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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年11月19日(月) 旧暦10月10日先勝

- 富士山 -

日記写真


『今朝の浅草』
 日を増して寒さから冷たいという表現がぴったりですね。日の出もどんどん遅くなりいつもの散歩時間もどんどん暗くなっていますよ。今朝の出発は6時20分、外はようやく日が明け始めた頃で、西の空には朝日を浴びて赤くなった富士山がそびえていました。
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 そして、散歩を終えて帰ってきた7時40分の富士山。すっかり日が明けてしまった富士山です。今でも、このように浅草富士山を望めるのですから、高い建物の無かった江戸から明治期までは、ちょっと高い所から誰もが富士山を望むことができたのでしょうね。江戸末期の浅草寺を描いた錦絵にも五重塔の後ろに富士山が描かれたものもあるのです。
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 今朝はモモちゃんを抱っこしベランダ越しに富士山を見せてあげました。じ〜っと見つめていたモモちゃんにもこの姿が焼き付いたでしょうね。日本人として、日本犬として、日本一の富士の山を拝めた朝は、なんとなく清々しく徳を得たかのように元気に散歩を済ませてきましたよ。何が原因だったのか、寒くなって、あれほど散歩を嫌がっていたモモちゃんなのに、この数日は本当に元気になってしまったんですよ。誰かが言っていた、断末魔で無ければ良いのですけどね・・・。

 昨日の日曜日、浅草寺境内では新潟県村山市の観光物産展と徳内はやしのお披露目、そして、現在開催中の「下町と銭湯物語」では、日本に三名しかいなくなってしまった風呂のペンキ絵師、中島盛夫氏によるペンキ絵の実演が行われました。お風呂のペンキ絵といえばもちろん富士山です。今回は、たぶん伊豆の西海岸から見えるであろう富士山の勇姿を一気に書き上げてくれたのです。

 日本人にとっての富士山は「憧憬の的」。本家の富士山以外でも、地方のいたるところに分家の富士山が、心の拠り処とあがめ立てられています。 あほまろの生まれ故郷にも蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山がそびえています。御天気の良い済んだ朝には浅草からも見えている富士山の姿に、幼い頃の故郷の富士山羊蹄山を重ね合わせながら、家族と犬たちの幸せを祈っているのです。

 最近、手前でビルの工事が始まりました白いシートがどんどん高く伸びています。まさか、このビルが富士山を隠してしまうことの無いように祈りたいですね。


『今朝の雷門』
 “てぬぐいの川上桂司さんがお亡くなりになったんですよ”。雷門前でお逢いた方が教えてくれました。川上さんは、染絵てぬぐいの第一人者で、浅草でてぬぐいの「ふじ屋」を営んでいる方なのです。彼は作家活動約六十年で、江戸時代からの染絵てぬぐいの文化を復活させた方なのです。現在は、息子さんが後を継がれ、今年の春には新宿の京王プラザホテルで親子二人展を開催されたのです。お孫さんも今年から同じ道を歩み始め、“来年は三人展ができるかもしれない”と、楽しみにしていた矢先だったのですよ。

 川上桂司さん享年89才。あほまろは今も、川上さんが復活してくれた山東京伝の「たなぐい合わせ」のセットを大切に飾っているのです。川上さんのご冥福をお祈り申し上げます。
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『今朝の宝蔵門』
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『今朝の本堂』
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『本堂から宝蔵門』  
 
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『本堂から宝蔵門の大提灯』  

 今朝も何かの撮影が行われていますね。「浅草ふくまる旅館」のオープニングにあほまろとモモちゃんが写っていた時も、このような位置から撮影していたのです。今夜もタイトルバックに注目ですね。
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『今朝の二天門』 
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『今朝の境内』
 
菊花展も村山物産展も終わり、何も無くなってしまった境内です。
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 まだかたされていない菊花展の名残。時の経つのって早いですね。
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『今朝の浅草神社』 
 浅草神社です。
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『今朝の一写』
 リュウちゃんの漢字は「竜」じゃなくて、「龍」ですよ。先日の記述の間違いを指摘されてしまいました。ごめんなさいね。どんどん一人歩きが出来るようになった龍ちゃん、これからの成長が楽しみですね。犬も良いけど、人間の孫も欲しいな・・・。
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『浅草な人』
 「うますぎて申し訳ないス!」。浅草の洋食屋さんで有名なヨシカミさんのキャッチフレーズ、これって故林家三平師匠の言葉でしたかね・・・。こんど「浅草な人」に聞いてみようっと。
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『今朝のワンちゃん』
 若いサツキちゃんはいつも走って散歩をしています。おとうさんも体力がありそうなので、毎朝、良い運動になっているのでしょうね。
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 女房も走っています。こちらも若いナナちゃんなので力をもてあそんでいるのです。少し走って、デブの解消をしなくっちゃね。
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 みんな若い、ランディのおかあさん、もう大変です。そう、息子さんたちから、花やしき通りでおかあさんのことを訪ねられましたよ。20分前にお逢いしたのですから、その頃は、とっくにお家に帰ってましたよね。たまには散歩を手伝ってあげてよね。
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 ビーちゃんだ。
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 モコちゃん、お顔に朝日を浴びて輝いてますね。
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 おや、アックス君かと思ったらアルゴス君ですね。モコちゃんも大きなワンちゃんに興味があるのかな。
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 ご挨拶してましたよ。
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 ゴンタ君も仲間入りです。
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 リリーちゃんは、他のワンちゃんが嫌いなんだよね。遠くでみんなの様子を眺めているだけなんです。
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 ムサシ君もご挨拶してくれました。
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 はい、お馴染みココアちゃん。
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 今日も新しいお洋服ですね。毎日同じ服じゃ恥ずかしいので、昨日、バーゲンで新しいお洋服を買って貰ったんですって。
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 少しずつモモちゃんに慣れてきましたね。こんなの珍しいかも。
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『今朝の街並』  
 9末で閉鎖された「大勝館」
がいよいよ取り壊されるようです。
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 この建物には、アスベストが多く使われているので壊すためには、周りを厳重に囲わなければいけないようです。
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『村山市観光物産展』  
 宝蔵門の大わらじを奉納している山形県村山市の観光物産展が開催されました。
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 山形のお米と農産物を始め、その加工品が現地価格で販売されていました。
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 お蕎麦が有名なようで、そば粉を使った団子の実演販売も行われていましたよ。食べたかったのですが、写真撮影が有るので臭いだけで我慢しましたよ。
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 はい、山形の銘酒「十四代」ありますよ。おお、今年も抱き合わせ販売かな。と思ったら、昨年の抱き合わせが問題になったので、今年は単品でも販売することにしたようです。去年のことを知っている方みさん、喜んで買ってました。無くなったら困るので、酒を止めたあほまろも・・・、幻の酒なんだから、飲むのも幻なんだよね。
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 山形で始まった新しい伝統芸能?、「徳内ばやし」も披露されました。
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 今年はステージの配置が90度ずれたため、真逆光になってしまったため影も踊りに加わっているかのようでした。s
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 総勢30名の踊り子さんたち、日帰りなんですって。今では、新幹線のおかげで東京まで3時間で来られるのですからね。
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 下町連と称してましたが、村山市にも下町があるのでしょうか。可愛いお嬢さんたちの団体です。
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 そしてフィナーレ。レンズを変えるのが間に合わず、いつものように全体が撮れなかったのが残念でした。
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『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』

 江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、 また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより 廃業する銭湯の数は少なくありません。
 今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。

 「スペシャルイベント」
 庶民文化研究家町田忍氏の銭湯トーク&中島盛夫氏による銭湯のペンキ絵ライブイベントが開催されました。
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 製作開始から僅か3分で空が塗られ、
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 即、富士山に取りかかりました。
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 全体像が見えるまで僅か10分。町田氏からちょっとペースを落としてとの注文。
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 え、休憩前にそこまで書いてしまうんですか。休憩まで要した時間は30分ほどでした。
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 15分の休憩後は海からスタート。
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 松を描いて
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 細部の調整を終えて
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 完成です。
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 所用時間1時間半足らずで完成しました。
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 ペンキ絵師、中島盛夫:昭和20年生まれ・茨城県相馬市出身・昭和39年からこの職業につく。現在は東京・神奈川・埼玉・千葉という広範囲の銭湯のペンキ絵を手がけ、その総数は1万枚にもなるそうです。
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 あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
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  展示内容
 ・江戸時代の「湯屋」の模型展示
 ・現代の銭湯の模型展示
 ・台東区内「銭湯めぐり」写真展
 ・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
  開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
  ※休館日を除く

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 今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。

今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数141枚
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