平成21年7月17日(金) 旧暦閏5月25日大安 - 山の中に居ます -
● かっぱ橋本通り 下町七夕まつり ● 入谷朝顔まつり ● 浅草寺 ほうづき市
『つくづくと』 思えば遠くに来たものだ・・・。 あほまろの久しぶりの休暇、今年の夏の薮入りは山の中で過ごしています。お目覚めはいつも通りの午前5時、夕べ寝たのが午前1時を過ぎていたような・・・。 友遠方より来る・・・、なんてことを勝手に思っているだけでしょうが、6年ぶりにお会いした友人の家にお邪魔し、遅くまで語り合ってしまったンですよ。ここは、大分県の湯布院町、本当に遠くに来てしまったんですよ。ナナちゃん今頃どうしているのでしょう。昨夜、酔っぱらった女房からしつこく電話が、あほまろが居なくなったナナちゃん、荷物を積み上げた廊下の隅っこに入り込んだまま出てこないといわれても、今から帰るよなんていえる訳無いじゃないかまったく。せっかくの休暇だってのに、旅の思い出を壊さないでくれよな・・・。 大分に来た本当の理由は、今日の夕方から大分合同新聞で仕事の打ち合わせが入っているのです。せっかく遠方まで出かけ、打ち合わせだけでとんぼ返りをするってのももったいないので、湯布院でカメラマンをやっている友人に無理をいって遊んでもらったって訳。仕事を休んでわざわざ飛行場まで迎えに来ていただき、以前から気にかけていた豊後高田の「昭和の町」を訪れたのです。豊後高田といえば、彼のお父さんが詳しいとのことで、御年80歳の父上様のガイド付きだったのです。そのおかげで、お父さんが親しくしている豊後高田市商工観光課のお偉い方までお会いし、担当者が一緒にガイドで着いてくれたのです。 「昭和ブーム」、今ではあちこちで観光用に張りぼての昭和の町並みが再現されています。そんな町はあほまろも何度も見て来たのですが、豊後高田の昭和には、初めて訪れた人であっても、そこで暮らす方々の優しさ。今ではとんとお目にかかれなくなってしまった、日本人のおもてなしの心。古い町並みの中に忘れかけた心までが溶け込んでいるのが驚きでした。地理的に恵まれず交通の便も悪い町であったからこそ、そこに住む人々の結束がもたらしているのかも知れませんね。 もう一度訪れてみたい、その時はこの町に泊まって、豊かだった心の昭和を地元の方々と語り合いたいな・・・。
昨夜は、友人のカメラマンが経営するリゾートスタジオに設けられたホテル並みの宿泊施設に泊めていただきました。朝起きて、窓から眺める景色は雨。ところどころから吹き出している湯気が温泉地であることを誇示しているようですね。ナナちゃんが居ないし、雨も降ってるし、今朝は散歩を止め、これから露天風呂で顔でも洗って来ようかな。 昨夜は、亀の井別荘で夕食までごちそうになってしまいました。6年前に来た時は、女房とここ亀の井別荘に泊まったンですよ。 わざわざ湯布院まで訪ねて来てこれたと、友人のお父さんが十四代大吟醸を持って来てくれたのですが・・・、禁酒中のあほまろの目の前に置かれてしまっては・・・。 食事の後、湯布院の町を散策。午後10時前にもかかわらず、辺りは真っ暗でしたよ。どこの家ももうお休みしているのかな・・・。昼夜の関係なく賑わっている浅草と比べると、まるで別世界ですよね。 真っ暗な夜道を歩いていると、目の前に蛍が飛んで来ました。蛍といえば窓の雪じゃなくて、蛍の光だよね。でも、写真写るほどの明るさじゃ無いので、フラッシュを使って蛍君の姿を写してみたよ。でも、ピンぼけだな・・・。 こちらが豊後高田の「昭和の町」です。 一見普通の商店街でしょ、でもこれが良いんです。今の時代、何処の商店街もみな同じになってしまった、そのちょっと前の商店街に見えませんか。 薬屋さんの店頭に飾られていた不思議な薬。便秘薬なのに、「首より上の薬」とは、これいかに。 お餅屋さんの店内に置かれた巨大な機械式の餅つき機、その横の柱に書かれた「靴下なら何でも揃う大洋商会」とは、これいかに。 お父さんがお会いしたかったご主人。広島県の福山自動車時計博物館で復元されたボンネットバスを、豊後高田市が買い取って「昭和の町」に走らせるため、お餅屋さんの旦那さんは、そのバスを引き取りに行って留守でした。 カセットテープレコーダー、これと同じのを高校時代のあほまろも持ってたんだよ。懐かしかったな・・・。 「森永ベルトラインストアー」の看板がご自慢のご主人。もしお宝探偵団に出したら数千万? 昭和の町の下駄屋さんのお店番で有名なワンちゃんは、ユキちゃん6歳です。テレビにも出た有名なワンちゃんなんなんだって。ナナちゃんのように可愛いくて、素直なワンちゃんだったので、今朝の表紙に使わせてもらいました。 町の中央に位置する「昭和ロマン蔵」。かつての米蔵を利用した資料館になっています。ここの車は映画にも出ているんだって。 わ〜ぉ!何これ? すごいのなんのって、広い展示場を狭めている昭和のお宝の山。これ全部、館長の小宮さんの個人コレクションなんだって。 豊後高田「昭和の町」。帰ってからもっと詳細に特集として構築しますね。お楽しみに。 楽しい町なので、もうちょっと居たかったのですが、これから湯布院まで走らなければいけないので、これで終了。橋もここで終了。
今朝の写真 Canon EOS1DsMk3 Canon EF14mm F2.8L USM Canon EF16-35mm F2.8L II USM Canon EF34-70mm F2.8L USM Canon EF70-200mm F2.8L IS USM 撮影枚数360枚