連日の厳しい暑さもすっかり慣れてしまいましたね・・・。今日で、お盆シーズンも終わりますが、太陽の勢いは衰えません。

そして、週末から来週にかけても猛暑は続くようで、諦めましょう勝つまでは。

猛暑の夏ですが、日本全国の人気の観光地は観光客で大混雑ですね。昨日、北海道美瑛町の友人から久しぶりに電話、お盆に入って道路が大渋滞なのはしかたが無いとしても、お寺駐車場が他県ナンバーの車に占領され、駐める場所が無く、墓参りが出来なかったとぼやいてましたよ。

昨日のワイドショーでも、美瑛町の絶景スポットを訪れる観光客のマナーの悪さが取り上げられてましたね。

美瑛町は、首をかしげて何か考え事をしているように見える「哲学の木」、40年前に自動車のCMで有名になった「ケンとメリーの木」、嵐のJALのCMで有名になった「5本の木」など、有名な木の絶景スポットが多数存在していることで、年間を通じて観光客が訪れるようになった、旭川市と富良野市の中間にある町です。

そこで問題になっているのが、「常識のない嵐ファン」です。

ジャガイモや麦などさまざまな農作物が植えられている耕作地に、年間130万人もの観光客が訪れ、勝手に畑に入り込んだり、ゴミを捨てたり、刈ったあとの麦畑に車で乗り入れてたり、農家は大迷惑しているのです。

美瑛町の行政としても、観光誘致をしたワケじゃ無く、勝手にマスコミにようって観光の街にされてしまったことで、常に観光客のマターの監視をすることも出来ず困惑しているようですが、いつまでも個々の農家の好意に甘えてないで、もうちょっと対策を考えても良いんじゃないのかな・・・、友人もぼやいてましたよ。

聞くところにようると、「哲学の木」の所有者は、こういう事態が続くのなら、「哲学の木」を伐採するしかないと、怒っているようですね。

嵐が行った場所に自分も立ってみたい、そんな常識ない嵐ファンが、地元に嵐を起こしているって頭を抱えていたけど、浅草もマナーの悪い、中国人や韓国人観光客に頭を抱えているんだよ。

観光客のマナーの悪さ、去年の秋は、美瑛と雰囲気の似た英国コッツウォルズの農家の畑に、「無断で庭に入らないでください」 と、日本語で書かれた看板が話題になりましたね。それも他の言語は無く、日本語だけっての、入るのは日本人だけなのかな・・・。

あほまろが学生時代、欧米人から見た日本人のイメージは、「メガネで出っ歯」、「カメラを首からぶら下げている」「旅行先なのに背広」そして、「マナー知らず」でしたね。

諸悪の根源が、その場限りの「旅の恥はかき捨て」って諺だったのかもね。これからは、みなさん「飛ぶ鳥跡を濁さず」で、日本人観光客の質を高めて欲しいですね。

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昨日から、高村スタジオの暗室をお借りし、プラチナパラジウム・プリントの実験を始めました。

通常のモノクロ・プリントは銀が光に感光するのと同様、プラチナパラジウム・プリントは、文字通り白金で焼き付ける古典印画技法です。

銀とプラチナの焼き付け方法、いったいどこが違うのといえば、黒は漆黒、白はあくまで白、そしてグレーの階調は無限、そんな感じの写真になるのです。

更に耐久性も高く、このプリントの美しさを愛する写真家は今も多いのです。

密着プリントしかできないので、写真と同じサイズのネガフイルムを作らなければいけません。しかし、最近はインクジェットプットリンターで簡単に作れてしまうのではありますが、素材に合わせてトーンカーブを調整するのが、至難の業なんだよね。

ここからは暗室作業で、まず写真用紙にプラチナの液を刷毛で塗ります。

それを10分ほど乾燥させます。

今回はテストなので感光時間は5分に設定して密着感光です。

感光を終え、現像液に浸した瞬間に画像が現れます。

銀塩より手間がかかる印画技法ですが、深みのある調子と優美で温かい雰囲気は他の技法では決して得ることのできないのです。もうちょっとノウハウを蓄積してから作品作りに取りかかる予定。

Memo
SONY DSC-RX100II
Vario-Sonnar T* 1.8-4.9/10.4-37.1
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「第5回新宿クラシックカメラ博」会場内写真展にて、東京スカイツリーと自然現象を捉えた、三遊亭あほまろ「天空半影」・高村達「天空反映」を同時開催いたします。
場所:新宿高島屋11階催事場
期日:8月22日(木)〜28日(水)
但し、24日(土)は、トークショーのため一旦展示を休止いたします。下の写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。

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