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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年2月23日 (金) 旧暦1月6日赤口

- 雨ニモマケズ  -

日記写真


『今朝の浅草』
 雨の朝となりましが、寒さは全く感じないのは春本番ってことなのでしょうか。雨の日の散歩を嫌がるモモちゃんも玄関でぐずっただけで大人しく着いて来ます。思ったよりも暖かいので開き直っているのかな。これまでにも雨や嵐の散歩は、とりあえず抵抗はしてみるものの結局は連れていかれる、お天気に悪い朝は、ちょっとの抵抗してみたいモモちゃんお得意の意志表示なのでしょうね。

 雨の降り方は、小雨になったり激しくなったり定まりません。こんな日に困るのはモモちゃんだけじゃ無く、カメラの保護にも気を使わなければなりません。ちょっと傘から外れるとレンズにまで雨がかかってしまうし、そうかといって撮らないわけにはいかないし、なんとか日記を飾る写真を撮って帰らなければと頭の中は混乱しているのですよ。そうはいっても、特に目立った話題も表情も無い境内を行ったり来たりのあほまろ、モモちゃんもしかたなく着いて来るのです。

 「おもいのまま」今年は花の数が少ないようですね。
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 如何ですか、二色の梅の花がだんだん色を濃くしてきましたよ。

 「梅一輪 一輪ほどのあたたかさ」(服部嵐雪)

 一生懸命に咲こうとする梅も花、それが使命でありながらも付ける色の判断は、それぞでの蕾の一本の木、一本の枝に「おもいのまま」に咲いてくれる。

 「おぼつかな春は心の花にのみ いづれの年か うかれ染めけり」(西行)
   写真00
 こちらの枝も開花した花が増えました。
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 歌手森進一さんの「おふくろさん」、あの歌を聴く者総てにおふくろの優しさを想い出させてくれる名曲なのです。その歌詞をめぐって作詞家川内康範氏と冒頭セリフをめぐってもめていることが報道されています。森さんが「おふくろさん」の冒頭に、セリフを付け加えたことに川内さんが激怒しているとか、両者とも都内での会見の模様が報道されていましたが、どちらの主張も平行線のままのようです。

 病気で倒れ、自分の子供も忘れてしまって7年間生き続けてくれた、あほまろのおふくろさん。親は忘れても、子供の意識から絶対に消えることの無いのが「おふくろさん」なのです。
 熊本県で、親が育てられない新生児を匿名でも受け入れる「赤ちゃんポスト」の設置が話題になっています。全国初の赤ちゃんポストをめぐっては「育児放棄を助長する」「命を救うためやむを得ない」など賛否両論がありますが、産んでしまってから育てられないと追い詰められた母親も、ポストがあれば嬰児殺などしなくなり、母親を罪人にしないために一番良い方法だとの意見も多いようです。

 昔から「子供を橋の下に捨てると良い人に拾われて健やかに暮らすことができる」との迷信を、現代版橋の下、匿名で監視カメラも設置されていない「赤ちゃんポスト」に放り込むというのです。母親にとっての身勝手だけが闇に隠されてしまうのです。
 本当にそれだけで良いのでしょうか。子供は母親よりも長生きをするのです。これから世の中で生き続けていく子供にとって、せめて「おふくろさん」の思いでだけは残しておいてあげるために、ポストに入れた方の住所氏名と、赤ちゃんの生年月日くらいは残すのを義務付けても良いのではないでしょうか。

 ♪おふくろさんよ おふくろさん 空を見上げりゃ 空にある 雨の降る日は 傘になり お前もいつかは 世の中の 傘になれよと 教えてくれた・・・♪
 
 この世が果てるまで、世界中どこの国も変わらず人の生きる糧となる「おふくろさん」から教わった最低限の人の道、身勝手な母親も我が子を「赤ちゃんポスト」に捨てる前に、貴女を産んでくれた「おふくろさん」のことを想い出してみてはいかがでしょう。これも、捨てるための「赤ちゃんポスト」ではなくて、一時的に預かってもらうための「赤ちゃんポスト」として、必ず対面でお預かりするって方式に変えられないものでしょうか。

 淡々と事実だけを述べるテレビのニュースを観ながら悲しくなってしまったあほまろでした。こんな時って亡くなった「おふくろさん」を想い出すんですよね・・・。
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『今朝の雷門』
 今朝も人影の少ない雨の雷門です。
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『今朝の一写』
 「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ・・・」、あほまろは以前に、宮沢賢治を読んで、人間は、死というものが、身近なものに感じられるようになった瞬間に初めて生というものの尊さを実感するんだな・・・。なんて感じてしまいました。
 日本人は日本人の精神を持って育つ国民なのですから、人に左右されず、また世間に文句を言われない、「サウイフモノニワタシハナリタイ」と謙虚な気持ちで学生さんは勉強に励んでください。
 なんて、通学をする女学生を見ながら、ジジ臭いこと呟いてしまったあほまろでした。
  写真1
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『今朝の境内』

 黒のお揃いのスーツ身に付けた連中が仲見世を歩いてきます。一瞬、怪しい連中に見えたのでしたが、近付いて見るとみなさん若者です。どこかの会社の社員研修でも行っているのでしょうかね。
   写真2
 こんな連中に囲まれたら、ちょっと気持ち悪いかもね。モモちゃんだって避けて歩いてましたよ。
   写真3

 仲見世とは別の連中が二天門から浅草神社に入っていきました。お揃いの背広姿は良いとしても、何も傘まで百円傘で揃えなくてもね・・・。
   写真3
 浅草寺本堂です。
   写真3
 雨にも負けず・・・。
   写真3
 風にも負けず・・・。
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 雪にも夏の暑さにも・・・、って言ったところで、今年の冬はまだ雪が降って無いのです。
   写真7
 西に疲れた母あれば、行ってその稲の束を負い・・・。
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 ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ
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 サウイフモノニ ワタシハナリタイ
   写真11
 
 雨に濡れる浅草神社のソメイヨシノ。暖かい日が続く中、一度寒さを経験するとソメイヨシノは開花の合図と見るのだとか。
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 明日は寒さが戻ってくるらしいですよ。
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 その後は再び温暖な春の陽気です。
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 こちらは、昨年まで定点観測をしていた弁天山の遅咲きの紅梅です。
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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 雨の日の写真はとかく暗くなりがちですね。でも、写真に撮ってみると実際に見るよりも色鮮やかになってしまうんです。
   写真15
 こちらは誰が見ても色鮮やかな消防車。先日と同じく花やしきで訓練を行っているのでした。何も雨の日にやらなくたってね・・・、側に居た係の方、
“災害は晴れた日だけじゃありません”。ごめんね。
   写真15
 伝法院通りも「雨ニモマケズ」に佇んでいるのでした。やっぱり、雨の日の日記は暗くなってしまいますね。
   写真15


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数126枚
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