真っ暗な浅草寺を散歩するのって久しぶりですね。実は、これから出かけなくてはいけないので、今朝の散歩はいつもより1時間早い時間になってしまったのです。とはいえ、この日記だけは続けなければいけないので無理を承知でいつもの定点観測だけは撮ってきましたよ。こんな時間、当然まだワンちゃんを散歩する方々はいらっしゃいませんが、浅草寺6時半の開門を待つ信心深い方々が集まってましたよ。 まだ開いていない本堂内から読経の声が聞こえています。ここ浅草寺では、毎年1月12日から18日までは密教の大法要「温座秘法陀羅尼会」が行われているのです。この法要は、期間中に読経を唱える座が冷えることが無いほど忙しいことから、その名称に「温座」と冠をされたそうです。 「温座秘法陀羅尼会」の終わりを告げる今夜、「亡者送り」が行われます。年に一度、この時だけ開かれる「陀羅尼門」から二体の鬼が現れ、松明を掲げながら参道を走り回るのです。鬼たちが地面に打ち付ける松明から飛び散った熱い炭を拾ってお守りにすると御利益があるといわれ、信者たちは走り回る鬼たちの後ろを追いかけるのです。浅草寺の行事としては、宣伝も無く一般にはあまり知られていませんが、その名前にも有るようにこの行事事態が「秘法」なのでしょうかね・・・。
『今朝の浅草神社』 浅草神社の松飾りがようやく片付けられました。これで、境内のお正月は浅草寺本堂前の祝樽だけになってしまいましたよ。 『今朝の街並』 全く話題の無い朝なので、花やしき通りの様子でもご覧ください。 今日もこれから工事が行われるようですね。