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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年3月6日 (火) 旧暦1月17日大安

- 春の嵐が去って -

日記写真


『今朝の浅草』
 春の嵐が去って今度は冬の嵐になりそう・・・。今朝のお天気おねえさんがそんなことを呟いていました。昨日は、発達した低気圧の影響で全国各地各地で台風並みの強風が吹き荒れました。ここ浅草でも、路上に駐輪していた自転車は軒並み倒され、商店の看板が飛ばされショーウインドウのガラスが割れたりお店もあったようです。でも、南からの暖かい空気が流れ込んで気温が上昇し、4月下旬の暖かさで家の中では過ごしやすい一日でしたけど、今日は本当に冬に逆戻りしてしまうのでしょうかね・・・。

 春の陽気に浮かれたあほまろ、秘密基地の至るところに堆く積まれた長年のゴミの整理をしたり、今は特にやらなくても良いのに絵葉書やマッチラベルの整理などの細かいことやってみたり、それに飽きるとボーっとインターネットをうろついたり・・・、ソファーに横になって居眠りしてみたり。仕事の納期が迫っているってのに、ちょっとのんびりしすぎだったかもね。毎年、暖かくなってくるこの時期は、なんとなくボーっとしてしまって、仕事も何もかも忘れてしまいたくなってしまうんですよ・・・。

 散歩の途中でも、モモちゃんに遊んでもらいたいナナちゃんですが、年寄りのモモちゃんは側に近付くのも煩わしいのです。その証拠に尻尾がだらりと下がっているのですが、犬同士なのに相手の気持ちが解らないのでしょうか、吠えられても吠えられてもくっついていくのでした。
 犬はもともと群れで生活する動物だったので、一緒に生活する家族も 「自分の群れ」 と認識しているのです。家族の中の力関係や自分に向けられる感情といったものをしっかりと把握して生きているのです。昨年から我が家の家族の一員になったナナちゃんは当然一番下の存在。モモちゃんは、“あんたもっと我が家の上下関係を把握して行動しなさいよ”とでも言いたいのでしょうね。犬の専門家に言わせると、「犬ほど人間に細やかな愛情を向けてくれる動物もいない反面、これほど手のかかる動物もいない。」とか、確かに手はかかりますが、我が家の犬たちは素直に伸び伸びと暮らしているので、犬同士の仲は悪くてもどの犬も人間に対する愛情だけは人(犬?)一倍、みんな自分が一番愛されていると思って暮らしているのですよ。

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 花の命が終わるように、総ての生物には寿命というのがあるのです。1月の末頃から観察し続けてきた二色の梅「おもいのまま」が昨日の風雨でとうとう花びらを落としてしまいました。あとはどんどん枯れて消えていくだけです。花は咲いている時だけ愛される悲しさを古来から詩として詠まれています。花が花で無くなってしまった時には目を向ける者が居なくなるのは当然です。でも、二ヶ月以上も毎日定点観測を続けていると、誰も振り返らなくなってしまっても撮り続けてしまうんですよね。記録は最後まで続けて意味を成すのですからね。
 枯れかかった花を見ながら、我々人間だって老いぼれてくると誰も見向きをしてくれなくなる。寂しいけど、これが自然の摂理なのかも。
 年をへて 花の鏡と なる水は 散りかかるをや 曇ると言ふらむ(古今和歌集・春・伊勢)

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 二天門の周りは寒椿の垣根があります。今年は暖冬だったので、椿の開花が遅れているようです。ようやく一個、二個と花が開いてきましたけど、例年のような勢いが感じられない弱々しい花に見えているのでした。
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『今朝の雷門』
 桜の時期になるとあちこちで桜をテーマとした展示やイベントが行われます。新聞によると、ここ台東区の上野公園内にある博物館や美術館など十二館と寛永寺が連携して「桜」をテーマにした企画展が開催されるようです。どんな企画展なのかの詳細は知れませんが、国立科学博物館の広報課長、石川昇さんは「花見をしながらの宴会もいいですが、この機会にさまざまな角度から桜の魅力にふれ、学習してほしい」と呼びかけているようです。

 みなさんは、「桜」の魅力って何を想い出しますか。あほまろはやはり、パッと咲いて散ってしまう、その潔さかもしれません。それと、やっぱりアッチの方でしょうかね・・・。
 “おや、あほまろさんお久しぶり、ところで、今年の桜は何処でやりましょうか?”
 雷門前で知り合いからお声がかかりました。「何処でやりましょうか」は、もちろんお花見のことなのです。彼との立ち話で、日本人は、「桜」イコール「宴会」しかないよね。
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『今朝の一写』
 “供えるだけじゃ無く、後片付けもして欲しいよね”、毎日境内の清掃をしている元気の良いおじさん、ブツブツ言いながら枯れかけたお供えを片付けています。これだって奇麗なうちはみんなが見るのですけど、枯れてしまったら見向きもしないんですよね。こんな方々の努力があってこそいつも奇麗なお供えの花を見ることができるんですよ。
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『今朝の境内』

 宝蔵門前のミカンが熟してきました。昨日、落ちたのを拾って口に含んでみたのですが、酸っぱいのなんのって半端じゃなかったよ。どうりで、誰も採っていかないんですね。
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 雨の後は埃が拭われ、鮮やかな朱色の輝きが増したようです。
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 こちらも忌まわしい東京大空襲で焼かれた大銀杏です。まだまだ元気で、昨年の秋にはいっぱい実を付けてくれたのですよ。
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 浅草神社です。今年の宮出しのことで同好会と揉めているようですね。噂では、同好会が理解してくれないと今年の宮出しを中止するとか囁かれていますが、まさか中止するワケは無いでしょう。関係者同士の話し合いがどうなっているのか知れませんが、氏子としては、無事に開催されることを望みますよ。
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 浅草神社境内のソメイヨシノの蕾は、遠くからでも膨らみが見えるようになりました。
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 「花のつぼみのような結び目」そんな表現があり、何か堅い状態をイメージしますが、触ってみるととっても柔らかいですよ。
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 昨日の雨が溜まった境内。「火の用心」のタスキはあと二日間です。
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 境内を散歩するワンちゃんたちはみんなお友達ですよ。
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 モモちゃんは滅多に来なくなりましたが、毎朝隅田公園に集まるワンちゃんたちもお友達ですね。
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 狭い境内、そんなに急いで何処行くの? そう、今日は山の手線の外回りが始発から動いていないそうですよ。
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 話題の無い朝は、いつもの自転車コレクション「境内編」
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 あほまろは鏡に映る光景が好きなんですよ。正面に向かって自転車が走って来ないかを待っていたんですけど、みなさん駅に向かう方ばっかりで後ろ姿だけになってしまいました。
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 そして自転車コレクション「隅田公園編」。色鮮やかなリックを背負って出勤ですね。
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 すっかり浅草名物になってしまったウコンビルですが、これは対岸の墨田区の建物なんですけどね・・・。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数92枚
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