冷たい北風が吹いていましたが、そんな風でも春の爽やかさを感じる季節になりましたね。

日本には、季節を表す言葉が豊かですよね。節分が明け立春になって、そろそろ「雨水」。雪が雨に変わり雪解けが始まる「雨水」にも、忍び寄る春の気配に草木が蘇るのです。

♪春爛漫の花の色・・・。(何処かの寮歌だったっけ)
厳しい寒さが続く中でも、境内の寒紅梅も今月上旬に開花しましたね。毎朝、鮮やかな赤い花を見ているだけで春爛漫。光に満ち満ちてきた季節を実感しているのですが、春爛漫と表現するのは、桜が満開になった頃なので、まだちょっと早いよね。

春とは、「万物が発(は)る」「木の芽が張(は)る」「天候が晴(は)る」「田畑を墾(は)る」などの意味を持ち、天候に恵まれ、希望に溢れる季節を象徴する音から出た言葉のようですね。

今日はバレンタイン。ちまたでは、チョコレート会社の陰謀ににまんまと引っかかった民たちが、普段は手に取ることも無い高級チョコレートに群がる様子も、テレビ局の餌食になってますね。そういえば、宇都宮駅のチョコレート売り場でも取材をしてたっけ。

そんな宇都宮駅で、とちぎ花センターで、「春らんまん初春の花展」開催中のポスター。その隣に、「とちぎ花フェスタ」を見かけましたよ。春になると、どこも花をテーマにしたイベントが花盛りになるようですね。

『花と緑にあふれるふるさと栃木。男性から女性に花を贈るバレンタインデーの新しいスタイル「フラワーバレンタイン」をテーマに開催し、男性の花贈りを応援します』
そんな言葉が気になったよ。

バレンタインは日本の文化では無いけれど、あほまろなら、チョコレートより、春の訪れを告げる花束の方が嬉しいかも。一足早い春といえば、チューリップやプリムラ、ストックなど色鮮やかで春の香りのする花々、お部屋に飾って「フラワーバレンタイン」。そんな文化の方が、楽しいと思いませんか。

日本人の国民性のいちじるしい特色といえば、古来よりたとえ下層階級であっても、みなさん生来の花好きだってことですよね。
春の花の代表は「桜」。桜の下で飲んで歌って踊りながら花を愛でて来た日本人。それは、単なるばか騒ぎだけじゃ無く、踊り、浄瑠璃、俳句、狂歌などが生まれた文化的な宴なのです。

「幕末日本探訪記」で、アメリカ人ジャーナリスト、シッドモア は「こんなに酔っ払いながらも、表現するのは喜悦と親愛の情だけで、いさかいや乱暴なふるまいはない。野卑な言葉も聞かれない」と当事の日本人を褒め称えています。
花を愛でる国民性が、日本の文化生活の高さを表しているのですよね。

と言うわけで、今日はあほまろの元にも、チョコレートがいっぱい舞い込んでまいりました。まずは、女房からのチョコレート。これだけは義理と言っちゃ叱られそう。

そして、義理チョコの数々。これは今朝の散歩で犬仲間から頂いた物で、秘密基地で社員からの義理チョコも加わると、せっかく酒を断ったあほまろ、今度は糖尿になっちゃうかも。

|