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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年2月15日 (木) 旧暦12月28日先負

- 薄ピンク -

日記写真


『今朝の浅草』
 浅草の仲見世では今日から桜が満開に咲き誇りました。といっても、造花ですけどね。今月初めにお正月飾りが無くなった後、何も無くなって寂しい仲見世でしたが、昨日のやって来たのか来なかったのかは解りませんが、とりあえず「春一番」も吹いた次の日から絵に描いたような「春」が来てくれたんですね。

 朝刊によると、象庁は関東から九州にかけて春一番を観測したと発表されているようです。「最大瞬間風速は千葉で30.2メートル、横浜で28.3メートル、東京都心で22.0メートルを記録。暖かい風の影響で気温も上がり、都心では午後六時半に一七・三度まで急上昇した。」とういうことは、東京でも吹いたってことなのでしょう。夜半のことだったようで、せっかくの春の気分を感じることが出来ないまま「春」になってしまったんですね。それと、東京都心で初雪観測前に春一番が吹いたのは観測史上初めてのことだとも書かれていました。

 散歩に出て、初めて昨夜の「春一番」が都心で22.0メートルを記録したって証拠を目の当たりにしました。雷門通り沿いの舗道上に駐輪された自転車が軒並み倒されているのです。おまけに、壁や掲示板に貼られたポスターやお店の看板も飛ばされてしまったところもあるのです。「春一番」って響きだけ菊と風流で可愛らしいネーミングですけど、やることは激しいんだね。
 
 ♪雪が解けて川になって 流れて行きます
  つくしの子が恥ずかしげに 顔を出します
  もうすぐ春ですねぇ
  ちょっと気取ってみませんか・・・


 気分は薄ピンク色の今朝は、ちょっと気取って散歩です。何が気取ってかは良く解りませんけど、風が吹いて暖かさを運んできたのですから薄着で散歩してきたってことかな。ど〜だ、寒くないぞって気取ってたのかもね。でも、ポカポカのうちポカだけの「春」は感じましたよ。モモちゃんもナナちゃんだって、暖かくなってきたのを喜んでいるような朝だったのです。
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 五重塔の前でひっそりと佇む梅「おもいのまま」、ようやく開いてきましたね。これが開くと梅が終わり桜を呼び寄せるのです。
   写真00
 毎朝、写真を撮っているこの蕾はいったいどんな色の花を見せてくれるのでしょう。蕾から顔を出した花びらは白ですが、中から紅色も見えています。花びらごとに違った色で咲いてくれることを期待して待ち続けましょう。週末までには全体像が見えるようです。
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 この木の上の方に、一昨日から咲いた一輪の花は真っ白ですね。
   写真00
 こちら(右側)は、花びらが薄いピンク色になってきました。
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 二色の色を使い分ける「おもいのまま」、咲くまで解らない神秘の梅です。まるで、分かるようでわからない男から見た女心のようにも見えてきませんか。
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『今朝の雷門』
 なぎら健壱さんが、都電荒川線沿線の下町風景を撮影した写真集「町のうしろ姿−都電沿線2006年夏」を出版し、今日から20日まで新宿の紀伊国屋書店本店四階の紀伊国屋画廊で写真展が開催されます。今夜は出版を記念し、いとうせいこうさんとのトークショーも開催されます。ご覧に鳴りたい方は、「浅草通信・網」の詳細をご覧ください。

 「今朝の雷門」は、いつもの場所から20メートルほど離れたところから撮った雷門です。この通りにまだ駐車場が無かった頃には、雷門の看板を入れるのに都合が良かったので、いつもここから撮っていました。その頃はもちろん、右側の駐車場の入口も無く、車道がもっと広かったのです。そのもっと前には、ここにも路面電車が走っていたのですよ。
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   写真000
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『今朝の一写』
 急げ〜!遅刻するぞ〜! といっても、まだ8時前ですよ。暖かくなると子ども達も元気になりますね。
 他の通りでは桜が咲いているというのに、ここ伝法院通りだけはまだお正月飾りのままなんです。昨年もかなり遅くまで付いていましたね。
  写真1
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『今朝の境内』

 薄ピンク色の桜はソメイヨシノを模したのでしょうね。この半月間殺風景だった仲見世が一気に明るくなりました。初夏の深緑も良いけど、この薄ピンク色って「新」の感じがしませんか。「新学期」「新学期」は桜のイメージなのでもちろんですけど、あほまろはこの色を見ているだけで「新陳代謝」が良くなるように感じるのです。
   写真2
 今朝の浅草寺。
   写真3

 今日は「涅槃会」なので、堂内には「涅槃図」の掛け軸が掲げられました。「涅槃会」は、釈迦三大法会のひとつで、お釈迦さまは紀元前383年、80歳で亡くなった命日なのです。臨終を見守る弟子達に向かって「あらゆるものは、うつろいやすいものである。怠ることなく精進せよ」と、最後の言葉を残して入滅していったのです。この絵はその時の様子を描いたものなのです。
 お釈迦さまの三大法会は、この他に「花まつり 4月8日 誕生の日」「成道会 12月8日 悟りをひらいた日」があり、それらの日にも本堂内に特別な絵が掲げられるのです。
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 春が到来した今日の空、晴天の良いお天気ですが、北の空だけが曇ってました。北国では大雪の予報が出ていますので、お気を付けください。
   写真3
 「涅槃図」を見に来たのでしょうか。今日、お詣りをされた方はみなさん「さとり」が開かれた姿と見て取れるってか。あほまろとモモちゃんもお釈迦様の「さとり」にあやかってきましたよ。
   写真6 
 浅草神社の桜です。蕾は膨らんできましたけど、触ってみるとまだ堅いようです。
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 真上から見た蕾です。ここから薄ピンクの花が出てくるのですね。楽しみです。
   写真7
 浅草神社です。モモちゃんのような柴犬が居ますね。
   写真9
 こちらは淡島堂の梅の花です。
   写真10
 昨夜の雨で花びらが濡れてます。
   写真11
 
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 春の日の自転車コレクション。 
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 昨夜の雨が溜まった浅草神社の境内です。
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 伝法院通り。
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 目が痛くなるほどの逆光を走ってくる自転車も良いですね。六区通り西側からです。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数116枚
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