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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年2月21日 (水) 旧暦1月4日仏滅

- 花粉と桜の因果関係 -

日記写真


『今朝の浅草』
 ころころ変わる春の陽気で体調を崩された方も多いことでしょう。今年は温暖化のために杉花粉の飛散も早く、花粉症の方々はかわいそうに鼻を真っ赤にして苦しがっていますね。しかし、あほまろは田舎育ちなもので花粉症なんてお上品な病とは無縁の身体に育ってしまったのですが、モモちゃんはこの時期、歩きながらくしゃみを連発することがあるのです。やっぱり東京産まれの東京育ちなので、人間様同様に花粉症なのかもね。なんたって、東京の中心、日本橋三越より授かったお犬様なのですからね。一緒に歩いているナナちゃんにはくしゃみが無いのです。それもそのはず、ナナちゃんは東京の隅っこ(みたいなもんだね)亀戸の犬屋さんより授かったのですから・・・っての関係ないか。

 とっても暖かい朝になりました。東京に初雪が降らないまま、本格的な春になってしまったんですね。今朝のラジオを聞いていると、お天気予報士の森田さんの友人で杉花粉を研究家の博士が、長年の研究から「杉花粉とソメイヨシノの開花の因果関係」を発表したそうです。それによると、東京の開花予想は3月12日頃になるそうです。しかし、森田さんだって長年の経験から今年は20日と言い切っていたのですが、今朝は、杉花粉博士の影響をちょっと受けたのか、予想を18日に訂正しましたよ。どっちにしても、普段野年よりも一週間以上も早まるのは間違いないのでしょうね。
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 「おもいのまま」の二色の花が開きましたよ。下の写真ですがよく見ると白い花びらの内側がうっすらピンク色になっているのがお解りになるでしょう。この色がこれからどんどん濃くなってくるのですよ。左側の蕾もピンク色が見えています。咲くのが楽しみですね。
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 今朝のポカポカのんびり陽気で、あほまろの頭の中ものんびりしてしまったのでしょう。実は、六区通りを歩いている時に、この「おもいのまま」の写真と撮っていないことに気付いたのです。どうせ昨日となんら変わること無いだろう、今日は止めておこうか・・・。でも、定点観測と銘打って続けているのだから・・・。脳裏をかすめる二つの思い・・・。それはやっぱり戻って撮ってこまければいけませんよね。モモちゃんは“どうして戻るの?”って嫌がっているのです。モモちゃんの頭の中は、帰ったら朝食が待っている、それしか無いのですから。
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『今朝の雷門』
 今年の三社祭は5月18日(金)19日(土)20日(日)の三日間です。それに先駆けて、浅草神社奉賛会より、今年の宮出しと本社神輿渡御に関しての「定め」が出され、昨日は報道説明会が開催されました。

1.氏子44ヶ町に所属する町会役員、青年部、担ぎ手を始め総ての浅草神社奉賛会傘下の者は、各町渡御中も含め如何なる場合も理由の如何を問わず本社神輿に乗ることを禁ずる。

2.浅草神社宮頭の指揮下にある鳶頭は、本社神輿庫入れ時及び有事の際を除き、理由の如何を問わず本社神輿に乗ることを禁ずる。
3.浅草神社奉賛会並びに浅草警察署に誓約書を提出して宮出しに参加を認められた神輿同好会に所属する担ぎ手は、如何なる場合も理由の如何を問わず本社神輿に乗ることを禁ずる。
4.浅草神社奉賛会傘下の者、鳶頭、上記同好会所属の担ぎ手等の内、何れかの者が上記各定めに違反して神輿に乗ることがあれば、『次年度以降の浅草神社例大祭において、宮出し・宮入りに際しての違反の場合は宮出し自体の中止、本社神輿各町渡御に際しての違反の場合は本社神輿各町渡御時の該当町会の朱引図の削除』を含む重大な罰則を適用する。
尚、浅草神社奉賛会傘下の者、鳶頭、上記同好会所属の担ぎ手が担いでいる最中に、他の者が神輿に乗った場合も同様とする。即ち、同じ神輿を担いでいる最中に何人たりとも神輿に乗ることがあれば、その神輿を担いでいる者の連帯責任とみなす。

 今、祭同好会の連中は、この通達に対して、例年提出を義務付けている宮出し・宮入りに際する参加規約遵守の誓約書への署名を拒否しているそうです。天気晴朗なれど波高し、いったい今年の三社祭はどのような結末となるのでしょう。どうであれ、宮出しが中止されることが無いように願うばかりです。
 詳細は「浅草神社」ホームページをご覧ください。
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『今朝の一写』
 モーニング!大きな荷物を持って旅行しているんですね。ホテルまではもう少しですが、ここでちょっとお休みです。浅草が好きで何度も来ているそうですよ。今回はいつもよりも長めの滞在なので、繁華街の外側の浅草を中心に廻ってみるといってました。都市工学の研究家なんですって。偉いですね。
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『今朝の境内』

 「東京マラソン」の旗も無くなってしまった仲見世通りは造花の桜と確定申告の案内だけが目立っています。
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 朝の境内では、浅草で生活をする人々が無表情な影を引きずって歩いていきます。ご主人の動きを地面に忠実に再現しながら着いていく影を見ながら、「影を引きずる」ってあまり良い意味で使われない言葉なのだ、そう感じてしまいました。「不幸な影を引きずる」「孤独な影を引きずる」「戦争の影を引きずる」、暖かい陽気に付きものの影、しかし言葉になると光をさえぎって暗い部分をつくる悪魔のような響きを持ってしまうんですね。考えてみたら、あほまろは毎朝、影をひそめて写真を撮っている影のような人間なのかも。
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 浅草寺を訪れる観光客が持っているバッグの中で特に目立っているのがこのディズニーランドのバッグなのです。みなさん東京観光のコースには必ずといって良いほどディズニーランドが入っているのでしょうね。これで、
 墨田区に東京タワーが出来たら、ディズニーランドのように誰が見ても解るシンボル的なバッグを考案しては如何でしょう。その頃の浅草寺境内で如何に目立っているか。
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 三社祭が行われる浅草神社です。一見平和なこの敷地ですが、三社祭には一変してしまうのですよ。
   写真3
 淡島堂の梅もそろそろ終わりに近付いてきましたね。
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 きれいに修復された橋本薬師堂です。この建物は、浅草寺境内で六角堂と共に最古の建物なのです。
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 話題の少ない今朝も自転車コレクションにお付き合いください。
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 寒い朝と暖かい朝、自転車に乗っている方の態度からも判断できるようですね。
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 なんとなくポカポカ陽気を感じますでしょ。
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 小さな自転車。これは流行の折り畳み式なのでしょうか。折りたたんで電車にも乗れるので、駅前に放置しなくても良いのです。みんながこれになれば、駅前が平和になるのですけどね。
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 お蕎麦屋さんのおばちゃん。“何撮ってるの?”、って、おばちゃんが走ってるところを撮りたかったんだよ。わざわざ停まってくれましたよ。
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 六区興行街を走るおねえさん。ニューヨークではアイポッドを聞きながら自転車に乗るのも条例で規制するそうですね。何事もアメリカの真似が格好良いと思っている石原都知事、ニューヨークの条例を真似ないようにお願いしたいですね。
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 大人しく信号待ちをしている柴犬です。モモちゃんよりもかなり大きいですね。モモちゃんは他の柴犬に比べて小さいので、いつも豆柴と間違われるのです。れっきとした本筋の柴犬ですよ。なんたって日本の中心日本橋の三越製なんですから。
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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 昨日は、二月歌舞伎公演を観にいってきました。演目は「仮名手本忠臣蔵」の通し狂言です。通しといっても、観たのは夜の部だけでしたが、サスガに名作だけあって何度観ても面白いお芝居ですね。
 特にあほまろが好きな段は、五段目「山崎街道鉄砲渡しの場・二つ玉の場」、たった一言“五十両”、まるで錦絵から抜け出したかのような山賊の斧定九郎が好きなのです。出演者は4名とイノシシ一匹だけ、お芝居としてはつまらないので弁当時間に充てられたと伝わるこの段のほんの端役だった斧定九郎という悪役を有名にしたのは中村仲蔵という方だったのです。今では、“五段目で、生き残れるのはイノシシばかり”なんて言葉も残っているほど「仮名手本忠臣蔵」の中で外せない段になってしまったのです。
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 公演中の写真撮影は禁じられているので、休憩中の様子を撮ってみました。みなさんお弁当タイムです。
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 毎年2月17日は、歌舞伎座で、恒例のお稲荷様「二の午祭り」が行われます。歌舞伎の世界に「稲荷町(いなりまち)」という言葉があります。江戸から明治にかけて良く使われた言葉のようですが、最下級の役者をさす言葉です。端役やぬいぐるみの動物専門の役者で、雑用係も兼ねていたそうです。語源は、色々な説がありますが最も有力なのは、楽屋に祀った稲荷大明神の隣りに楽屋があったことから出たとか。
 五段目で登場するイノシシも代々「稲荷町」の方が演じているのでしょうね。
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 「二の午祭り」には歌舞伎座一階東側のお稲荷さん付近にお馴染み地口行灯が掲げられます。
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 くわいとしらずに十たべた(お前と知らずに戸を立てた)、このシャレ解りますか。
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 こちらは伝法院通りの地口行灯。「二の午祭り」とは無関係に年中飾られていますよ。
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 ア〜楽しかった。月に一度の歌舞伎観劇、これがあほまろの生き甲斐なんですよ。早く浅草でも常設で歌舞伎が観られるようになって欲しいですね。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数75枚
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