の自然現象なのです。

太陽が東京スカイツリーの真後ろに来ると、こんな影が。おかげで、あほまろの「天空半影」に新たな1枚が加わりました。

写真というものは目で見た光景の中で、注目した部分だけ忠実に再現して見せるもの。

だからこそ、写真は、真を写す機械なのです。

写真は作品であっても芸術じゃ無いですね。写真作品を見る人の心に、見た目通りの美を感じてくれたらそれで満足。

あほまろは、これからも事実であって真実の写真を撮り続けますよ。

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「浅草パノラマ化作戦」決行中!
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Memo
Canon EOS 6D
Canon EF8-15mm F4L Fisheye USM (14.5mm)
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第32回浅草サンバカーニバル公式記録の一部を公開します。
協力:浅草商店連合会 撮影:古麻呂

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