今年から社会人になった方々がはじめて給料を受け取る日を「初任給の日」という記念日にもなっているそうです。あほまろの会社も御多分に洩れず、４月から新入社員が入社したのです。とはいっても、ご存じあほまろの弟子というか、助手というか、大学４年間アルバイトで来ていた古麻呂のことですよ。しかし、先月までと大きく違うのは、正社員なので給料から税金、社会保険、失業保険などはもちろん、家賃までも負担しなければいけなくなってしまったことですね。とはいっても、今までとなんら変わることの無い会社生活、本人には社会人になったとの自覚はあまり無いようですけどね。

　思い出すのは、あほまろが東京に出て来て、初めてのバイトの初任給を頂いた時のことです。当時、バイトの一ヶ月分、額は忘れてしまいましたが、それまでの自分には初めての大きな金額だったのです。今思うと、バイトの金額なんてたいした額では無いのですが、これで欲しい物が何でも買える、そんなぬか喜びをしたことも脳裏に鮮明に浮かんでくるのです。給料日の翌日、友人と一緒に鎌倉観光に行き、そこで故郷のおふくろに桐細工の下駄を買い送ってあげたのでした。

　４年前、おふくろが他界した時、家の中の荷物を整理していた時、押し入れの奥からその時の桐下駄、初めて息子からの贈り物を喜ぶメモと一緒に未使用のままで出て来たのです。あほまろが東京に出て来てから何もしてあげられないままで亡くなってしまったおふくろでしたが、親はいつも子どものことを考えてくれていたのでしょうね。「親の気持ち子不知」とはよく言ったものです。古麻呂も初めての給料でおふくろさんに何かプレゼントをしてあげたら良いのですがね。

　自分も子どもの親になった今、ことあるごとに子どもの事が気になっていることに気付くのです。親の気持ちは親にならないと分からないと言われながら、親になっても親の気持ちを解ってあげられなかった自分、親が亡くなってからでは遅いってことだって、十二分に承知していたはずなのにね・・・。きっとあほまろの子どもたちも、あほまろがこの世から去ってから、親の気持ちも解ってくれるのでしょうね。
　あほまろの息子は、連休を利用して中国、香港、台湾と旅行をして来るようです。今朝、早朝から部屋でゴソゴソやっています。ベッドの中で、あぁ、もう出かけるのかな・・・、なんて思いながら、せめて一言、"行ってきます”とだけでも、言いに来て欲しかったな・・・。そんな親の気持ち、子どもに通じるはずがありませんよね。カチャガチャ、廊下に響く鍵を閉める音を聞きながら、ちょっと寂しくなってしまったのでした。

　北京オリンピックの聖火が今朝、日本に到着しました。明日、長野市で行われる聖火リレーで萩本欽一さんが聖火を持って「欽ちゃん走り」を披露することが話題になっていますが、今まで他の国々を走った時のように、警備の関係で走る様子は一般に公開されないのかも知れませんね。そこまでして、聖火を世界中で走らせる意味があるのでしょうか。

　毎朝、浅草寺境内を散歩されている方の中に、東京オリンピックの聖火リレーに参加された方がいらっしゃいます。彼は、雷門から駒形橋まで聖火を持ったそうです。人々は聖火の炎を見ながら、戦後２０年を経て、ようやく世界に認められた日本を実感していたことでしょう。
　チベット問題など政治的な問題が山積している今回のオリンピックですが、きっと中国の方々が見る聖火の炎も、あの時の日本人と同じ気持ちになっているのかも知れませんね・・・。

　八重桜の花も半分以下になってしまいました。



　浅草寺本堂の屋根を背景に、いつものハナミズキ。

　ツツジも盛りを過ぎてしまったようですね。

　この色の眩しかったこと。

　

　このツツジは、他と変わった花ですね。前を歩くのはナナちゃんです。

　どんどん花びらを落としていく八重桜。

　昨夜来の雨で出来た水溜まりに浮かぶ姿も綺麗だったりして。

　六角堂のシダレザクラ。どんどん実が増えてきました。

　それにつれて虫のような葉っぱのめくれも多くなってきましたよ。虫がいるかのように鳥を騙すのです。せっかく飛んで来たのに、本物の虫じゃ無かったとがっかりする鳥に、せめて実でも食べて帰ってね。そんな一途な思いで、せっせと虫の形を作っているのでしょうかね。

『今朝の浅草神社』　　　　



　ソメイヨシノの葉には虫が出来ません。きっと、シダレザクラの実よりも美味しいので、虫で鳥をおびき寄せなくても。食べに来てくれるのかな・・・。種類は違っても桜たちは、一生懸命に子孫を残そうと頑張っているんですね。

　浅草のほとんどの町会に奉納提灯が取り付けられました。昨年までは、この提灯を見ただけで興奮したのですけどね・・・。

　それと、これから夏にかけて、仲見世を始めとする浅草の繁華街の沿道に新緑が飾られるのです。今朝は公園本通り一帯が新緑になりましたよ。

　チョコちゃんとお会いした雷門前では、修学旅行の子どもたちが記念写真を撮っていました。

　山梨県笛吹市からやって来た子どもたちです。これからディズニーランドに行くと喜んでました。みんなモモちゃんよりも若いんだよね。

　修学旅行の子どもたちと一緒に歩いてくれたモモちゃん。途中でさつきちゃんにお会いしました。

　次はバビちゃんにもね。

　後ろからナナちゃんも来ました。

　ヒナちゃんとゴンちゃんと話しているところに、グンちゃんもやってきました。

　ココアちゃんはお参りを済ませて降りて来たのかな。　

　こっちを向いてとお願いしたら、こんな顔されましたよ。

　今朝のリリーちゃんは抱っこされてますね。

　モナカちゃんはランディ君を捜してましたよ。そういえば、ここ暫くランディ君の姿を見かけないですね。

　散った八重桜の上で遊ぶナナちゃん。桜の花びらを食べるのが好きなんですって。きっと甘い香りがしているのでしょうね。

　レオちゃんがやって来ました。

　顔つきがどんどん大人になってきましたね。

　みんなが集まってご挨拶。チョロちゃんのおかあさんに甘えるココアちゃん。それを見て焼き餅を焼くチョロちゃんの姿が可愛いかったよ。

　遠くからボビちゃんとおばあちゃんが歩いてきました。声をかけようと思ったのですが、こっちまで来なく途中で逸れてしまったよ。

　町中に三社祭の提灯が掲げられています。

　こちらはグリンロードのまたぎ提灯。

　泣き相撲は今度の日曜日に開催されます。