『今朝の浅草』
気象庁は昨日、東京でソメイヨシノが開花したと発表されました。この記録は平年より8日、昨年より1日早く14年ぶりに開花全国1番乗りとなるそうです。寒さがやや緩んだ昨日の午後、基準となる靖国神社の標本木に6輪の花が開いているのが確認されたことによっての宣言になったのです。東京の標準木が有る靖国神社では、武道館で卒業式を終えた袴姿の女学生が標準木を見上げて記念写真を撮っている様子がテレビで写し出されていましたね。一方、毎年1、2を争う福岡と甲府市の標準木、昨日の時点で僅か4輪咲いただけ、開花宣言は6輪以上咲かないと出すことができないそうです。同じく開花が早い熊本でもまだ1輪か2輪、地元の方は東京に負けたと残念がってましたよ。逆にいえば炭酸ガス排出量が日本一の東京、温室効果で開花が早まったことを考えると、手放しで喜ぶことが出来ないのかもね。
ここ浅草神社境内のソメイヨシノも開花宣言と同時に咲きました。狛犬の後ろの一枝の先にたった三輪だけなのでまだ開花とはいえないでしょう。でも、今日はこれから気温が上昇するとのことなので、夕方までにはもう少し開花してくれることでしょう。さぁ、浅草にもいよいよ桜の季節が到来です。我々日本人には期の終わりと同時に始まりを意味する弥生3月、この時期の心境に切っても切れない気分を与えてくれるソメイヨシノ。これから暫くはこの日記もピンク色の写真が色を添えてくれることでしょう。
東京の開花宣言が出た今朝の富士山、雲に覆われ姿が見えません。日本を代表する風景は「富士・桜・芸者」。この時期富士山が望める宴席で琴三味線を従えた芸者さんの舞を見ながら酌み交わす、あぁ、一度はやってみたいね・・・。

夢を語ってばかりは居られませんね。現実に戻って境内の公衆便所、昨日屋根が上がりむねあげ式が行われたようです。ことらは当初の予定よりも工事が2〜3日早いそうですが、せっかくの桜の時期ですが、今はまだお隣の仮設トイレを使ってもらわなけれないけないようです。
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『今朝の雷門』
お彼岸なので、早くから浅草寺に参拝される方が多いようですが、浅草寺には墓地は無いのですが、参拝した後は、ここ浅草から上野にかけて連なるお寺にご先祖さんの供養にお出かけするのでしょう。お墓に供えるお花を持っている方も多く見かけましたよ。
昨日の日記でも書きましたが、お彼岸といえばと「ぼたもち」か「おはぎ」と相場が決まってますね。昨日、我が師匠(三遊亭圓歌)との宴席で、この二つの違いが話題になりました。どちらも、中身はお餅とはいえない餅米を軽く突いたもので、その回りをあんこで包んでいるのです。考察は色々あるようですが、結果はどっちも同じと片付けてしまうのは寂しいですよ。そこは風流な日本人、言葉の遊びで花にちなんで、春なら「ぼたもち(牡丹餅)」、秋ならば「おはぎ(お萩)」ってことで一件落着。これって、如何でしょうかね。
それと、昨日の「エンガチョ」、鹿児島出身の方は知りませんでした。ってことは、やはり全国区じゃ無かったのかな・・・。


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『今朝の一写』
仲見世に並んだ造花の桜も、本物が満開になるとまったく違和感なく同化し調和してしまうのです。こうして望遠レンズで撮ったら造花とは思えないんです。なんとなくそんな雰囲気が欲しくて仲見世を歩く方々を狙ってみました。やって来たのは、若者5人組、休日なのでこれからどこかに出かけるのでしょうか。
こうして集団で歩く方々を観察していると、必ずといっても良いほど主役級の人を中心にみんなで取り巻くようにするです。まるで中心をガードしているかのように、会話も自然と中心に語りかけるように話しているのですよね。そう思って見ると、やはり真ん中のお兄ちゃん、リーダーの雰囲気ですね。

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『今朝の境内』
日本人が、二人で歩く時には左側が男性になることが多いそうです。若いカップルなら腕を組んで歩くのに、男性の利き腕を自由にしてあげようと暗黙の了解があるのだそうです。女性二人の場合も、やはり先輩など自分よりも目上の方を左にする傾向があるんですよ。
毎朝、モモちゃんと毎朝退屈な散歩なので、あくまでも、そんなくだらないことを意識して歩いているあほまろ独断の見解ですけどね。

暖かい朝は、境内の雰囲気も暖かく感じますね。毎日同じ位置の写真を撮っていると、撮った時の温度までも伝わってくるのです。なんて、自分で撮ったのだから当たり前ですが、現場を知らない方でも写真を並べて見ると温度の違いを感じてもらえるはずですよ。

ご夫婦で参拝です。ほらね、若者のように腕は組んでませんが、ちゃんと旦那さんは左にいるでしょ。たまに例外はありますが、基本ですよね。

浅草神社です。いつもの場所から写真を撮ろうとした時に画面に入って来た外人さん。これがなかなか避けてくれないんでぅ。しかたがないから入れてあげましたよ。

これが浅草神社に今朝咲いたソメイヨシノです。僅か3輪ですが、その回りも今日中に開いてくれるでしょうね。

こちらはまだ蕾が小さいままです。奥まった場所なので日当たりが悪いのでしょうね。

ちょっと日当たりの良い場所になると、ご覧の通り開きかけてますよ。

毎朝撮っているこの枝、明日が楽しみです。

こちらは六角堂前のシダレザクラ。ここも僅かこの三輪だけですが開花しましたよ。

同じ花を角度を変えて撮ってみました。
他はまだ蕾も小さいようですね。シダレザクラはソメイヨシノが終わるころに開花することが多いのです。

久々のあほまろ自画像の登場です。モモちゃんもちゃんとミラーを見ているんですよ。あほまの背後に写真のシダレザクラが有るのです。

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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
写真は、特に意味はないのですが、本日浅草公会堂で開催される「創作舞踊名流顔見世」の準備をしている方です。実は、昨日から今までとは違うレンズを着けて歩いているので、様々な撮り方に慣れるため何か動いている被写体を見付けるとついうちカメラを向けてしまうのです。そこに写っていたのがこの一枚。手持ちでどこまでブレないかの実験でした。
カメラのレンズは、デジタル全盛時代になった今でも、35ミリフイルムの換算で表記されているのです。今度のレンズは超広角から望遠までを一本でやってのけてしまおうという過去に例のない際物がタムロンから発売されたのです。フイルム換算表記は、18ミリ〜250ミリF3.5-63ですが、これをデジタル(APS)で使うと、28ミリ〜388ミリ相当になってしまうのです。
毎朝、広角系(CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5)と標準望遠系(EFS17-85 F4/5.6 IS)の二本のレンズを持ち歩るき、撮りたいシーンによって取り替えていたので、これを一本にしたい。そんな希望を叶えてくれそうな予感がしたので、買ってしまったのです。
希望を言えば広角側をもっと広くした12-150ミリ程度のものが欲しかったのです。それにしても手持ちで約400ミリなんて撮ったことないし、必要もないんじゃないかと持ち歩いていると、これが結構使えるんですよね。上の自画像は、手持ちで400ミリを使ってみましたが、手ブレもなく結構シャープなんです。また、レンズがコンパクトなので心配していたのですが、下の写真は300ミリ換算、いつもの流し撮りだってこなせるじゃないですか。結構満足してるかも。暫くはこの組み合わせで使ってみましょうね。

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