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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年3月1日 (木) 旧暦1月12日赤口

- 年には勝てない -

日記写真


『今朝の浅草』
 気持ちの良い朝ですが、昨日よりちょっと寒いかな。でも、今朝のモモちゃんはとっても元気でしたよ。“若いんだか、年寄りなのか解らないね”、境内を散歩する方が声をかけてきました。モモちゃんは超小型の柴犬なので、一見すると子犬にも見えてしまうのですが、柴犬の毛並みや顔つきを知る方には一目瞭然、老犬なのです。“歩き方が弱々しいので聞いてみたんだよ”、そっか、柴犬を知らない方でも歩き方を見れば年寄りだってのが解ってしまうんですよね・・・。

 そんな言葉が気になって、のんびりと歩いている15才のモモちゃんをじっくり見てしまいました。ゆっくり身体を大きく左右に揺らして歩く姿、やはり老い先は短いのでしょうね。それよりも、あほまろだって来月で60才になってしまうんです。60代に入ったら老い先は短いものとして、亡くなった後のことも考慮に入れた準備なども必要になるのだと誰かが言ってましたが、その時が来たら「なるようになる」と楽観的に生きているあほまろでも、モモちゃんの寿命が尽きた時、気情でいられるのかな・・・。

 そんな時のためにと、昨年から我が家にやって来たナナちゃん。最近のやんちゃぶりと、ようやく覚えたお座りやお手をする態度、モモちゃんの若い頃とうり二つなんですよ。色は違っても犬種が同じなので、本能の遺伝子は同じなのでしょうね。モモちゃんの最後は看取ってあげられても、ナナちゃんまでは無理でしょうね・・・。
   写真00
 いつもの「おもいのまま」を見上げるモモちゃん。つい先週までは生き生きと咲いていた一輪の花も、ここにきてどんどんしぼんでしまった様子を嘆いているかのように。
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 残念ながら今年の「おもいのまま」は、あほまろのおもいのままには咲いてくれなかったようです。これからは、早咲きの桜を捜して歩き回らなくっちゃね。
   写真00

 川崎協同病院の元医師が殺人罪に問われていた筋弛緩剤事件控訴審の判決がでました。裁判長は、“法律上最低限の刑を科した上で、その執行を猶予する”と、被告の主張を一部認め、一審判決の半分ほどに刑期が減軽されました。
 被告の元医師は、“素晴らしい判決。非常に配慮していただいた。感謝したい”と胸のうちをテレビで語っていましたが、終末期医療についての問題点も大きく露見した判決だったようです。

 あほまろも母親の死を看ていて、終末期医療の難しさを承知しております。喉を切り裂いて詰められた人工呼吸器の管が辛いのか、時々取ろうとするかのようにかすかに動かす手、この人工呼吸器だけで何年も生きているという無意味な延命行為、取り外してあげたいと何度悔やんだでしょう。
 尊厳死とは、人間としての尊厳を保って死に至ること。安楽死とは、意味のない生から患者を解放するということ。そんな意味合いなんて関係無く、早く楽にさせてあげたい。意味のない生から開放してあげたい。心ある医師だったら、そんな肉親の気持ちを重々承知で行った行為だったのでしょうね・・・。きっと筋弛緩剤で楽になった患者さんも感謝していることでしょう。
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『今朝の雷門』
 
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『今朝の一写』
 毎月1日は、浅草の倫理研究会の方々が集まって浅草寺境内の清掃を行っています。あほまろは倫理なんてのは、特に研究するまでもなく我々の生活一般にしみこんでいる道徳の規範となる原理としか考えていませんが、それを真剣に研究されている方々もいらっしゃるのですね。
 本堂前でお掃除をしているのは、台湾国立大学大学院から交換留学生として日本の慶応大学院で日本のお祭りに関して研究をしているタンさんです。三社祭を行う人々に興味を持ち、浅草で暮らしている浅草好きの方なのです。
 “掃除しているところを撮って”と、やらせのような写真になってしまいましたね。おや、左下にモモちゃんの影も。こちらは偶然です。
  写真1
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『今朝の境内』

 お掃除が終わると、ここでお食事をしながら研究会を行うようです。
   写真2
 倫理のみなさんは、広い境内総てを清掃するワケじゃないようです。広い境内は毎日、大勢の係員で行われているのですよ。
   写真3

 外人専用ホテルが出来たので、毎朝外国人の姿を見かけるようになりました。これから帰国のため成田に向かカナダ人です。“今回の日本滞在は僅か2週間だったよ”、とか言ってましたが、日本人の海外旅行の平均はもっと短く、4泊6日なんですよ。
   写真3
 おはよう!♪朝だ朝だ〜よ、朝日がのぼ〜るぅ♪どっかでラジオが鳴ってましたよ。今日の記音は15度まで上がるそうです。風が無いので気持ちの良い一日になるのでしょうね。

 いつも、鎮護堂、伝法院通り、浅草神社と、猫にエサを運んでいるおばちゃんです。
   写真3
 浅草神社です。今朝は自動車が停められてますね。駐車禁止というか、立ち入り禁止地区なのにね・・・。
   写真7
 屋根の飾りが朝日に光って奇麗だったもので。三つ葉葵の紋章が格式の高さを誇っているかのようです。
   写真7
 浅草神社のソメイヨシノ。開いた皮がめくれてきましたよ。
   写真9
 歩きながらカップヌードルですか。特に意味は無いのですけど珍しい光景だったので・・・。“朝飯だよ”、って写真撮っているあほまろの横を通過しましたよ。
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 浅草国際通りは、平成17年に開通した「つくばエクスプレス」の新駅開設を迎えるため、平成12年より「浅草国際通り まちづくり協定書」を制定し、通り名の愛称を「ビートストリート」と定めたのでした。しかし、「つくばエクスプレス」の開通を急いだことで国際通りの歩道整備が遅れ、開通から1年半経ってようやく完成を得たのです。
   写真11
 
 広くなった「ビートストリート」歩道の東側に新たな名物が誕生しました。「つくばエクスプレス」浅草駅の壁画でお馴染みの画家、田中正秋さんが描いた原画を元に、6箇所に埋め込まれた陶板画の道案内板が、明日からお披露目されるのです。
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 今日はオープン前なのでまだビニールが被せられていますが、上の写真はサンバカーニバルのようです。下の一箇所だけは覆いがとられ、その一端を垣間見ることができました。こちらは仲見世通りに飾られたお正月飾りの羽子板のようですね。
   写真12
 舗道上このように埋め込まれているのです。いよいよ明日は覆いがとられ、6枚総てをご覧いただけるのです。また一つ、浅草に来る楽しみが出来ましたよ。
   写真12


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数84枚
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