爽やかな秋晴れになりましたが、とっても寒く感じる朝でした。

最近は、急に朝晩がヒンヤリしてきましたね。

今朝のお天気おねえさんが、「秋深し・・・、一年のうちで、自然の姿がいちばんもの悲しく感じられる季節になってしまいましたね・・・」とか言ってましたね。

この、「物悲しさ」って、言葉ではなんとなく理解出来るのですが、肌身には、いったいどんな感じなのかな。

辞書で調べると、「なんとなく悲しい感じ。明確な理由や原因があるわけではないが悲しみを覚えること。」と、記されているように、多分に心理的な言葉なのでしょうね。

あほまろは、春から夏にかけては感じないけど、暑い夏が去って散歩に涼しさを感じるようになってきたら、肌身に「物悲しさ」は感じるかも、しかし、どっちらかと言えば楽しさの方が強いかな。

暑さは苦手なあほろには、秋から冬にかけてが快適な季節といえますね。

秋深き隣は何をする人ぞ。秋になると思い出すこの俳句ですが、芭蕉さんは、秋になると自然と隣の人の生活の音が気になっているのでは無く、早朝から、かすかに虫の鳴き声が聞こえてくると、ついつい聞き耳を立ててしまいますね。そんなことを詠んだのかも知れませんね。

我が家はマンションの10階、それでも、朝になると、秋の音が聞こえてくるのです。

今朝、耳を澄ませると、まだ暗い寝室に誰かのいびきが聞こえてきましたよ。この音はいったい誰のいびきかな、音を探ると、あほまろの足元でヒロちゃんとヤマト君が、ぴったりくっついて仲良くいびきをかいてましたよ。寒くなって、これも秋深しですね。

今朝の朝焼け。ほんのりと朱色に染まってましたが、写真じゃ表現できなかったね。

朝、秋の虫の音と猫たちのいびきで目が覚める、あほまろは、ホッと一息つける過ごしやすい季節なのです。

朝の静かな境内、あちこちで秋の虫たちの鳴き声が響いていました。

身近なところに、いろんな虫たちの美しいメロディを聴きながら誰も居ない境内を巡っていると、そんな時、悲しくも無いのに「物悲しさ」を感じる、これって心理的な言葉の奥深さですね。

今朝の「影」。路地裏で遊ぶ二羽の鳩。良いタイミングで撮れたでしょ。

しかし、太陽の軌跡が低くなったので、もう、例の影も終わってしまいましたね。

次に「影」が観られるのは、3月末頃になるのです。

それまでは、人間の影でも探し続けましょうね。秋の影は長いのですから。

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アサクサコレクションは、昨日が最終日でした。

長かったようで、あっという間に終わった一週間でしたね。


最終日、来客も少なく静かな会場の様子をお伝えいたします。










来年も、アサクサコレクションでお逢いしましょう。

Memo
Leica M-Monochrome
SUMILUX-M f1.4/35mm ASPHERICAL
SUMILUX-M f1.4/50mm
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第32回浅草サンバカーニバル公式記録の一部を公開します。
協力:浅草商店連合会 撮影:古麻呂

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