『今朝の浅草』
天気予報では、この冬一番の冷え込みだと言ってます。きっと外は寒いんだな・・・。そんなことが脳裏に浮かぶだけで身震いがしてきますね。なんとか良い方法は無いものだろうか、そのうちに人間に変わって散歩と御用の始末をしてくれる、お散歩ロボットなんてのが開発されたら、買ってしまうんだろうな・・・。実は、とってもものぐさで面倒くさがりな性格のあほまろ、毎朝、散歩に出かける前にそんなことを真剣に考えてしまうのですよ。夢のようなことが実現する訳は無いし、モモちゃんにじ〜っと見つめられると、寒いけど、自分でやらなくちゃいけないんですよね。
本当に寒いですね。歩いていても寒さで顔が引きつってヒリヒリしてくるのですが、寒さにも負けないで元気に歩いているモモちゃんを見ていると、文句ばっかし言っているあほまろがバカみたいに感じますね。“今朝のあほまろさん、とっても怖い顔をしてますね”、近所の方が挨拶の後にそんなことを付け加えています。ごめんなさい、寒さで顔が・・・、なんて弁解と反省、よ〜し、この寒さで身が引き締まって体に力が入るってことも快感なのだ。そう自分に言い聞かせながら、強ばった顔を意識的にほぐしながら歩いているのでした。あ〜ぁ、人間って単純な生き物なんですね・・・。
今朝は散歩の出発が遅くなってしまったのですが、お天気が悪いので雷門前はまだ薄暗くいというよりも暗いって感じです。「秋分」(9月23日)からどんどん日の出が遅くなり、「冬至」より再び日が伸び始めてくるのです。「冬至」は一年中で最も夜の長い日で、その日を境に日の出も早くなってくるのです。今年の「冬至」は12月22日、古代には、「冬至」を1年の始まりとしていたそうです。その名残なのか、現在でも「冬至」は暦の基準となっているのですよ。
冬は動物が冬眠と言う名の深い眠りにつき、植物が枯れる季節です。生物にとって命の源でもある太陽の恵みが少ないと言う事から、古代の人たちは現代の人には予想が付かないほどの不安を感じていたのです。それを払拭しようと始まった儀式が、「冬至」の由来とされています。そのために、「冬至」には、ゆずが入ったお湯に入るとか、かぼちゃを食べるとか、一種の厄除けだったのでしょうね。とはいえ、寒さが厳しい冬はビタミンが不足しがちなので、それを補うためにも良い習慣だったのでしょう。
それはそれとして、モモちゃんとカメラを伴って散歩をしているあほまろにとって、夜明けが早くなってくれることはとってもありがたいことなのです。そんなことから、いつも暦を眺めながら、早く「冬至」が来ないかな・・・、なんてことを考えているのです。そんな意味でも「冬至」って好きだな・・・。
納めの観音も終わり、浅草寺境内で開催されている「羽子板市」も今日までとなってしまいました。羽子板業者の方が言うには、今年は暦の関係で平日の開催となってしまったことで、思ったよりも少ない人出だったようです。あほまろも昨日の昼と夜に様子を見に行ってみたのですが、昨年の半分にも満たない人出でしたよ。でも、羽子板の売れ行きにはそんなに変化は無いようです。最も、見物だけで来る方が多いとそれだけ商売の邪魔になるのでしょう。羽子板を求める方は、どんなことがあっても、ここに求めにやって来るのですからね。
『今朝の雷門』
寒い寒いと文句を言うあほまろは、モモちゃんとの散歩の僅か1時間ほどです。それが終わると暖かい部屋でぬくぬくと過ごしているのですけど、境内で開催されている「羽子板市」と「ガサ市」に出店されている方々は、仮設のテントの中で夜を過ごさなければいけないのです。それを考えると文句なんか言ってられないですよね。
雷門前を走っている羽子板業者の方、“最近は太り気味なので、毎朝走ってるんだよ”と、元気に声をかけてくれました。昨夜はお店を終えて就寝したのは午前1時を過ぎていたそうですが、午前6時には起こされてしまうそうです。なんたって、耳元で轟音を轟かす弁天山の時の鐘で、ありがたく起こされるんですからね。ここに住んでいるとメタボリックが解消されるかも。

『今朝の宝蔵門』
羽子板業者の方々は、みなさんこのテントの中で寝泊まりをしているのです。

『今朝の本堂』
『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』

『今朝の二天門』
二天門の正面からの写真では、何の変化も見られないので、これからは浅草寺側からの写真でご覧にいれますね。
『今朝の境内』
「ガサ市」会場もみなさんが寝泊まりをしているのです。こんなところで飲む朝一番のコーヒーは美味しいでしょうね・・・。

あっちでもこっちでも、朝食の準備をしていました。
境内のお堂総てに、松飾りの取り付けが終わりましたね。
影向堂の銀杏の大木もすっかり葉を落としてしまいました。
地面は、銀杏の絨毯。浅草神社本堂横の様子です。
いつもの三地蔵さんの真ん中に、ワンちゃんのぬいぐるみが置かれています。きっと、ワンちゃんを亡くした方が供えていったのでしょうね。ご冥福をお祈りいたします。
『今朝の浅草神社』
浅草神社です
『今朝の一写』
浅草の朝は観音様に詣でることから始まるのです。通学途中の子供たちもみんな観音様の恩恵を受けて暮らしていることに感謝をしている、それが浅草に住む人たちの心の支えとなっているのですよ。
あほまろとモモちゃんも浅草に住んで満8年、お詣りを欠かしたことはありません。
『浅草な人』
「ガサ市」の桜橋のプーさんのお店の中を覗くと、昨日よりもかなり在庫が減ってましたよ。儲かってますね「浅草な人」。
『今朝のワンちゃん』
おばあちゃん、こんな寒い朝でもバビちゃんの散歩をされているのですね。

“私は先が短いので、少しでも多く観音様を詣でなくっちゃ”。本当に元気なおばあちゃんです。

やっとリリーちゃんのおとうさんが帰って来ましたね。今朝はおとうさんの側をぴったり離れずに歩くリリーちゃんでした。解るよ、その気持。
ココアちゃんのおとうさんも出張で長い間留守をしていたことがありましたよね。帰って来た時のココアちゃんも態度が違ってましたよね。
犬にとっては、餌をくれる人が一番大切な人だといわれてますけど、ちゃんと家の中で誰が一番偉い人なのかは把握しているのです。我が家の4匹の犬たちも、毎日餌を与えている女房より、あほまろになついているのですから。
いつもお洒落をしているココアちゃん。お正月には晴れ着を着るのかな・・・。
ペコちゃんもお洋服の似合うワンちゃんですね。
ボブちゃん、誰かを見付けたようです。
気になっていたのは、メイちゃんだったんですね。
モナカちゃん、今朝はランディ君とお会いしましたか。“さっき、そこで遊んできたんですよ”と、おっしゃってましたが、あほまろはとうとう逢えませんでした。
ボブちゃんと朝のご挨拶。モモちゃんもご挨拶をしたのですけど、瞬間だったので写真に撮れなかったんです。
ゼロ君はおかあさんのお詣りが済むまで、ちゃんとお座りをして待っているのですよ。
アックス君も大人しく待ってますよね。
足取りも軽やかに歩いて来た、おばあちゃんとメグちゃん。なんたって、おばあちゃんは、太極拳をなさっているのですからね。
『昨日の境内』
朝の光景とは全く違う顔を見せている雷門です。
納めの観音様なので、仲見世の軒先には観音旗が並んでいました。
チャリティオークションの会場です。昨年のあほまろは、ウノカマキリ先生の羽子板を落札しましたよ。今年は・・・、教えない。
観音旗とご縁日と書かれた提灯。
以下は、羽子板市の様子です。デン助の羽子板も登場していますね。来年4月には、「デン助劇場」が復活するのを記念して創られたのでしょう。さっそく「浅草がんばる会」の代表、河野さんに教えてあげたら、急いで買いにいきましたよ。
場違いなお尻かじり虫。
子供たちのお絵かき羽子板も人気でした。明日の日記では、夜の「羽子板市」の模様を紹介いたしますね。
『浅草な人』
昨日の納めの観音に合わせ、伝法院通りでも縁日が開催されました。
今回は、「第1回伝法院通り検定」が開催され、参加者に記念品も配られておりました。あほまろも問題用紙を貰ってみたのですが、この通りを良く観察している方でなければ答えられないマニアックな問題ばかりでしたよ。
伝法院通りお気に入りの女性バンド「東京ガールズ」のライブも開催されました。

が・・・、残念ながらお客さまは少なめ。これからはもっと宣伝を広く行き届かせましょうね。
『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』
江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、
また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより
廃業する銭湯の数は少なくありません。
今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。
あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
展示内容
・江戸時代の「湯屋」の模型展示
・現代の銭湯の模型展示
・台東区内「銭湯めぐり」写真展
・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
※休館日を除く
今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。
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