『今朝の浅草』
♪そよ風が僕にくれぇた かわいいこの恋を・・・。
なんとなく口ずさみながらの散歩です。昨日の雨もあがり南風が暖かい朝、こんなのをそよ風というのでしょうね。モモちゃんも楽しそうにのんびりと歩いています。年寄りなのでいつものんびりですが、今朝はそれよりものんびり。また過ごすことが出来た春の喜び、感じながら歩いているのかもしれませんね。
モモちゃんよりも一日早く我が家にやってきたヨークシャテリアのハニーちゃん。二年ほど前に発症した乳ガンがどんどん大きくなって、今では歩くだけでも腫瘍が床に触れるようになってしまったのです。見つかった時はまだパチンコ玉くらいでした。獣医の先生は手術をしなければ三ヶ月持たないだろうとおっしゃっていたのですが、ハニーちゃんはもともと身体が小さくて体重は2キロほど、こんな小さな身体の手術をすると危険を伴いそうなので手術は断念、我が家で余生を過ごさせてあげることにしたのです。
あれから2年半、三ヶ月持たないと告知されたにもかかわらず元気に暮らしていたのですが、一昨日あたりから元気が無くなってしまい、腫瘍が傷むのかさかんに舐めて皮膚も化膿しはじめたのです。歩くのもようやくといった感じなのです。
平成4年3月、我が家にやって来た小さなハニーちゃん。年令は15才と3ヶ月。人間でいえばとうに80才を超えているのでしょう。いよいよ天に召される日が近づいてきたのでしょうね・・・。
ガンの末期はとっても苦しいようです。もし、これ以上苦しむようだったら・・・。あ〜ぁ、いったいどうしてあげたら良いのでしょうね。
♪いつまで〜も
いつまでも 離したくない いつまでも・・・。
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『今朝の雷門』
昨日の雨で桜が一気に開いてしまいました。もう、いつものように何輪咲いたなんて数えることが出来なくなってしまいましたよ。とはいえ、桜の開花指針でいうとまだ1分以下と表現した方が良いのでしょうね。


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『今朝の一写』
そよ風が吹く朝、仲見世の裏通りのお蕎麦屋さんのご主人、湯気の立ったお湯を撒いています。こんな早朝だというのに、もう仕込みが終わったのでしょうね。

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『今朝の境内』
満州地蔵さん。今朝から新しいショールを巻いてもらって嬉しそうですね。せっかく着せてもらっても、二三日で無くなってしまうのです。お地蔵さんだって生きている人間に着てもらった方が嬉しいのかも知れませんけど、何も無くなってしまうととっても寒そうに見えてしまうほど、リアルで生き生きと見えるお地蔵さんなのです。

そよ風が吹いている浅草寺。

公衆便所がどんどん出来上がっていきますね。公衆便所といえば、中国人の友人が面白いことを行ってましたよ。一緒に行った京都のお寺の公衆便所に「御婦人便所」との漢字表記。中国語で考えると、「ご婦人を御する便利な所」って意味になってしまうんですって。御するって意味はみなさんで考えてくださいね。
彼は「全日空」も笑ってたっけ。いつも空で飛ぶ飛行機会社みたいだってね。同じ漢字を使う民族でも長い歴史の間に漢字の意味はどんどん変わってしまうんでしょうね。

今日も一日良い日でありますように。

昨日は主役だった浅草神社も、一夜明けると再び寂しい境内に戻ってしまいました。

畳まれたテントで昨日の賑わいが蘇りますね。

浅草神社のソメイヨシノ。

蕾が出来る前から観察していた枝なので、自分だけに咲いてくれているかのように思ってしまう、あほまろの観察D地点。

影向堂の桜も咲いてきましたが、昨年の夏、毎年楽しみにしていた銭塚堂の後ろの桜が無くなってしまったのが残念です。
お庭では、外人さんも桜の写真を撮り歩いてましたよ。

六角堂のシダレザクラも咲きましたね。今朝の表紙のミラーに写ったあほまろとモモちゃんの後ろが、このシダレザクラなのですよ。
話題の無い朝はいつもの自転車コレクション。



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『昨日の行事』
午前11時、土砂降りの雨の中で執り行われた「堂下げ」の神事。本堂で一夜を過ごした三基の神輿をお下げするにあたって、浅草神社宮司によって祝詞があげられました。

続いて浅草寺貫首らによる読経。

浅草神社奉賛会副会長のご挨拶。

そしていよいよ「堂下げ」の開始です。

最初に下げられたのは一之宮。今年は東部地区が担当です。

階段を降ろされたお神輿、本堂前で向きを変えて、

観音様に向かって差し出されるお神輿。一宿一飯のお礼なのでしょうかね(笑)。

続いて二之宮が降ろされます。急な階段なので神輿の水平を保つのに苦労してました。

ゆっくりゆっくり降ろされ、

同じく観音様に向かって差し出されます。

最後に三之宮が降りてしました。降ろす順番は上げた時の逆順なのです。

ありがとう、また来年もお逢いしましょう。御霊はそう叫んでいるのでしょうね。

降ろしたお神輿は台車に乗せられ、

浅草寺を一周するのです。

この時点でもまだ激しい雨が降ってしましたよ。

レインコートが無いと、衣装がずぶ濡れになってしまったでしょうね。

浅草寺を廻って神社の鳥居前に整列した三基のお神輿。無事終了の大手締めです。本来なら観音様の前に展示されるはずでしたが、雨のために中止になったのが残念でした。

ご覧ください。神社の境内には大きな水溜まりが出来てしまいました。

皮肉なことに、この時点で雨は完全に上がっていたのです。

ちょっとでも担いでみたい。そんな願望が最後の最後に盛り上がりました。

お神輿は担ぐ用に飾っていないので、係の方は部品が取れないかと、ヒヤヒヤしてましたよ。

今年始めて人前にお出になった三社神輿。本番まであと二月ですね。これが終わると浅草の街の話題は三社祭一色になってしまうのです。

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