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『つくづくと』
　この道はいつか来た道・・・。

　大分は朝から蒸し暑いですね。朝の散歩が癖になってしまったあほまろ、ナナちゃんの居ない朝でもいつもの時間午前５時には目覚めてしまうのです。あほまろが泊まったホテルは大分駅の真ん前、こんな街のど真ん中でもワンちゃんを散歩させる方はいらっしゃるのでしょうかね・・・。１時間ほど辺りを散策してみたのでしたが、やっぱりワンちゃんの散歩姿を見ることができませんでした。今頃ナナちゃんはどうしているのでしょうね・・・。

　一昨日、豊後高田の「昭和の町」で、いつか来た道を思い出させてくれたい懐かしい思い出。しかし、レトロな町並みを飾る物よりも、そこで迎えてくれる方々との触れ合いがあってこそ、いつか来た道を懐かしく振り返ることができるのですよね。

　今回の旅は、大分合同新聞社で仕事の打ち合わせが目的、しかし、久しぶりの出張を兼ね、最近は良くテレビでも紹介される懐古な町並みやレトロ資料館なども訪れてみたい。実は、あほまろの頭の中は、どっちかというとそっちの方が主だったんですよ。新聞社との約束の午後４時からの会議といっても、お互いの思惑を簡単に述べ合っただけで、それではそろそろ・・・。おいおいおいこれでお終いかよ・・・、たったこれだけでわざわざ大分まで出向いて来たって訳。あほまろの想いをもっと伝えたかったし、先方の想いも聞きたかった。それをわずか数十分ではいさよならかよ・・・。

　それでは、場所を変えてビールでも飲みながら・・・。え、打ち合わせはこれで終わった訳じゃ無いんだね。ということは、飲ませて酔わせて本音を聞き出してやろうとの魂胆なのかな。それとも、話をもっと聞いてやるから酒をオゴレって訳じゃ無いよね。そんな魂胆で先方に丸め込まれては大変、観音様に願かけた禁酒、でしたが・・・、昨日だけは、よんどころなき理由というか、友遠方より来たると、幻の銘酒十四代の大吟醸なんかを目の前に置かれてしまうと、これほど意志の強いあほまろでも断るのは失礼だったんですよ。酒飲みならその気持ちわかるでしょ。それでちょっぴりなめてしまった。と、それは今回の打ち合わせとは全く関係の無いことですけど。念のため自己弁護。

　さて、いったい何処に連れていかれるのやら。大分といえば、関あじ・関サバ・城下カレイ、ふぐも有名だけど時期が過ぎているので今は無理。そんな外連でひるんじゃいけない。そんな想いを抱きながらみなんの後を着いて行くと、そこは大分合同新聞社からほど近い場所、関あじ・関サバ・城下カレイとは縁も縁も無さそうなイザカヤ？

　しかし、その趣がすごい。まるであほまろの感性全てをを知り尽くしていたかのような、いつか来た道だらけのイザカヤさんだったんですね。お店の玄関先に着いた瞬間、関あじ・関サバ・城下カレイなんかぶっ飛んでしまったんですよ。


　大分では、午後四時からの打ち合わせといったら、飲みながらじっくり話し合いましょう。そんな意味が合ったんですよね。 郷に入らずんば郷に従えというか、虎穴に入らずんば虎児を得ず。そういえば、打ち合わせの場にも、あほまろのホームページのコピーを持って来てましたよね。打ち合わせ相手の気持ちを察するところなんて、江戸っ子よりも粋な皆さんでしたよ。

　このお店は大分の郷土料理の専門店だったのです。貧しかった子供時代の素朴で懐かしい味の数々をそのまま守り通しているのです。大人になって、子供時代の味を焼酎と一緒に味わうのもまた一興、時間が経つにつれ、みなさんの会話もあの時代に戻っているようでした。もちろん、仕事の打ち合わせだって、心配すること無くスムーズに進展していったんですよ。

　ところで、今、大分で幻の焼酎「かねはち」をご存じですか。麦焼酎です。それが麦の香りが素晴らしい粗造りではありますがコクがあって飲み口がさわやか。小さい酒蔵なので出荷量が少なくなかなか入手することができないようです。そうと聞けばじ〜っとしていられないのもあほまろでしたが・・・、臭いを嗅いで、ちょっとだけ舌を付けさせて頂いいたのです。こんなの東京じゃ売ってないだろうな・・・。

　いつか来た道を振り返り、明日えの希望にしてもらいたい。ここで３５年間も郷土料理「こつこつ庵」をされているご主人の松本さん。大分合同新聞事業局長、事業局次長、それとこの日記でお馴染みの麻生八咫さんが揃って記念撮影をさせて頂きました。（掲載許可済で掲載してしまいますよ。あとで、あれは飲んだ勢いでとは言わないでくださいね、佐藤さん。）

　みなさん、本当にお世話になりました。次は１１月の本番ですね。

　今朝の大分駅前。大きな時短社置き場が設置されているので、東京の駅前のように乱れた駐輪がありませんね。

　いつか来た道。公園で蒸気機関車を発見。

　窓ガラスは落書きだらけ。困ったも



　こんなお店を発見。大分はレトロブームなのかな。

　昨日は、湯布院の「岩下コレクション」に行ってみました。

　ここもまた凄い。昭和レトロにとどまらず、

　何でもかんでもところ狭しと並べられています。

　しかし、ジャンル別に良く整理されているのに関心。

　生活の品から自動車、バイク、ジェット機までが・・・。

　これって・・・、もうコメントもありません。

　でも、ここには展示物は多いけど、一昨日訪れた豊後高田え感じた人と心が欠けているような。

　なんとなく、お金持ちの趣味。

　世界中のバイクが１５０台も並んでいました。

　月光仮面の愛用はスーパーカブ。

　ナチスドイツ軍が使っていた本物のベンツとサイドカー。もう、いうことありません。