『今朝の浅草』
なんとなく、なんとなくいつもの朝とは雰囲気が違っています。近所の方達との朝の挨拶、ふだんよりもいつもよりも、にこやか。そしてみなさん何か言いたそうで、言わなくても判っているって首を縦に数回振るだけ。当然、あほまろもみんなと同じ態度で、ふだんよりもいつもよりも、う〜んとにこにこ、にこにこ。
待ちに待った三社祭が始まったのです。浅草人にとっての三社祭は年に一度のお正月のような日なのです。これから三日間を例えていうならば、今日は年も押し迫った年末の30日で、お正月を迎えるための準備が総て整った日。明日はいよいよ大晦日で、この一年間に溜まった煤払いのために町内のお神輿を観音様まで持っていく。そして、誰もが除夜の鐘を聞きながら、眠らずに迎える新年最初の行事が宮出しなのです。
浅草で生きる者総てが、この日のために働いているといっても過言ではない三社祭。今朝のごあいさつにも、三社祭が始まった喜びがいっぱい秘められているから、誰もが笑顔だけで、祭が始まった喜びを表しているのです。
しかし、祭が始まってしまうと、あとは終わりを迎えるだけ。宮入りを終えた後の脱力感。わずか三日間の三社祭の最中であっても、既に浅草の人達は来年の三社祭に向かって歩み始めているからなのでしょうね。
さて、あほまろも忙しい三日間になります。天気予報では久しぶりに雨の無い三日間になるようです。まず、秘密基地でネット上に三社祭速報ページを作り、午後からの大行列を撮ってアップ。夕方からは仲見世町会の半纏を借りて浅草六ケ町の合同宵宮を追いかけるつもりです。
明日は、我が雷門西部町会の町神輿と共に浅草寺裏までの渡御に従い、ついでに回りの町会のお神輿も撮ってあげなければいけないのです。そんね状況が夕方まで続くのかな。 そして、いよいよ本番は20日の宮出しです。この日は、午前3時に起床して、いつもの例の場所に向かうのです。そして6時から始まる宮出しの儀式を8時過ぎまで堪能。帰って、ネットに写真をアップしてから、仲見世町会に戻って本社三之宮の仲見世渡御を撮影、一度帰って写真を整理し、次は我が雷門西部町会の三之宮から、田原町まで追いかける予定。そしてちょっと休んで、雷門通りのお祭り広場に繰り出して、次々にやって来る他の町会のお神輿も楽しむのです。そして夕方は、南部を廻ってきた三之宮の最終渡御を公園町会から追いかけるつもりです。
時間が許す限り刻々と映像をアップしたいと思っていますが、さて、いったいそれがスムーズにできるかどうかは終わってみなければ判りませんよね。あっ、いけない、終わることを考えてはいけなかったっけ。
今年の三社祭のあほまろは、4つの町会の半纏を着て撮影に挑みます。各町会の青年部のみなさん、しっかりガードをお願いしますよ。なんたって、あほまろは還暦を過ぎた老人なんですから・・・。
『今朝の雷門』
さて、とりあえず三社祭が始まりました。でも、早朝はまだノンビリムードですね。お祭りがお祭りらしくなるのは、今日の夕方からなのです。みなさんも、会社が終わったら浅草にいらしてみませんか。今夜は、浅草中心部の六ケ町のお神輿だけですが、賑わっていますよ。

『今朝の宝蔵門』
屋台も出揃いましたね。

『今朝の浅草寺』
なんとなくウキウキ気分の方が多かったですよ。なんとなくね。

あ〜、ワクワクしますね・・・。
『今朝の一写』
各町会の神酒所造りが始まりました。こちらは公園町会の神酒所です。

『今朝の境内』
いつもの朝の伝法院。

いつものいつもの、今朝は手振れした一枚だけ。あまり乗り気じゃなくなったんだね。

ナナちゃんが歩いてきます。遠くからでもモモちゃんに気付いているようですね。

朝の観光客と、いつものラジオ体操のみなさんが混じって歩いてきました。右側のワンちゃん、毎朝、仲見世でご主人が投げるボールを夢中で追いかけるのですけど、ボールが大きくてくわえることができないのです。それでも、楽しそうに走っているのです。
我が家の犬でリード無しで歩いていたのはポーちゃんだけです。でも、最近は病気なので外を歩かせません。他の犬は、リードを離すとどこに行ってしまうか判らないのが恐くて離せないのです。

屋台で境内が埋め尽くされました。この時期だけは普段の三倍のお店に出店許可がでるそうです。知り合いの業者が教えてくれました。

屋台のみなさんは、このようなトラックで正に屋台道具を積んで来るのです。とってもシステマチックですね。

三社祭の始まりなので、早朝から訪れる方も多いですね。

『今朝のごあいさつ』
あほまろがご幼少の頃、子ども達はみんな切手を集めてました。その時の垂涎の的はなんといっても「見返り美人」に「月と雁」。当然あほまろは持ってませんけど、祖父のアルバムには二枚とも貼ってあったのですよ。
だからど〜したのと言われそうですね。実は今朝、このお姉さんの姿を見ながら、その頃を想い出したのです。お姉さんはず〜っと後ろを気にしながら歩いてましたよ。

外人さんと日本人のお嬢さんが影向堂の境内で、楽しそうにはしゃいでましたけど・・・。外人さんはほとんど日本が判らないし、お嬢さんは全く英語を喋らない。それでも意志が通じ合っているのでしょうね。これが、いわゆる「心グリッシュ」ってやつかな。愛し合って時には言葉はいらないものね。

境内のワンちゃんたち。みんな仲が良いんですよ。

早朝から屋台の準備で忙しそうですね。この屋台、今回は祭の最中だけなのですって。

お祭りが始まったってのに、学校はあるのですね。あほまろがご幼少の頃の故郷お祭りは、毎年開催日が決まっていたので、平日が多かったように記憶してます。もちろん祭の日は学校も会社もお休みでしたよ。学校は休めるし、お小遣いを貰えるし、お祭りってとっても良い思い出しか残ってませんよね。

『今朝の浅草神社』
いよいよ本番を迎えた浅草神社です。今朝は、なんとなく荘厳なイメージが漂っているような。

本殿内部、奉納されたお酒が並んでますね。

神輿蔵も開けられました。

新門の礼二郎君、提灯を取り付けています。これから、お神輿の前に数々のお供え物を並べるといってました。

本社神輿の出番は日曜日です。それまでは、このように公開されていますよ。

『今朝の自転車』
いかやき自転車嬢。
赤い国からやって来たお姉さん。
若作りなかつての若者。

浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
お祭りの朝だというのに、我が家の裏にはとんでもないビルがあります。例の姉歯物件なんです。ようやく取り壊し作業が開始されたのですけど、それがまた煩いのなんのって半端じゃないんですよ。
このマンションは、世間を騒がせた姉歯が設計し、木村建設が施工、イーホームズが確認検査そしてヒューザーが販売と有名会社の名前が総て揃った珍しい物件なのです。世が世なら、このまま悪の文化財として保存しておいても良かったかな。なんてバカなこと考えてしまいましたよ。
悪の三拍子が揃ったマンションなので、地震が来たら本当に倒壊してしまいますよね。
ところで、姉歯とか小島とかいう当時の悪連中、今はいったい何しているのでしょうね。どっかの番組で、「あの人は今」なんてので呼んでくれないかな・・・。
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