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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年3月29日(木) 旧暦2月11日赤口

- 賞味期限 -

日記写真


『今朝の浅草』 
 今年始めての夏日になるとの予報が当たり、とっても暑い朝になりました。半袖シャツ歩く方もいるというのに、あほまろはいつものコートを着て出てしまったので、途中から汗だくになってしまいましたよ。こんな朝のモモちゃん、足取りは軽やかでしたよ。

 雷門を潜ってすぐの仲見世入口の右側にシャッター絵「浅草絵巻」の解説が書かれていま
す。実は、今朝気付いたのですが・・・、もしかしたらだいぶ前からあったのかな。毎朝見慣れた景色なので、ちょっとでも変化があると気付いているはずのあほまろですが、これだけは見過ごしていたようです。いったいいつから描かれたのでしょうね。

 見過ごすといえば、良くあるのが食品の賞味期限ですね。あほまろの机の周りにはお菓子やチョコレートが溜まっています。食べるために買ったわけじゃなく、誰かから貰ったとかバレンタインの義理チョコなどです。甘い物はあまり嗜まないあほまろですが、時々手が伸びてしまうこともあるのです。今朝も、散歩から帰って写真の整理をしている途中でついつい手が伸びてしまったカカオ99%なんてとっても辛いチョコレート。苦いな、まずいな、なんでこんなチョコレートを作るんだろうと、じっくりパッケージを見ていると、なんと賞味期限は一年以上も過ぎているじゃないですか。そういえば、買ったのはサンバカーニバルの夜だったっけ・・・、それも一昨年だったかな、いやもっと前だったかな?

 それはそれとして、賞味期限が書かれた表箱はとっくに無くなってしまったチョコレートもあります。昨年のバレンタインに、息子の嫁さんがくれたイタリア・トレノ産のチョコレート。「オリンピックを観ながら召し上がってください」なんてメッセージ入り。何かもったいなくて食べられなかったもので、あほまろのコレクションの一部になってしまったのかもね。今年のバレンタインには来なかったので、二年分と思って大切にしなくっちゃね。
 
 テレビ局のイジメ体質がまた暴露されましたね。「みのもんたの朝ズバッ!」の中で、不二家平塚工場の元従業員という女性の証言とかで「賞味期限切れのチョコレートを小売店から回収し、溶かして製造し直した。その際、チョコレートと牛乳を混ぜ合わせて新しい製品とした」と放送されたことが真実と違っているようです。

 不二家側は、小売店からチョコレートを回収するシステムはなく、また溶かして使用した事実はない。牛乳とチョコレートを混ぜる製造工程は無い。私どもも洋菓子について不備があり、すべてに胸を張って言えるわけではないが、明らかに事実と異なる部分は修正をお願いしたいと、やや謙虚な態度でTBSと話し合っているようです。

 そうなんです。大手会社が些細な不祥事を起こすと、まるで鬼の首を取ったかのように、これでもかこれでもかと追究し、あげくの果てには元従業員とか、同業他社の社員とかの証言を編集ででっちあげるのは日常茶飯事。まるで、証券会社と裏でつるんで株価の操作をしているかのように思われることもしばしば、これは完全なイジメじゃないのでしょうかね。
 
 以前は、目覚めのベッドの中で「みのもんたの朝ズバッ!」を観ていたのですが、ライブドア事件や夕張市の問題で、あまりにも自分勝手で横暴なみのもんたの発言に嫌気がさし、最近は別のチャンネルのニュースを観ているのです。最近のテレビ、みのもんたが出過ぎ、疲労困憊で賞味期限もそろそろ切れることでしょうね。
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『今朝の雷門』
 雷門前で写真撮影を頼まれるのはしょっちゅうですが、撮ってあげて文句を言われたのは今朝が始めてです。前を歩くカップル、二人並んで腕を伸ばして自分撮ろうとしているところにあほまろが通りかかったのです。

 “写真撮ってください”、“はい、良いですよ”と、カメラを受けとって、雷門をバックに二人の全身を入れようと縦サイズに構えた瞬間、“何やってんだよ、勝手なことするなよ”と、カメラをむしり取って仲見世方向に歩いていったのです。なぜ、位置で撮ろうとしたのが気に入らなかったのでしょう。理由ぐらい言ってもよさそうなものじゃないかな・・・。

 自分が思っていた構図と違っていたので怒ったのでしょうけど、怒る前に、自分が求める構図を説明するのが筋でしょうね。こんな身勝手な若者は観音様をお詣りする資格なし、若くても賞味期限切れだよ。
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 昨日、雷門の裏を載せるのを止めた宣言をしたところ、2名の方から止めないでメールをいただきました。こんなのも気にして見ていた方がいらっしゃったんですね。そんな訳で、再開です。
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 もちろん浅草寺境内の写真もここにいれますね。この三枚、毎日の定点観測です。
   写真2
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『今朝の一写』
 暖かくなったので、ソメイヨシノが一気に開いてしまいました。今朝は、ほぼ8分咲きにまでなってしまいましたよ。桜の下を歩く女性を見ると、美しい方も、それなりの方でも、きれいに見えてしまうっての、一種の妖気なのでしょうかね・・・。
  写真1
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『今朝の境内』

 時々強い風が吹きつけています。そのたびに、五重の塔の屋根に吊された鐘がガランガランと境内に鳴り響いていました。注意して見ると、屋根だけじゃなく法輪の上にも鐘が吊されていたのですね。
   写真3

 伝法院のお庭から、どんどん見えなくなっていく五重塔です。こちらのソメイヨシノは、5〜6分咲きでしたよ。
   写真3
 目の前に自転車が来ると、やっぱり撮ってしまうんですねクセ。
   写真3
 浅草神社です。
   写真3
 ど〜です。ここの桜はほぼ満開に近づきましたよ。
   写真7
 せっかくの桜も、強風や野鳥たちによって落とされてしまう花も多くなりました。
   写真7
   写真9
   写真10
 六角堂前のシダレザクラも満開です。
   写真11
 
 直射日光のコントラストを生かして撮ってみました。
   写真12
 背景がもっと真っ暗になる場所を探したのですが、これが限界かな。
   写真12
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『昨日の隅田公園』
 初夏を思わせるような暖かさだった昨日、助手の古麻呂を連れて隅田公園に行ってみました。川の側は気温が低いのか、浅草神社の境内よりも開花が遅いようです。まだ5分咲きまでもいってませんでした。

   写真12 
 ウン○ビルを背景に咲くソメイヨシノ、シャドーになっている花を浮かせるため、レフ板を使いました。
   写真12
 フランス人カップルも夢中になって桜を撮ってましたよ。なぜ、フランス人とわかったかというと、それはフランス語を喋ってたから。
   写真12
 桜は毎年同じでも、それを見ている方々は毎年違うのですよね。あほまろは桜を見ている人や写真を撮っている人を写すのが好きなんです。
   写真12
 こんな写真だって、持っている携帯電話の種類によって年代を把握することが出来るんですよ。年々変わっていくカメラと撮影スタイル、これだって数年分を並べてみるのも楽しいですよ。
   写真12
 一昔前なら、こんな撮影スタイルは考えられなかったですよね。
   写真12
 現代の写真スタイル。昨日の隅田公園で写真と撮っている方のほとんどがこのように携帯電話でしたよ。携帯電話にカメラが付くようになって5年ほどしか経っていないんですよね。
   写真12
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 花柳界のお遊び、継承するのは演じる者じゃなくて楽しむ者なんですよ。浅草組合で最年長のゆうこ姐さん、あほまろと同じイノシシ年産まれなので72才かな。いやいや、もう一回り上だったんです。女性に年を聞くのは失礼ではありますがイノシシからの経緯でついつい84才だということがわかってしまったんです。でも、三味線をひいたり、踊りを踊ったりと、大活躍。まだまだお若いですよね。

 昨夜、花柳界に関する出版をされている女性ライターと、浅草の雄志が集まってお座敷芸を堪能してきました。ゆうこ姐さんが後輩に伝え残したいお座敷芸の数々を今のうちに残しておきたいと企画されたのです。
   写真12
 まずは、「どんたく」医者と患者になりきった寸劇ですが、とってもたわいないのに、なぜか笑えるお座敷芸の基本なんです。
   写真12
 女性ライターも挑戦です。
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 これは放送禁止用語なので書けませんけど、足のお悪い方が箱根山越え。
   写真12
 他にも「因州因幡の三人娘」とか、「だって燃えないんですもの」など、伝統のお遊びを教えてもらいました。いつも花柳界で遊んでいらっしゃる浅草の雄志一同ですら、始めて見る芸だったようです。
 カラオケもテレビすらない時代、浅草を訪れた文豪たちによって遊ばれてきたお座敷芸。絶やさぬように継承するのは、演じる者だけじゃなくて楽しむ者もしっかり覚えていなければいけないのでしょうね。これこそ賞味期限は無制限としたいですよ。
   写真12


今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数119枚
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