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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年3月23日 (金) 旧暦2月5日赤口

- 暑さ寒さも彼岸まで -

日記写真


『今朝の浅草』 
 「暑さ寒さも彼岸まで」といわれますが、彼岸から気候がころっと変わるってわけでもなく、春は早く暖かくなって欲しい、せめてお彼岸を境にね。秋は酷暑の夏に早く終わりを告げて欲しいなど、早く開放されたい願望が慣用句となってしまったのでしょう。しかし、どちらかというとお彼岸の前後は気候の異変が起こりやすいのです。今年もお彼岸が近づくにつれて寒さが増し、浅草に雪まで降ってしまったんですからね。

 今朝は晴天の朝を迎えましたが、西の空はどんよりと曇っていますが富士山はかろうじて見えてましたよ。あほまろは見えても見えなくも毎朝富士山に向かって手を合わせているのですが、今朝は、向かいの窓から男性の方がこっちも見て何か叫んでいるようです。何を言ってるのか全く聞こえないのですが、確かにあほまろに叫んでいるのです。とりあえず、それに構っている訳にもいかずモモちゃんと散歩に出かけるためにエレベーターに乗って玄関まで来ると、さっき叫んでいた男性が我が家のマンションに息急き切って飛んできて、玄関を出ようとしたあほまろの顔をじ〜っと見つめているのです。

 “あなたですね、今、ベランダで叫んでいたのは?”と、あほまろ。“あ〜良かった。自殺でもするのかと思って驚きましたよ”“えっ!自殺?”。そっか、ベランダから乗り出すように手を合わせていたので・・・。“ごめんなさい、そう見えてもしかたがない態度ですよね”。実はこれこれしかじかで、富士山を拝んでいたことを教えてあげて一件落着。彼は、老後を浅草で暮らしたくて一月前に向かいのマンションに越して来たばかり。まさか、浅草から富士山が見えるなんて夢にも思わなかったと驚いているのでした。あほまろはタミフルなんて飲んでないし・・・。

 それじゃ、実際に見せてあげましょうと、富士山の見えるベランダまで招待してあげたのです。残念ながら今朝は薄ぼんやりですが、西の空が晴れている朝はとってもきれいに見えるのですよ。きれいに見えた時はお知らせしましょうね。

 誤解は解けましたが、回りにはまだマンションがいっぱい並んでいます。そこには大勢の方が住んでいらっしゃるのです。もし、他の方もあほまろの姿を見付けたとしたら・・・、警察沙汰になる危険性も。これからは、さりげなく目立たないように手を合わせなければいけないのでしょうね。
   写真00
 “東京都知事選が始まりましたが、ここ浅草にはまだ何方もいらっしゃっていないようで静かですね”。いつもの犬仲間の方とそんな話題の立ち話、“来ましたよ。昨日、候補の黒川さんが隅田川を船で遊説してたんです。ちょうど我が家のマンションから見えたもので手を振ってあげましたよ”と驚きの証言。あの方、選挙戦で何か変わったことやるとは聞いてましたが、まさか船を使うとはさすがですね。

 帰って、さっそくネットのニュースを調べると載ってました。スポーツ報知によると、『今後も神田川、荒川、多摩川などを走る予定。「とにかく徹底的に選挙を川からやって、ところどころで陸に上がる」という。それよりも驚いたのは、彼はタスキも名前を書いた看板もない戦いに挑むんですって。

 今回の東京都知事選には、14名が立候補を表明しております。争いの本命は2〜3名ですが、それ以外に風水研究家、易学者、タクシー運転手、ストリート・ミュージシャン等々が名前を連ねています。供託金を支払って選挙戦に出馬したのでから、当然、当選を目指しているのでしょうね。それとも選挙以外の目的も有るのでしょうか、大きな選挙になると必ず現れるこれらの方々、いつも不思議に思っているのですよ。そういえば、おなじみ青森の羽柴秀吉とかいう方、今回は出馬しないんだと思っていたら、な、なんと今度は財政破綻した夕張市長選挙に立候補するようですよ。

 今年も「隅田川きもの園遊会」が開催されます。期日は4月7日(土)となっていますが、今年の桜はそれまで持つのでしょうかね。当日は着物で参加された方だけが参加できるスタンプラリーや、墨田公園では帯結びや伸子張り、しみ抜き、家紋、ハンカチ紅花染めなどの実演が行われますよ。また、浅草神社境内では、きものの女王の撮影会やきもの・履物診断コーナー、十二単着装実演などのイベントも予定されているのです。
 みなさんも春の一日を着物で浅草を歩いてみませんか。
   写真00
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『今朝の雷門』
 桜の開花予想は「気象庁22日」・「ウェザーニューズ21日」・「財団法人
日本気象協会20日」と、3つどもえの予想合戦となっていましたが、20日には全国に先駈けて東京でソメイヨシノの開花が確認され、的中は今年から参戦の「日本気象協会」だけだったようです。
 「日本気象協会」
によると、気象庁が立てた複雑な計算式と、同程度の誤差に収まるような簡単な計算式を独自設定。過去45年分の2月以後の気温の変化を重視し、全国の気象予報士らの口コミ情報を踏まえながら開花日を算出した結果だったようです。
 それがどうしたの、なんて思われる方も多いでしょう。でもね、開花予想によって左右される商売もあるようですよ。お花見弁当とかね。
 今朝も雷門前に停まったファーストフード屋さんの車から、段ボールの箱が降ろされていました。きっと中身は、お花見用のメニューが書かれたパンフレットなのでしょうね。

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『今朝の一写』
 せっかくこのようなコーナーを作ったのですから、なんとなくプロっぽい写真で飾らなければと、毎朝、被写体捜しに苦労しているのです。それも、写真は縦位置と自分で規制をかけていることもあって苦労しますよ。
 今朝も、良い被写体に恵まれずに後ろ髪を引かれながら境内を後にし、影向堂境内を
抜けて花やしき通りで振り返った時、まぶしい逆光の中を歩いて来るお嬢さんのシルエット
、とっさに絞りを2段ほど開いて撮ってみました。地面の様子から強い日射しを感じて貰えるでしょう。
  写真1
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『今朝の境内』

 宝蔵門前の示現会「胴上げ・堂下げ」の奉納提灯、どんどん埋まっていきましたよ。残りは後10個ほどですね。
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 浅草寺本堂です。写真からも寒さが薄らいだように見えませんか。
   写真3

 今日も一日良い日でありますように。お詣りしてから出かけましょうね。
   写真3
 外人さんは見るもの総てが珍しいのか、写真撮りまくり。おまけにモモちゃんまで撮られてしまいました。
   写真3
 こちらは台湾からの観光客です。この方々はどなたも写真を撮ろうとはしないのです。持って来なかったのか、持ってないのか、持ちたくないのか、持てないのか。普通の観光客が行う行為なないと、気になってしまうんですね。
   写真3
 浅草神社です。
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 胴上げ・堂下げに使われる御神輿輸送用の車輪が境内に運び込まれました。
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 開花はもうじきですね。
   写真11
 

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 他の花びらも開いてきましたよ。
   写真12
 浅草神社は6輪以上開いたので、開花宣言ですね。
   写真12
 桜の花と酒飲みは、今日もサケサケ、明日もサケ。前にも書いたっけ。
   写真12
 六角堂前のシダレザクラも開花しました。
   写真12
 これがみんな開くときれいですよ。
   写真12
 楽しみですね。
   写真12
 シダレザクラを背景に、あほまろとモモちゃんの自画像です。ミラーかなり汚くなってしまったので、お掃除をしてあげなくっちゃね。あほまろは昨日から春用のコートに着替えましたよ。
   写真12
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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 余談といっても話題はないのですが、歩いている方の撮り方って難しいですよね。写真に写ってバランスが良いのは、足が開いている姿なのでそこを狙ってシャッターを切るのですが、このように二人で並ばれると、どっちをターゲットにしようか悩んでしまうのです。悩んでいるうちにどんどん行ってしまうので、シャッター切りながら悩んでいるのですが、タイミングが合いませんでした。それにしても、この荷物は豪快ですね。

   写真12


今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数136枚
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