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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年3月30日(金) 旧暦2月12日先勝

- 満開の雨 -

日記写真


『今朝の浅草』 
 危機一髪とは今朝のようなことをいうのでしょうね。大袈裟な表現ですが、散歩から帰ってすぐに激しい雨になりました。雲行きの怪しい今朝は、ちょっと早めにでかけたことが功を奏したのでしょう。道路がちょっと濡れているので雨が降ったようですけど、散歩中は、途中で小粒の雨がカメラを濡らした程度だったのです。
 ところが、帰って来て写真の整理をしている最中、窓外の轟音に目を向けると土砂降りの雨になったじゃありませんか。傘を持たない散歩の途中にこんな凄いのに出くわしたとしたら、も〜全身ずぶ濡れになってしまったでしょうね。正に危機一髪でしたよ。

 昨日の陽気で桜が一気に開いてしまいましたね。ここ浅草も総てが満開になってしまいました。浅草で桜の名所といえばもちろん隅田川河畔の隅田公園です。そのほかにも、毎日この日記に登場する浅草神社、伝法院、浅草寺裏、影向堂などで見ることができます。そんな中であほまろが一番好きな光景が伝法院の桜です。
 ここでは、満開になると玄関とお庭を埋め尽くしてしまうほど桜に覆われてしまうのです。そして、散り際がまた楽しいのです。散った桜がお庭をピンク色の絨毯に変えてしまうのです。まるで絵に描いたような、そんな表現がぴったりなんですが・・・、その光景を見られるのは日の出から午前7時ころまでなんですよ。なぜかというと、午前7時から清掃員がやって来て散った桜の総てを掃き集めてしまうのです。
 昨年、近所の方にその様子を話したら、さっそくカメラを持って行ってみたのですが、すでにお庭は四隅に盛られた桜の花びらの山だけになっていたそうです。今年もピンクの絨毯が見たい方は、午前7時前に行ってくださいね。ちなみに、今年の予想では4月3〜4日ころが散りのピークになるでしょう。午前7時に消灯する仲見世の軒先灯を指針として、もし消えていたらピンクの絨毯も消えていると思ってください。

 仲見世に描かれた「浅草絵巻」やっぱし一昨日の夜中に施工され、昨日の朝からのお目見えでした。昨日、このシャッターを施工された文化シヤッターの広報の方よりメールを頂いてわかったのです。毎朝寝ぼけ眼で歩きながらも、ちょっとした変化に気付いてしまうようになってしまったあほまろ、住人となって8年でも、かなりの浅草通になった証拠なのかも知れませんね。
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『今朝の雷門』
 雨が降りそうなので今朝は急いで通過してしまいました。いつもなら、日記のネタとして観光客や通行人との会話を楽しんでいるのですよ。
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 これが仲見世の軒先灯です。まだ7時前なので点いてるでしょう。
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 雨の予報なので自転車に乗ってくる方は少ない朝ですね。降り出したらまずいので急がなくっちゃ。
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『今朝の一写』
 午前7時前に観光でいらっしゃる方、いったい何時にホテルを出てくるのでしょう。香港からやって来た方々、今日は廻る場所が多いので、水天宮のホテルを午前5時半に出発し浅草を皮切りに名所旧跡を廻って、最後はお台場で夕食をとるそうです。予定コースを朱書きした地図を示しながら教えてくれたのですが、かなりの強行軍ですよ。
  写真1
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『今朝の境内』

 親子連れがやって来ました。雨が降りそうですね。でも、傘持って来なかったからどっかで買わなくっちゃ。仲見世で一番早くお店を開けるのが傘屋さん、そこで買ってから浅草を廻ってくださいと教えてあげましたよ。これからかっぱ橋の道具街で買い物をするそうでした。
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 おや、見たことがある方が歩いてますね。傘持たなくて大丈夫なのかな。
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 こちらが伝法院の玄関です。この一面がピンクの絨毯になるのですよ。でも、今年は三角コーンが邪魔ですよね。
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 ほとんど見えなくなってしまった五重塔。
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 静かな本堂前です。
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 影向堂の桜。
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 浅草神社です。
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 雨に濡れた花びらがきれいだったのですけど、写真が小さくて良く見えませんね。
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 風が吹くと、少しずつ散っているようです。
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 六角堂前のシダレザクラは毎朝ご覧いただいてましたが、肝心の六角堂も写してくださいと、浅草出身でハワイにお住まいのY子さんからメールをいただきました。ですよね、たまには写してあげないといけませんね。Y子さんは、子供の頃にまだ観音裏広場にあったこの六角堂で鬼ごっこをして遊んだそうです。当時は中にも入れたとか。昭和初期のことですけどね。
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 ここは道路に面しているので、お天気が続くと埃を被っていることも多いのです。久しぶりの雨で埃を洗い流された花びらが生き生きしてますね。
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 五重塔を背景にしだれるシダレザクラかな。
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 昨夜、渋谷の古賀政男音楽博物館「けやきホール」にて、「ギターと私と活弁と」の公演を観にいってきました。
 この公演は、ギターのアントニオ古賀さんが様々なジャンルで活躍されている方々を招いてコラボレーションを行っているのです。昨日は、活弁士の麻生八咫(あそうやた)氏と、スティールパン奏者珠(たま)さんを招いて、昭和初期の活動写真とのコラボレーションでした。
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 上映された活動写真は、おなじみ大河内傳次郎(おおこうちでんじろう)の任侠ものをさらりと流したあと、昭和初期の激動の時代に笑いの旋風を巻き起こした斎藤寅次郎監督による
「蒲田ナンセンス」のひとつ「子宝騒動」の上映です。麻生氏の軽快な活弁に合わせて、古賀氏と珠さんによる生演奏。映画の内容に合わせて演奏された曲は古賀氏の作詞・作曲「まっててね」でした。
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 「子宝騒動」こんな映画がまだ完全な形で残っていたのですね。斎藤寅次郎監督であほまろが観たことがあるのは「エノケンの法界坊」「憧れのハワイ航路」だけでしたので、斎藤監督の新たな一面を見せていただいたことにも感激した公演会でした。

 出席者全員で滝廉太郎の「花」♪春のうららの隅田川〜を合唱して終了です。みなさん、お疲れさまでした。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数116枚
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