『今朝の浅草』
寝起きはまだエンジンがまだ暖まっていないっての、今更ながら感じてしまうような朝でした。まだ寝ぼけていたというか、かなりボーっとしてたんですね。
あほまろが散歩に出かけようとしたとき、女房の“もう雨は上がったみたいだね”の一言、そっか良かった良かった、じゃないでしょ。家を出て1〜2分で小粒の雨が、その2〜3分後には大粒の雨が、雷門前に着いた時には土砂降り。でも、確か女房が雨は上がったっていってたよな・・・。そこに至って、ようやく傘を持って出かけなかったことを悔やんだのです。振り返ってみたら、我が家から雷門までの5〜6分間は雨は降っていないと思って歩いていたのでしょうかね・・・。あ〜、還暦を過ぎてしまったら、あほまろの頭の中が腐りかけてきたかも・・・。ようやく雨に気付いて雷門で雨宿り、時既に遅しでしたけどね。
そんなワケで雨の中を歩き回ってずぶ濡れでご帰宅です。モモちゃんは身体を震わせるだけで濡れた身体から雨を振り切っています。あほまろも真似して身体を震わせてみたのですけど、年のせいかスピードがありません。それでも何度も何度も身体を震わせてみるあほまろ、モモちゃんがバカにしたかのような顔で見上げてましたよ。人間だって、ララララララァラ〜。何かが違うよ。
さて、明日からお祭りです。そう三社祭が始まるのです。明日は午後から大行列と称するパレードが行われ、浅草六ヶ町のお神輿が繰り出すのは夕方から。そこからが祭の本番となるのです。今年はいつもと変わった写真を撮りたい、それはどのように変わっているのかはまだ腐りかけた頭の中に漠然とあるだけですが、毎年同じ写真ばっかり撮っていたんじゃすぐに飽きられてしまいますからね。とりあえず挑戦してみますよ。
コレクションの中に、明治時代のお神輿の写真があります。子ども達が大勢写っているので、きっと子供神輿なのでしょう。しかし、これがいったい何処のお祭りか判りませんが、明治中期に日本の風俗を撮りまくったカメラマン「カール・ルイス」氏の横浜写真の一部なので、きっと横浜のどこかなのでしょう。この頃はお祭りの衣装は今のような半纏じゃなかったのです。当時の半纏といえば、いわゆる職人の作業着でした。せっかくのお祭りに作業着なんかで参加するなんて、神様に失礼なことだったのでしょう。大人も子供も和服が正装だったのでしょうね。
お祭りに半纏が一般的になったのは、戦後といわれています。日本風俗記によると、「富岡八幡祭で、木場の職人がお揃いの作業着(印半纏)でお神輿を担ぐ姿が受け、半纏なら町会の名前も染められ、より仲間意識が結束することで採用されはじめた」と、あるように、一種の流行から今の文化になったのでしょうね。
何はともあれ、現代のお祭りは、揃いの印半纏でなければ神輿を担ぐことができないほどまで普及してしまったのです。

今年、あほまろは新しい半纏を作りました。正確にいうと半纏ではなく法被(はっぴ)のようなものなんです。それじゃ、法被と半纏とは、どこがどう違のかとうと、形の違いは、法被は丈長く、脇あき、広裾、袖長く、胸紐あり、襟を返して着るのに対し、半纏は、丈短く、袖短く、袖口小さく、脇に襠がなく、胸紐なく、襟を返して着ない。ということです。「上方の法被、江戸の半纏」ともいわれるように、法被が先で、半纏は後に出来たもののようですね。
新しい半纏は雷門西部町会の藍染めで、襟元には「江戸網」と染め抜いた文字が入っていますよ。三社祭で見付けたら声をかけてくださいね。何も出ないけど。
『今朝の雷門』
この写真を撮った後に雨が強く降り出したのです。慌てて雷門まで走って雨宿りしました。ここまで来ると、といってもまだ数分しか経ってないのですが、戻って傘持って出直しなんての面倒くさいよね・・・。あほまろはものぐさなもので。

『今朝の宝蔵門』
♪雨の日は行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ 君の町に行かなくちゃ・・・、そんな歌を口ずさみながら歩いています。どっかにそんな歌あったっけ?

『今朝の浅草寺』
雨は純粋な水ではなく大気中に僅かに含まれる二酸化炭素や火山活動により生じた硫黄酸化物などが自然に溶け込んでいるのです。それを除けもせずに歩いているあほまろとモモちゃん、かなり危険な目に遭っているのかも。観音様でお祓いしてもらいましょうね。

雨の日は人が少ないですね。雨が小降りになるまで今度は観音様で真宿りです。
『今朝の一写』
毎日、会心の一枚を狙っているのですが、雨の境内では、良い被写体を見付けることが出来ませんでした。何か掲載しなければいけないので、こんな写真にしてみました。雨がしっかり写っているのですけど、縮小したら消えてしまいましたね。

『今朝の境内』
伝法院のオニワ。

いつものトコロ。カメラを上に向けたのでレンズに水が・・・。宝蔵門まで走って雨宿りしながらレンズの清掃しましたよ。


雨が降っても参拝客が訪れるので、香炉の清掃が行われています。香炉の中に煙のように見えるは、中の灰が舞っているのですよ。これを煙と間違って身体にかけてしまう方もいるのです。そんな人、来ないかな・・・。なんて思いながら、雨宿り。

今朝も人が少ない340メートル。本当に居ませんね。

雨が降ってもお散歩するんですね。何でそんなこと聞くの?じゃ、あなたたちだって、雨が降っても通学するでしょ。

受験生は、雨が降ろうと神輿が来ようと、時間を惜しんで勉強勉強。歩きながらの勉強、まるで二宮尊徳の化身のようですね。

『今朝のごあいさつ』
胸を張って、背筋をまっすぐ伸ばして、腕を大きく振って、軽やかに早足で歩くのは健康に良いのです。このお姉さん、正にそのひな形のような歩きでしたよ。

いつものおばあちゃん。雨の日はワンちゃんが濡れるので、抱っこしてお散歩です。小さいけど重たくて・・・。ぼやいてましたけど、これもおばあちゃんの健康法ですよね。

雨宿りしながら、観音様を訪れる方々の観察です。ど〜してこんなの撮ってしまったのでようね。記憶に無いショットだったので帰ってから驚きです。顔が見えないほうが、良かったのでしょうかね・・・。

『今朝の浅草神社』
明日から浅草の主役になる浅草神社。

神楽殿、朝から開いてますね。今日は何か演じるのかな。

浅草神社の奉納提灯も出揃いましたが、まだ一部歯抜けもありますね。これって、前日の風で飛ばされてしまったのでしょうかね・・・。

公衆便所の入口もほぼ完成しました。

雨の中、屋台の準備も始まりましたよ。お祭りの間はう〜んと儲けてくださいね。

『今朝の自転車』
雨なので、猛スピードで走っていますね。こんな日は傘を差していてもかなり濡れますよね。

こっちの方は、時速300メートル級で走り抜けて行きました。
雨でもゆっくりおばあちゃん。毎日毎日境内の猫ちゃんにエサを配っているのです。台風の朝も配っていたのですよ。それに比べれば、こんな雨なんてへっちゃらですよね。
空から降って来るのが、たとえ酸性雨であろうと、雨であれば問題は無いのですけど、それがウ○コだったとしたら・・・。数年前にネットで読んだ記事を想い出しました。
「フランス南東部にある小さな町では、どういうわけか空からウ○コが雨の様に降ってきて、家の屋根や停めてある車が糞便にまみれてしまうという被害が続いている。」、原因不明の"排泄物の雨"が空から降ってくる街って記事、まだ残ってましたので、こちらをご覧ください。
この事件、その後いったいどうなったのかは不明ですけど、もし、こんなこと浅草寺境内で起こったとしたら・・・。あまりの不潔さに人々のイライラも積もってきているようだと記事も伝えてましたけど・・・。
完全防備。これじゃ空から何が降って来ても問題ないですね。

疾走、白ずくめがまるで月光仮面のようです。観音様で雨宿りしながらくだらないことしか考えられない、今朝のあほまろの腐りかけて、もうどうにもならない頭のあほまろでした。

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