あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成20年4月24日(木) 旧暦3月19日先負
- 浅草の観光祭 -
日記写真
『今朝の浅草』

 雲行きの怪しい朝になりました。これから雨になってしまうのようですね。振り出し前に散歩を済ませてしまいましょう。そんな気持ちがモモちゃんにも通じたのでしょうか、今朝は全コース自力で歩いてくれましたよ。モモちゃんにとって、この二日間は秘密基地に連れていってもらえなかったので、今日こそはよい子にして連れていってもらおう。そんな気持ちが働いていたのかも知れませんね。モモちゃんだって歩こうと思えばちゃんと歩けるのに、ただ甘えているだけなのでしょう。でも、歩いている姿を見ていると、後ろ足がよろよろしているのですよ。ま、散歩用のカートの用意しているので、どんなになっても散歩だけは続けてあげますけどね。
 昨日から、雷門通りの沿道に三社祭の旗が取り付けられました。かつては、曜日に関係無く毎年5月16日〜18日の日程で行われていたのですが、観光客にも楽しんでもらおうと、毎年18日に近い日曜日に開催されることになってしまったのです。でも、今年の三社祭は暦の関係で本来の日程で行われます。久々に良き年に巡り会えた三社祭ではありますが、今年は本社御輿の渡御が行われないのです。理由はご存じの通り、昨年の渡御で御神輿の上に乗ったことが原因です。禁止を決定した関係団体の言い分では、御輿には 「御神霊が入っている」。つまり、神様が乗られる御輿に、人間が乗ることはまかりならぬとのことですが、あほまろが最初に参加した昭和41年頃の三社祭では強力半纏という装束を身につけた方々は本社御輿に乗って先導をしていたのです。先導者が居ることで御神輿が暴走することも無く、また、秩序も保たれていたように思えるのです。

 それがいつから何人も御神輿に乗ってはいけないということになってしまったのでしょう。確か昭和末期に「迷惑防止条例」なる条例が施行されてからでは無いでしょうか。この条例の前身は、昭和30年代に「ぐれん隊防止条例」として施行されたものなのです。当時社会問題となっていたぐれん隊による粗暴行為の防止に重点が置かれていたものを、一般にも適用することを目的に東京都条例として施行されたのです。

 たとえば、荒っぽいことで有名な岸和田のだんじりはには人が乗れるようになっています。「御輿と山車は違う」 というのは解りますが、お祭りの時の山車にも神様の魂が宿っているのです。それにも関わらず、屋根の上にまで人が乗り込んで気勢を上げているのって、御神輿に乗るよりも危険で迷惑なことでは無いのでしょうか。
 同じ条例でも都道府県によって内容が異なるのでしょう。岸和田の条例は知りませんが、伝統のお祭りを条例で縛ってしまうような野暮なことは無いのでしょうね。「迷惑防止条例」の定義は、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」となっていて、お祭りで御神輿に乗る行為を禁じたものでは無いのです。御神輿に乗ることがいったいどんな迷惑になるのでしょうか、それが暴力的不良行為になるのでしょうか。江戸時代から、たとえ身分と地位が違っていても、この日だけは上下を問わずに神様と一緒になって楽しむのがお祭りの本来の姿ではなかったのでしょうかね。

 さて、何度も愚痴ってしまうのですが、今年の三社祭には本社の御神輿が出ません。氏神様がお休みしてしますのです。それでもお祭りといえるのでしょうか。戦争の時は別として、たぶんこんな三社祭は有史以来初めてのことでしょう。
 今日から浅草神社の鳥居前に三社大権現の幟が立ちました。そのお隣の観音裏広場にはカラフルな泣き相撲の幟もひらめいています。格好は違っていても、浅草のお祭りに似合う幟を見ていると、今の三社祭は神事じゃ無く、単なる観光祭に過ぎないと思えてしまうのですよ。なんたって、本来の日程を変えてまで実施している祭事なのですから。

 昨日も、映画「ゆめまち観音」のテスト撮影を行いました。撮影は狭いあほまろの秘密基地の中で行ったため、スタッフ全員が室内に入ることは出来ません。更に、ばかでかい鉄道模型のジオラマを撮る時は、ジオラマの道路に平行したカメラ用のレールを設置しなければならず、特殊な装置を持ち込んだ装演部さんが一番苦労をしていたようです。
 何はともあれ、二日間のテスト撮影は無事終了し、今日はこれから編集作業を行いフイルムに焼いて本場に備えるのです。
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『今朝の雷門』

 今朝の散歩はいつもの時間に戻りました。
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『今朝の宝蔵門』

 
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『今朝の本堂』

 
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『本堂から宝蔵門』 
 
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『本堂から宝蔵門の大提灯』

 
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『今朝の境内』

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 伝法院のお庭には八重桜の絨毯が敷かれ始めましたよ。
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 次の日曜日に開催される「泣き相撲」の会場にカラフルな幟が並びました。これから土俵を造り始めるようです。
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 六角堂のシダレザクラ。実が大きくなってきましたね。
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 実が大きくなると共に葉っぱの周りがめくれ、まるで虫が止まっているかのようになってくるのです。
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 これも、多くの小鳥たちに実を食べて欲しいという自然の演出なのでしょうね。気持ち悪いほど本物の虫に見えていますよ。
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 こちらはハナミズキです。
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 西参道の隣の奥山おまいりまちの入り口付近に咲いているのです。
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 とうとう八重桜も終わりを迎えるのでしょうね。今朝は、あちこちにピンクの花が散らばってましたよ。
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 よく見ると、かなり花びらが落ちてますね。
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 今年も長い間楽しませてくれら八重桜。来年のモモちゃんも元気に歩いていますように。
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『今朝の浅草神社』   
 三社大権現の幟が立った浅草神社です。
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 社務所前には鯉のぼりも掲げられました。
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 今朝は風が強かったので、鯉のぼりも生き生きと泳いでましたよ。
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 ソメイヨシノの実は赤みを増してきました。こちらはシダレザクラのような虫のような葉にはならないのです。
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 それでも小鳥たちにとっては、おいしい季節の到来となるのでしょうね。
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 お馴染み「小枝ちゃん」。こちらの葉っぱは本当の虫に食われて穴が明いてきましたね。
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『今朝の一写』 

 伝法院のお庭の八重桜です。これが散るとご覧のように濃いピンクの絨毯が出来るのです。ソメイヨシノとは雰囲気が変わって見えるでしょ。
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『浅草な人』 

 境内を訪れる観光客、決まってこのようにメモとかガイドブックを見ながら歩いているのですよ。ガイドブックの情報を元に美味しいお店や穴場を散策するのでしょうね。このお嬢さんのメモにはいったいどんな情報が書かれているのでしょう。あほまろはいつも気になってしまうんですよ。
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『今朝のワンちゃん』

 一緒に出かけたナナちゃんですが、のろまなモモちゃんの用を足している間にもう散歩を済ませて帰ることろでした。
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 おや、今朝のバビちゃんもう散歩を終えたのですか。
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 バビちゃんのおかあさんにじゃれるナナちゃんでしたが、モモちゃんもバビちゃんも知らん顔してるんだよね。
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 サツキちゃんもお帰りです。あほまろは昨日までの散歩が早かったので、みなさんの散歩も早まってしまったのでしょうね。
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 ラッキーちゃん。今日は雨が降るとのことだったので、雨合羽を着てお散歩ですね。でも、帽子を深く被っているので、お目々が見えませんね。
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 かわいそうなので、ちょっと後ろに下げてあげましたよ。
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 ヒナちゃんとゴン君です。数ヶ月まえまではモモちゃんを見ると吠えていたヒナちゃんでしたが、今ではすっかり慣れてくれたようです。
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 グンちゃんとチョコラちゃん。
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 ココアちゃん二日間のご無沙汰です。
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 昨日だって早めに散歩してたのに、ど〜して見つけてくれなかったの。とか、言うわけ無いよね。
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 レオちゃんとは、満開の八重桜の下でお会いしましたよ。この八重桜はまだ散ってませんね。
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 レオちゃんすっかり大人顔になってきましたね。モモちゃんが近づくと逃げ回るようになってしまいました。
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『今朝の町並』 

 あぁ〜ぁ。今年の三社祭は盛り上がりに欠けるのでしょうね。
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 残念だけど、それでも寄付はいつもと同じ。祭りのこと浅草の方々誰もが話題にしないんですよ。話題にすると愚痴になるからでしょうね・・・。
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今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF28-300mm F3.5-6.3 Di VC
Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
撮影枚数226枚
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