今日はさほど寒さを感じないおだやかな朝でしたよ。明日はまた雪の予報が出ているけど、外しっぱなしの気象庁なので降るわけ無いことを願いたいね。

　今週の後半は日差しが届くようですが、まだまだ冬らしい寒さが続くようですね。それより風が吹くと花粉が飛びやすくなるので、花粉症の方はご用心を。

　花粉症じゃ無い方も用心しなくちゃいけないのが、中国から飛散している微小粒子状物質「ＰＭ2.5」ですね。中国では、春節（旧正月）の大型連休が明けて企業活動が再開したため、再び有害な濃霧に覆われているようですね。

　日本政府も、飛散する「ＰＭ２・５」の大気中濃度が新設する基準値を超えそうな時は、住民に外出を控えるよう呼び掛けることにするようですね。これから、地震の「ゆれくるコール」のような、携帯電話用の大気汚染監視アプリも出回るかも知れませんね。

　中国の大気汚染の元凶は、火力発電所と環境対策がなされていない古い車の排気ガスだってことは判っているのですから、ここに真剣にメスを入れなければ対策にならないんだよ。

　しかし中国政府は、大気汚染で中国の環境を悪化させたのは、外国投資による工場が大半と言い張ってますよ。日本を含む外国企業が、厳しい基準で工場を建設していれば問題はなかったとも。だから、日本での「ＰＭ２・５」被害は自業自得だとほざいているんだよね・・・。

　今回の問題、中国は一方的に被害者である。被害者がなぜ、加害者の行った問題を解決しなければいけないのかと共産党幹部のあきれた答弁も新聞に載ってますよ。

　その裏には、中国政府のもくろみは、外国企業から「環境税」を徴収しようと、とんでもない構想が有るからなのです。

　これまでも、失業保険や福利厚生なども外国企業だけに義務付けてきた経緯があります。しかし、その税収が環境改善に使われるかは疑わしいのも中国なんだよね。もし今回、環境税が導入されたとしても、党幹部らの金もうけに悪用されるだけだと言うのは、火を見るよりも明らかなんだよ。

　北京から届く映像でひと目でわかる汚染。濃霧で高速道閉鎖されたり、航空便も出発出来ないので、代替交通手段としての鉄道に人が殺到しているニュースが報じられていますが、中国の人々だって政府の無策と、劣悪な環境に黙って暮らせるワケは無いと思うんだけど、今のところ、これと言って目立った動きはまだ無いようですね。

　この際、ぎくしゃくする日中関係はひとまず置いといて、国境を越えた環境保護の枠組みを日中両国で築きあげることも必要では無いのでしょうか。大気に国境は無いのですから。