『今朝の浅草』
ハニーちゃんと涙のお別れは早めに終えなければいけないのでしょうけど、みな心のやりどころがないというか、辛い想いを思いを晴らす方法がないというか、暗く落ち込んでいる中で、元気なのは犬たちだけです。犬の心には「未練がましい」なんて表現は持ち合わせていないのでしょう。かえって抑圧されていたことから解放された自由を喜んでいるようにも感じるのです。
それは、いつも三匹が一緒に暮らしていた居間で、ハニーちゃんに占領され続けたベッドが自由に使えるようになったポーちゃん。病弱なハニーちゃんに悪戯したらいけないと、いつもゲージに入れられていたタマちゃんだって、朝から走り回っているのです。動物の世界でボスが居なくなった開放感ともいえるのでしょうかね・・・。
一方、いつも家の中では繋がれて自由がきかないモモちゃんとナナちゃんたちはハニーちゃんが居なくなった変化は全く感じていないようです。ただ、我が家に漂う普段とは違った空気を感じ、とっても大人しいのです。きっと、犬なりにも今は騒いじゃいけないと、行動を自粛しているのでしょうね。

ハニーちゃんのお骨は、いつものベッドの上に飾られた「リトルジャマー」のみなさんに囲まれて置かれています。これから49日間、この場所で彼等が奏でる軽音楽を楽しむことでしょう。今まで、この楽団にバンド名がなかったので、この際長生きしたハニーちゃんを記念して「リトル・ハニーフォーレバー」なんて名前、如何でしょうかね。
下の写真は、昨日の出棺間際にお別れをするモモちゃんです。いったいどんな気持ちで見送ったのでしょう。冷たくなったハニーちゃんの口元の臭いをクンクン嗅いでいましたよ。15年前、我が家にハニーちゃんと一日違いでやって来たモモちゃんにとっては、づーっとお姉さんのような存在だったのです。きっと、お姉さんありがとう、天国でまたお逢いしましょうねとお別れをしたのでしょう。

ハニーちゃんが亡くなった4月1日。ちょうど昨年の4月1日の日記を見返すと、ハニーちゃんに最後の桜を見せてあげようと一緒に散歩してたんですね。でも、ハニーちゃんは今年もちゃんと隅田公園で桜を見てから旅だったんですよ。
まるでハニーちゃんを悲しむかのような冷たい雨が降っています。でも、いつまでも悲しんでなんかいられません。これからも元気で、毎朝の散歩日記を続けますよ。何か、この数日間が暗くなってしまったごめんなさいね。明日からのあほまろとモモちゃんは、今まで以上に明るく陽気に楽しく浅草で生きていきますよ。
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『今朝の雷門』
雨の日は、濡れた舗装に写る雷門を狙ってみるのですが。今朝は良い状態ですね。ここも、雨水が多すても少なすぎても写りは良くないのです。ちょうどこのくらいの時の写りが良いのですが、年度末の工事で舗装に段差が付いてしまったので大提灯が歪んでしまいましたね。


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『今朝の一写』
みなさんは、傘の値段は幾らくらいが妥当とお考えでしょうか。あほまろの友人は、香港のブティックで購入したと自慢する6万円のシャネル傘を持ってますよ。日本で同じものを買うと10万円はするなんて銀座のクラブでホステスに見せびらかしていたのですが、その帰りにタクシーに置き忘れてしまったとぼやいてました。
ま、そんな傘は一般的ではありませんね。あほまろは、どうせ無くするし、無くなったら買えば良いしとの考えで、100円傘しか使っていないのです。傘の目的は雨を凌げれば良いのですから。
普段は傘のことなんか考えたことは無かったのですが、今朝の境内を歩く方々が差している傘を見ていると、みなさん結構まともな傘をお持ちなんですね。

雨の日は自転車が少ないので、今朝は、傘コレクションになってしまいました。

女性の方はみなさんきれいなガラ物が多いようです。

これはあほまろと同様の凌げれば良い方かな。

お花のプリントがきれいですね。こんな傘、千円くらいはするのでしょうか。

こんな派手なガラの傘もありますよ。これはブランドモノなのかな。

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『今朝の境内』
おや、桜の絨毯の上をどっかで見た方が歩いてきます。“知ってますか、宝蔵門に鬼瓦がつきましたよ”。本当だ、いつからつけられたのでしょう。さっそく過去の写真を調べてみると、3月28日には本堂に向かって左側が付き、30日に左側が取り付けられて完成したようです。毎朝、写真と撮っていても気付かないこともあるんですね。

散った桜の花びらを、きれいな花とはいえないような。清掃員のご苦労を考えるとね・・・。

伝法院のお庭に散った花びら、本来ならピンクの絨毯のようになるのですが、雨で流されてしまって惨めな絨毯になってしまいました。

こちらはまだきれいな状態を保ってますね。

定点でご覧いただいている五重塔です。これからどんどん葉桜になっていき、5月に入ると葉で再び五重塔が隠れてしまうのですよ。

こちらが新しくなった鬼瓦です。この大鬼瓦は、広島県北広島町で作られ、瓦の素材は土ではなく、金属のチタンが使用されているのです。一個が、約350の部品を溶接して作られた幅2メートル、高さ1.6メートルの大鬼瓦で、価格は陶器製の2倍とのことですが、お値段はいかほどなのでしょうね。

雨の日でも傘をさして自転車が通り過ぎていきます。

傘なんかいらないよと、勇ましいお姿。高そうな自転車ですね。

これ、あほまろも愛用している100円傘。以前は、キオスクで500円傘と称されていたこともあったんですよ。
浅草神社の鳥居前。

散った桜とは縁起の悪い言葉のようです。今、開催中の高校野球で優勝候補の大阪桐蔭が常葉学園菊川に敗れた時、アナウンサーがポツリと一言、“桜は散るんですよ”といってましたね。

散った花びらは土に返る、場所もなく・・・。

あ〜ぁ、花の命か・・・。

遅めに咲いて早めに閉幕。今年のサクラは短かったですね。

また来年も楽しみにしてますよ。

影向堂のお庭です。昨年はお堂の手前にも桜の枝があったんですよ。

雨に濡れる境内。

六角堂のシダレザクラもそろそろお終いですね。
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