『今朝の浅草』
つかの間の休日も終わり再び現実に戻ってしまいました。でも、あほまろにとっては、温泉旅行よりも浅草でモモちゃんと過ごす現実の方がしっくりしますね。なんといったって、この7年間ほぼ毎日観察している浅草寺周辺が一番落ち着く名所なんですからね。今朝のモモちゃん、あほまろが無事に戻ってきたことを確かめるように何度も後ろを振り返りながら歩いていましたよ。その態度が本当に可愛いのです。
今朝の変化は仲見世通りが緑の木々に覆われたことです。例年なら、屋根の設置を終えたすぐ後に取り付けられていたのですが、今年は宝蔵門の改築落慶行事のために1月半遅れで取り付けられたので、いわゆる「新緑」とはいえませんが、たとえ造花であっても、緑一色で飾られた仲見世の雰囲気、再び「新緑」が舞い戻ったかのようで気分も爽快でしたよ。
四季折々に変化する浅草寺境内、いよいよ明日から「四万六千日・ほおづき市」が始まります。今朝の境内は、ほおづきを売る業者が各々のお店の準備を行っております。この期間中の境内は450店の「ほおづき屋」さんと、350店の露天で埋まり、夜を徹して賑やかな売声が境内を飛び交うのです。この二日間に観音様をお詣りすると四万六千日間お詣りをしたと同じ功徳が得られるのです。こんなめでたいチャンスは他にありません。みなさんもぜひ浅草にいらっしゃいませんか。
それだけじゃありません。浅草寺では、この二日間だけ「雷除け」のお札が頂けるのです。雷は昔から、「地震、雷、火事、親父」と怖い物の代表ですね。では、なぜ雷が怖いのかというと、雷りの語源は神鳴りで、神の怒りに触れるから怖いとされているのですよ。その怒りを抑えてくれる「雷除け」を持っているだけで、雷さんが襲って来ないのです。コンピューターが普及した現在でも、一番怖いのが雷による電源のサージです。そのために、プロバイダー各社は雷対策として膨大な費用を要しているのが現状です。そんなことをしなくても、わずか500円で授かる「雷除け」のお札で解決するのなら、安いものですよね。もちろんあほまろのパソコンにも、毎年、新しい「雷除け」のお札が貼られているのですよ。
本堂内部の柱左右に飾られているのが「雷除け」のお札を巨大化したものです。
『今朝の雷門』
江戸時代の文化年間には、浅草寺の四万六千日の縁日に、雷除けの赤いトウモロコシが売られるようになったという記事が「武江年表」に書かれています。これは「雷門」からの連想によるものでしょうが、当時、とてもよく売れたそうで、庶民から雷がいかに恐れられていたかがわかりますね。この赤いトウモロコシは、実の赤い種類で食用ではなく縁起物で、買い求めた人々がそれを天井から吊るしておくと落雷をまぬがれると信じられていたのです。それが、何時の間にはホオヅキに変化してしまった。どっちも同じ赤い色をしているってことで、あくまで縁日商人らが勝手に意味づけしてしまったのが今日に伝わっているのでしょう。それをお寺も利用して、「雷除け」のお札まで売り出すようになったようです。どっちにしても、信じる者は救われるってことでね。
バカバカしいけど、浅草に住むあほまろとモモちゃんはそれを信じて暮らしていることで、平穏無事に過ごせるのかも知れませんね。

『今朝の宝蔵門』

『今朝の浅草寺』
四千六百日の特別ご祈祷申し込み所の幟が立てられました。この時期は浅草寺も稼ぎ時なのでしょうね。なんたって、四万六千日ですから。

『本堂から宝蔵門』
境内は大勢の観光客で賑わうため、道順の示した案内看板も設置されました。
『本堂から宝蔵門の大提灯』
明日から二日間、この通りは朝から大勢の観光客で賑わうのですよ。
『今朝の一写』
ほおづきの店舗と同時に、露天の準備も行われております。一生懸命か弱い女性がへっぴり腰で屋台の道具を運んでいます。真剣にお手伝いをするのなら、せめて背中のリックだけでも下ろしては如何でしょうかね・・・。態度は全くイヤイヤ。
『今朝の境内』
宝蔵門前もほおづきの屋台が並ぶのです。

まるで迷路のように組まれた屋台の骨組み、その中を窮屈そうな格好で大きな脚立を運ぶお兄ちゃんです。まだ他のお見せが荷物を運んでいないのでまだ良い方ですよ。これが午後になると、全く身動きとれなくなるほどごった返してくるのです。
明日はこの眺めも見れなくなってしまうのですね。


今年もよろしく。業者の方々が互いに挨拶を交わしていました。

車が入って来られるのは限られた場所だけ、そこからはリヤカーに積み直して、
自分の屋台まで運ばなければならないのです。ご苦労さまですね。

もっと右、右、ちがう左だよ。さっき右って言ったでしょ。境内には作業をする方々の声が鳴り響いていました。

作業をする人を見ながら、のんびりと朝のお詣りに来る方も、今日は日曜日ですからね。

ワンちゃんだって、作業とは関係なくいつものコースを歩くのです。

『今朝の浅草神社』
神社の前にもトラックが停められてますね。

昨日で終わった七夕祭り。お札を納める机が無くなってしまいました。

浅草の神田です。
トマトも・・・、
なすびも、実を付けてきましたよ。熟して盗まれなければ良いですね。
浅草の神田の全体像です。
『今朝のごあいさつ』
ナナちゃんもやってきました。ナナちゃんも女房が帰って安心しているのでしょうね。

いったい何があるのですか? 観光客からそんな質問が。四万六千日ですとの答えに、何を言ってるのって戸惑ってましたよ。ちょっと意地悪な答えだったかな。

ワンちゃんが可愛いので、写真を撮っても良いですか。流暢な日本語で話しかけてきた外人の奥さん、その姿を見守る家族の方はあほまろが撮ってますよ。

日曜日は家族連れ。“明日からほおづき市なんだ・・・”
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