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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年7月3日(火) 旧暦5月19日大安

- 派手 -

日記写真


『今朝の浅草』 
 外に出た途端、半袖では肌寒さを感じさせるような涼しい朝を迎えました。まるで初夏のような爽やかさ、モモちゃんも普段よりも気持ちよさそうに歩いているのでした。家を出て、いつもの路地を曲がると、向かいから派手な半袖半ズボンで真っ黒に日焼けした人力車の岡崎屋さんが歩いてきました。彼は、目の前のあほまろにまるで一キロも離れた人にでも声をかけるかのようなでっかな声、これ岡崎屋さんの特徴なのでしかたがないのですけど、静かな住宅街では、ちょっと恥ずかしいかも。

 今朝は普段よりも更に声を大にして話すのは、今、ディズニーランドでミッキーを乗せてパレードに参加しているそうです。それがとっても嬉しいのか、紙袋の中からディズニーランドでミッキーとミニーを乗せて得意そうに走る彼の姿がありましたよ。このイベントがいつまで続けられているのかを聞くのを忘れましたが、ディズニーランドでオフィシャルな仕事となると、きっと普段よりも稼ぎが良いのでしょうね。派手なお仕事、羨ましいですね。

 ディズニーランドといえばアメリカの文化。園内に入ると街並みは、まるでアメリカに行ったかのような雰囲気になるのです。そんなところで日本の人力車、そこに半纏姿の車夫がミッキーを乗せて走っている。出くわした方々は、きっとこの不思議な取り合わせに驚くことでしょう。先日、近所の方がディズニーランドで千社札を創ってきたと魅せてくれました。
 最近はあちこちに設置されている千社札の自動販売機で創ったようですけど、背景やロゴマークにはディズニーキャラクターが使われ、そんじょそこらの千社札自販機とは別物なのです。考えてみたら、アメリカの文化は世界中の移民によって創られたものなので、日本の文化が入り込んだって良いのかも知れませんね。将来のディズニーランドには、江戸村だって違和感無くなるのかも。

 朝っぱらから変な事を考えてしまったのは、雷門の大提灯の底に派手な千社札が貼られているのを見付けたからなのです。どこでも売っている名字のシールの横に、京都祇園の舞妓さんのシールがあるのです。これって、貰った方が貼ったのか、それとも本人が貼ったのかは解りませんが、不規則に三枚も貼られているのです。こんな高い所に貼られるということは、よほど背の高い方だったのでしょうね。あほまろがここに貼ろうとしたら、絶対に脚立が必要な高さだというのに・・・。

 「江戸四塔」と称された五重塔をご存じですか。池上本門寺、上野寛永寺、浅草寺の五重塔とともに、今は無き谷中五重塔があったのです。この塔が焼けたのは、昭和32年、男女の放火心中によって全焼したことは、幸田露伴の小説「五重塔」でも有名ですね。消失から50年の節目の年を向かえ、地元では再建に向けて住民が結束しているそうです。ちょうど幸田露伴の没後60年にもあたる年、地元の谷中地区町会連合会が中心となって、署名集めや募金活動、活動の母体となる特定非営利活動法人(NPO法人)設立を目指す動きも進んでいるのです。

 これが出来ると、台東区には「江戸四塔」再び二つの塔が存在することになるのです。石原慎太郎都知事も議会で「地元の熱意によって復元しようとする動きは、東京に新しい伝統をつくる上でも大きな意義がある」と答弁、賛意を示しているので、復活すると、台東区が更に派手になるかもね。


『今朝の雷門』
 今月9日と10日は浅草寺「四万六千日・ほおづき市」です。この日にお詣りをすると、五万六千日連続お詣りをしたと同じ御利益があると言い伝えられています。四万六千日といえば、約126年ですよ。そこまでスゴイ御利益、みなさんも絶対に肖りましょうね。ちなみに、あほまろは既に20年以上も参拝しているので、2500年の御利益を得ているのです。だからどう変わったの、っていわれても応えようが無いけどね。

 境内では、早々とほおづきを売る屋台の枠組みが設置され始めました。
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『今朝の宝蔵門』
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『今朝の浅草寺』  
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『本堂から宝蔵門』
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『本堂から宝蔵門の大提灯』 
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『今朝の一写』
 広辞苑によると、「派手」とは、「色どり・装い・行動などが華やかなこと。すべて物事がはなやかで人目をひくさま。けばけばしいこと」とあります。江戸時代は、粋や風流などと同じ意味でも使われていた言葉で、「目立ちすぎる華やかさ」を意味していたのです。これに対しての「地味」は、質素なことですね。
 今朝、境内でお逢いしたお姉さんのチャンチャンコのような上着、粋で風流で派手で、それに対してあほまろの地味な格好、いつも粋じゃないね。

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『今朝の境内』
 朝は全く派手さの無い仲見世です。
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 ほおづき売りの屋台の骨組み造りが進んでいる境内です。
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 何か派手な出来事が無いかな。毎朝そんなことを考えながらカメラを持ってうろちょろしているあほまろ。観音様を去ろうと振り返ると、観音様には一礼をして通り過ぎる小学生の姿がありました。地元の方は、老若男女を問わず同じように手を合わせて通過するのです。こんな行動に派手さを求めてはいけませんよね。
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 赤ちゃんもお散歩を楽しんでいますね。でも、予報ではこれから雨になりそうですよ。
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 特に深い意味は無いのですが、どっかで見たことがある顔だったもので・・・。
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 派手とか地味とかの形容しがたい微妙な色彩感覚ですね。これもお洒落なのかな。
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 普通の格好は地味に見えても安全ですよね。胸に書かれた工務店の文字が妙にリアル。
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夏らしく 涼しげな格好でお出かけ、よく「お洒落はさりげなく」と言われますが、彼女の腕に巻かれた白いハンカチ、これがお洒落なのかな。
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 町中のお洒落、彼女にとって、日傘にマスクが流行のファッションなのでしょうね。
  
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『今朝の浅草神社』 
 浅草神社です。 
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 本殿前に飾られた七夕飾り。
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 浅草の神田。
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 育ってますけど、一個だけ水が抜けてましたよ。
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『今朝のごあいさつ』 
 雨の予報だというのに、散水作業は欠かせないのでしょうね。
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 大きなワンちゃん、今朝の涼しさを楽しんでいるようでしたよ。
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『今朝の自転車』 
  いつものコレクション。物を集めるのと違って、写真だと場所をとらなくて良いですね。
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 いくらぶっ飛ばしていても、観音様に一礼だけは忘れていませんでした。
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 いつもワンちゃんを乗せた自転車です。
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 さて、あほまろもこれから宝蔵門に急ぎましょうね。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数78枚
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